第10話
僕は、放課後残っていた。
課題を出さなければならなかったためだ。
なので、田中くんは、先に帰ってもらった。
「ふー、課題出して、一人で帰るのって、なんだか楽しい!」
僕がルンルンと歩いて帰っていると、遠くの方に、なにやら、「ん?、ん?、ん!?」
「た、倒れてる!?」
僕は、自分のめを、思わず疑ってしまう。
目を何度も何度も擦る。
こ、こういう場合、どうすればいいんだ、救急車か?救急車だよなでも、その前に
「大丈夫ですか!?」
僕は彼女の元へ、走り出していた。
「大丈夫、大丈夫、こけただけだから」
僕はそれを聞き、ホッとしたのと、もう一つ懐かしいと思ってしまった。
この声、この顔、、、
「な!?矢野 凪沙!?さん」
僕は思わずびっくりしていた、この高校にいるとは知ってたけど、、
「そんなにびっくりしないでよ!こないだLINE送ったじゃん」
確かに送られてきたけど、、、
「あ、ああ、うん、でも、こんな出会い方は、流石にビックリするでしょ!」
「そんなに?」
彼女は、笑いながら言う。
「あ、怪我してるじゃん、大丈夫?」
「大丈夫大丈夫、私絆創膏持ってるから」
「そ、そう、、」
僕達の会話は、途切れてしまった。
「じゃ、じゃあ」
「また今度ね!今度はゆっくり話そうね!」
「う、うん、、」
僕は自分を殴ってやりたい、この女の子と話してたら、すぐに話を終わらせてしまう癖、、
「ぐあああああああ」
僕は家に帰って、ベットに当たっていた。
物に当たることは、悪いことである、そして、何も意味がない、そんなことは、分かっているが、分かっているが、、、
「ぐああああああああ、ぁぁ、、、、僕ちゃんと話せていただろうか、」
だんだんと、弱気になっていく
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