世界観の少し重要な単語集

比較的頻繁に登場する本作の世界観に関する単語を集めてみました。


【魔法に関する言葉】

  マナ:酸素のように自然が生み出すエネルギー。

  魔力:全生命が持つ生命力が、エネルギーとして発露したもの。

  魔法:マナと魔力が反応しあい、自然現象を再現したものや結果。

  魔術:魔法を正しく再現するため、もしくは効率的に運用するための技術。

  属性:マナ及び魔法が発露する自然の性質を4系統8種に分類したもの。

     <火系統>火・光  <水系統>水・氷  <風系統>風・雷  <地系統>地・樹

      ※光属性について

       この属性は、火(光源)から発生した光と、自然光を含めた光源から発生した影を含める。

  特殊な2属性:

   『聖』浄化や退魔・正義や秩序、慈愛などの人間の考える善が力となったもの。

      治癒の力はこれに分類される。

   『闇』呪いや怨念、人間の負の感情など邪悪とされるものが具現化した力。

      この属性の魔法は、禁忌扱いとなっており、法律などで使用や学習が禁止されている。



【聖魔大戦】

 現在から約200年前、天上に住んでいたと言われる『聖』の精霊たちと、魔界と呼ばれる地底のさらに向こう側に住んでいたと言われる『闇』の精霊たちが、“地上”で行った大規模な戦争。

 主戦場となった地上だけでなく、両陣営の本陣である天上及び魔界までもが破壊しつくされ、世界が崩壊する寸前まで陥ってしまった。



【無彩色の世界】

 聖魔大戦の影響により、すべての色や明暗が消え去り、グレースケールのような白と黒の濃淡だけが表現された自然現象。

 また色がなくなったのと同時に、自然エネルギーであるマナも消失してしまった。

 これにより、マナと魔力を媒介にした魔法という技術が一切使えなくなり、それまであった日常が破壊されたことにより、絶命する人々まで現れた。

 絶望を表現する代名詞ともなっている。

 

 第一段階

 天上と魔界が破壊されたことにより、『聖』の精霊達が管理していた“太陽”と、『闇』の精霊達が管理していた“夜闇”が消え去り、明暗がなくなったことで目に映る色と濃淡だけが表現された。


 第二段階

 地上にいた残りの『火』『水』『地』『風』の精霊達は、自分たちの生存を守るために、故郷である精霊界へマナと“色”を持って逃げてしまい、地上との境界を閉ざしてしまった。

 これにより、世界から色が消え去った。



【聖人サクリスと聖サクリス教】

 無彩色の世界を奇跡の力で終わらせ、色とマナを取り戻した聖人サクリスを教祖として崇め、サクリスの行いを世界に残すために作られた宗教を聖サクリス教と呼ぶ。

 現在は、世界最大の国家であるサイぺリア国の国教ともなっている。

 教えは『奇跡と愛を万民に』であり、聖人サクリスが区別も差別もなく、万民に奇跡と愛を与え、世界を救った時のように、誰にでも手を差し伸べよという、博愛の教え。

 教えに倣い、孤児院や積極的な炊き出しなどの慈善事業や、癒し手(ヒーラー)や退魔師(エクソシスト)を派遣する救援事業を行っている。



【マーセナリーズ・ネスト】

 主人公たちが所属する傭兵派遣会社。

 市民が自力では解決できない案件を、対価を頂く事で行きうける何でも屋状態であり、金銭報酬の確約(担保はOK)があれば、どんな依頼も受け付ける冒険者ギルドに似た状態となっている。

 冒険者ギルドと違うのは、傭兵となるための条件(=採用試験)が厳しめであり、誰でも登録できるというものではない、精鋭選抜の武力集団となっている。

 また、各国の軍事兵力に属することなく、圧制を強いられえることなく、独自の思考・権限の名の下に戦闘活動を許可された国家の認可組織。

 構成員は、傭兵もしくは社員と呼ばれる。

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