第16話 ありがとう
瓦礫に躓き気を失う。
もしかしたら僕が思っていた以上に僕は連れていたのかもしれないと僕は少し反省する、自分の体を疎かにしては、いけない。
僕は思い出す。
今までのことを
自分が大切にしていた妹のことを
そして僕が少しずつ惹かれていっていた彼女のことを。
僕は思い出す。
そして僕はこの世界、くらい世界を孤独に生きることを決意した僕を少しだけ恨む。
こんなにもみんなが僕を支えていてくれたというのになぜ僕はそれにきずかなかったのかと。
僕はなんでひどい人間なんだ。人間として出来損ないだ。
何が共存をしたくないだ。
僕は誰よりも共存していたじゃないか、僕はそれから、事実から目を背けて、何が、何が、何が、、
こんなにもみんなが僕を見てくれていて、僕を支えていてくれたというのに、それに今頃気づくなんて。
自分は愚かだ。
僕は目を覚ます。そして瓦礫の破片をとり
「ごめん、妹を頼むよ、僕は、そしてありがとう」
僕はニカっと笑ってそう言って自分の首に瓦礫の破片を突き刺した。
なんとも人間として愚かなのだろうか、友達に全て押し付けて
しかし、僕にはそれしか出来なかったのだ。
これが本当のバッドエンドというやつか。
恋愛協奏曲 @Musutangusu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます