あとがき
はじめましての方ははじめまして、他作品を読んでる方はご無沙汰しています。改めまして空白とかいてあきしろです。『フィクション』を無事最終回に持ってくことが出来ました。ショートショートというジャンルに挑戦してみたのですが、難しく少し方向性が変わってしまったかも知れません。
挑んだ理由ですが、私は基本的に物語に必要な情報をその都度流れに任せてバッと書いてしまうことが多く、長くなりすぎたり短かったりして、それの制御のためです。なので、なるべく説明を省けて短い形状で話を終われる童話や昔話を題材としました。(題材にしただけで路線が似てるだけの全く違う話だけどね)話は昔にアイデアとして考えてたのを改めて直した感じなので、あまり響いて貰えなかった感は拭えないし、最後の急展開はさすがに馬鹿な仕方だったかなと思います。心残りはあるもののお話自体は自己満足してるのでそれでいいとも思っています。
この作品のことで少し付け足しというか裏話をするとこの作品にでてきたいい感じのフレーズは私の思ってる思想であり言葉です。そして、いじめなどの胸糞な状況は今まで私の経験してきた出来事に近しいものです。だから、正直各々の主人公は私の分身のようなものです。
主人公について触れておくと、聖羅は悲惨だった過去の私の前に現れ欲しかった救世主でした。美しく冷淡でいて自分の見方となってくれる人。でも、それを崩す出来事をする。彼女のしてることは決して裏切りではないし本人もそうは思っていません。彼女は多くを言わないだけなのです。あと、聖羅と灯の関係は恋人で間違えありません。ちなみに灯は元々本当に兄のまま進めていこうと思っていました。
締めになりますが、少しでも興味を持って見ていただいた方ありがとうございました。アルファポリスで『ま×ま』の繋ぎで載っけてたやつですが、自分が童話好きなのもあり、気が向いたら番外編的なのを書こうかなと思っています。
最後に作中に出した物語を簡潔に書いたものをのせます。ぜひ本家も読んでみてね。
『人魚姫』…ディズニーで『リトルマーメイド』が有名なそれ。恋の代償に声を取られ、その努力が叶うのがディズニーですが、本家は恋が叶うことはなく人魚は海の泡になってしまいます。
天岩戸…日本神話のやつ。天照様が天岩戸に引きこもってしまうけど、周りの人が外がどれだけ楽しいかを言って彼女を外に引き出す話。ボカロ好きなら『神のまにまに』と言うのがそれに当たるのでチェキ
秘密の花園…両親をなくし叔父に引き取られたメアリーは、叔父の屋敷で塀に囲まれた一角を見つける。そこは亡き叔母が生前大切にしていた庭園だ。しかし、今は荒れ放題でメアリーはそこを蘇らせる。病弱な従兄のコリンはそれ見たさでついに…(ちなみに私は中3までこの話を知らなかった。)
みにくいアヒルの子…これもディズニー作品がある有名なそれ。実は美しい白鳥だったという話。作中にも書いたが幼少期は貧乏で大人になり人気作家となったアンデルセンは自分にヒナを似せて書いたと言われている。(諸説あり)
シンデレラ…ディズニーで知らない人はいないくらい有名なそれ。いじめられていたシンデレラは王子様と結びつく、童話にある典型的なハッピーエンド。実は怖い童話とかでもよく知れられている話で、ペロー童話とグリム童話で話が少し違ったりする。
赤ずきん…「どうしておばあさんの口は大きいの?」「それはお前を食べるためだよ」で有名なやつ。個人情報を不審者に言いふらすやばい女の子の話。ちなみにこれもペロー童話とグリム童話で展開が違う話の1つ。ちなみに作中はペロー童話の方をイメージして作った。
青髭…青髭を生やした男がいた。そいつの奥さんはよく疾走することで有名だった。実は、奥さんに鍵を預け、絶対に開けては行けないという部屋を言う。そこを開けると歴代奥さんの死体が。現奥さんはそれを青髭に気づかれ…といった話。ペロー童話では割と珍しいハッピーエンドのやつ。(バットエンドタイプもあった気がする…)
はだかの王様…オシャレ好きの王様にこれは正直者にしか見えない服というものを着せる。実はそんなものはなく裸で過ごしてたので国の笑いものになる。死を覚悟してもらうかもしれないけど、お付きの者誰か言ってやれなかったのかと思う。
星の銀貨…貧乏な子が自分より貧乏な子や困ってる人にお金や服をあげる。なんにも無くなったその子の善行を感心して神がその子の元に星を降らせる。その星はお金になって彼女は裕福に暮らすことが出来たという話。貧乏人が貧乏人に物乞いをする世界。しかも、神様は死ぬ間際までその女の子を助けてくれない。いい話風だと思うけど私はその考えがぬぐえないのです。
小人の靴屋…靴屋の店主が寝てる間に小人がせっせと靴を作ってくれちゃう話。猫が自分から手を借しに言ってるような感じ、正直羨ましいけど実際あったら怪奇現象でだいぶ怖い。
オオカミ少年…狼が来たぞって嘘ついて村の人を呼ぶ行為を繰り返してたら本当の狼が来た時対応してくれなかったって話。最近では対応してくれちゃったりする絵本もあるみたい。助けちゃったらその少年のためにならないと思うけどね。
よだかの星…名前が鷹に似てるからというだけで鷹に殺されかける夜鷹。夜鷹は殺されることを嫌がるが自分も虫を殺して食べてると思うと嫌になり星になろうとする。宮沢賢治の優しくも暗い世界感が出てる作品だと思う。
南総里見八犬伝…千葉県を舞台とした里見家復興物語。話自体が長いのでぜひ読んでみてとしか言えない。私はこの話が大好きなので下手にカットして伝えきれないのが悔しいのでそうさせて欲しい。
フィクション 空白メア @akisiro-mea
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