ケアレポ2  ○○ヘルパーは実在した?!

 何だか、耳障りな自称関西人からバトンタッチしました。


 熱意はあるんですけどねー。

 あのお祭り体質がねー。


 いや、大事なんですけどね、そういう人間も。

 デイサービス出身のせいか、とにかく盛り上げるの大好きな人で。


 時々、ちょっとウザイんですよね。



 あ、デイサービスってのは、簡単にいうと日帰り老人施設、っていう感じ?


 半日とかもあるんですが、大体多いのは朝から夕まで、お昼御飯食べながら過ごす場所ですね。

 今は逆に夜間利用するナイトデイ(って、おかしなものですが。こういう不思議な和製英語が介護業界には多いですね。ロングショートステイなんて)とかもあります。


 単純に言えば、入所施設が食う寝る住む、という日常生活の場所なら、デイサービスはお出掛けしに来るところ、って性格が強いんです。


 そのせいか、レクレーションとか、とにかくイベントに力が入っている気がします。

 場所にもよるんでしょうが、私の知る限り、デイサービス出身の介護士はお祭り人間が多いですね。

 私はどっちかと言うとケアホームや特養(特別養護老人ホーム)などの入所施設での経験が長いので、イベントも大事だけど、お祭り騒ぎに夢中になりきれなくて。

 まあ、色んな利用者さんがいるように、スタッフも色んな人間がいるんですよ。



 で、本題。

 なんちゃら探険隊、みたいなタイトル。

 ○○って何が入るのかと言えば?


 その前に、なんでこういう話になったかというと。


 結構昔、介護士=ヘルパーを、題材にしたドラマやってまして。

 かなりイケメンな介護士が、出てたんですよね。

 で。


「あんなヘルパーさんいるなら老後はそこに入りたいわ♪」


 なんて知人友人に冗談半分に言われたりしたんだけど。


 実は、います。


 超、は微妙だけど、それなりのイケメンなら。

(ついでに言えば、カワイイ女の子ヘルパーも、いる)


 例えば。


 おひさまユニットのAくん(仮名)22歳。



 ま、一見、チャラいです。


 入って来た頃は、腰パンとか(それもジャージで!)やってたんで、


「そんな格好してるとズリ下ろすよ!」

 とか半分本気で注意されたりして。


「○○さん、ズボン下ろしちゃえー!」


 って、利用者のおばあちゃんけしかけたら、ホントに下ろされちゃって……直りました。


 うち、一応明るすぎる茶髪は禁になってるので、気持ち明るめの茶髪。ピアスは仕事中外してます。


 髪の毛は最近短めにしたけど、この間まではライオンみたいにボサボサでした……。


 で、そんなんだけど、顔が……イイ。


 結構イケメン。


 オグリとフクヤマを足して二で割って、ちょっと崩した感じ。


 おばあちゃん達が恋人にしたい(って、ホントに本気で言うんですよ。私の彼氏よ、って)ナンバー3くらい。





 まあ、トップはねぇ、やっぱり中身も必要なんですよ。


 経験、というか、口説き方?(笑)


 伝説のS主任(転勤しちゃったけど)は、サカイマサト顔負けの笑顔で、


「○○さん、一緒に散歩しましょう(はあと)」


 とかなんとか、言いながら、リハビリ拒否してたおばあちゃんを難なく引っ張りだしちゃうもんで。


 今でも「口説きのS」って、話題に出ます。


 ナンバー1どころか、殿堂入りですね。



 ところで。


 おばあちゃま達は男性介護士を結構外見重視で判断するのに対して。


 おじいちゃま達は、あんまり関係ない様子……私の経験では。


 別に、統計とった訳じゃないですが(笑)


 大体、まず気が利いて、かつ当たりがソフトな人が人気ですかねぇ。


 やさしい、とかじゃなくて、声かけたら、「はーい♪」って、にこやかに立ち止まってそばに来てくれる人。


 Mさんなんて、丸々して、超おばちゃんだけど、とにかくニコニコしていて、男女問わず大人気。


 よくおじいちゃま達に「財産やるから後妻に来てくれねえか」ってプロポーズされてます(笑)Mさん、旦那様健在ですけど。


 まあ、現代風美人のDさんだって、よく気がつくし、働き者で、勿論人気者ですけど、どっちかというとご家族から「息子の嫁に!」っていう縁談がよく舞い込みます。


 後輩のHさんは、ホントにそれで利用者のお孫さんとの縁談が舞い込み、結婚してしまいました。



 まあ、ともかくも、やっぱり笑顔が大事ってこと。


 あと、必ずしも異性ならいいってわけじゃないです。


 詳しくは次のレポートに繋ぎますね。

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