第8話 厳しい罰を

リアを使用人室へ連れて行った後

プロメテウスは足早に厳罰室へ向かった。


「これより、ここにいる二花用人の

厳罰を決める。女官長報告を」


「はい、王様。この者達は注意をした

にも関わらず一週間以上持ち場の

仕事を怠りました」


「仕事を怠った上、新人用人に怪我を

させるとは、言語道断!よって

ここにいる二花用人全員の花を

剥奪し、洗濯室に異動させる。

優秀な用人六名を二花用人へ

昇格させよ。女官長異議はあるか」


「いいえ、ございません。

処罰権を行使し、二度と同じような

ことがないよう努めます」


二花用人達は怯えていた。洗濯室は

使用人室・武官室・王室といった全ての

室から洗濯物が入ってくる為一番忙しい。

また、花が無くなるので新人用人に降格

となり、仕事の量がかなり増えるからだ。


「以上、閉廷とする」


新人用人達は女官長の部屋へ連れて

行かれた後、リアを打った新人用人は

杖で20回以上打たれることとなった。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る