第7話

僕は鳥肌が立っていた。この空気どうにかならんのか、と僕は卵のしろみを混ぜながら思っていた。

昔のように、ついこないだのように、紬は、ツンツンしていた。ほんと、王道のザ妹かのように。

そして今さっきからお母さんも全く喋らない。「うぅ、、、」

僕はとてもとても、いにくい、今さっきから紬僕を睨んでるし、ぽこぽこ蹴ってくるし。地味にちょっと痛いし。

そんな感じで、ホットケーキが完成した。


ちょっと焦げているが、匂いはとてもいい匂いだ。

「はい、ナイフ」

「ふん!」

そう言うのか、息なのかわからない感じで、 僕の持っていたナイフを強引みたいな感じで取り、自分のホットケーキを6等分する紬。

「はい、バターと、シロップ」

またも同じようにとり、たっぷりと、つける。

「「「いただきます」」」

ちょっと不機嫌そうに言う、紬やはりまだ、、

「ん!美味しい!」

僕は突然隣から聞こえた声にビクッとして、フォークを落としてしまった。

「ど、どうし、」

「お兄ちゃん、これすっごく美味しい!カンナと言ったお店よりも美味しいよ!」

「お、おう」

と言った瞬間、通知音が鳴った。

「見ないでいいの?」

「どうせ田中くんか、加崎くんでしょ?だからご飯食べた後でいいの!」

「ふーん」


急に来た通知の内容と、その人物を見て僕はびっくりしていた。

「がが、」

まさかこの人からのとは、思いもしなかった。

だって、あれからずっと連絡がなかったのだから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る