第二十五話 幸福な喪失。 下
「んっ、はぁ、
こんな
自分から履いていた下着を脱いで僕の手をスカートの中に引っ張る。
淡藤の秘部は軽く触るだけでクチュクチュと音を立てている。
「淡藤、あの、実は僕、こういうの初めてで。」
「だいっ、あっ、じょうぶぅ、私も、全然したことない、からぁ。もっと触ってぇ。」
困惑しながらもその紅潮して蕩けた表情に当てられて言われたままに手を動かす。
「あぁ、あああああ、ぎもぢい。おぉお、ぐる、ぎちゃう!」
普段出さないような下品な声で喘いだかと思うと、ビクビクと体を震わせて体を預けてきた。
柔らかい胸の感触が気持ち良い。
「私ばっかり気持ち良くなってごめんね。今紬にもしてあげるから。」
「え、うわ。」
そう言うなり淡藤は僕の物を手で愛撫しだした。
反応して体が震えてしまった、恥ずかしい。
「どう?痛くない、大丈夫?」
「うん、大丈夫。」
人にしてもらうのってこんなに気持ち良いんだ。
『えーそんなのできるの?凄すぎる!』
「わ、びっくりした。蓮ちゃんの声かー。」
「ね、完全に忘れてた。楽しそうだね。」
本当にびっくりした。
二人とも興奮していて周りが見えなくなってた。
「あ、ちっちゃくなっちゃった。」
「うん、驚いたからかも。」
冷静になったらあっちの方も落ち着いた。
やっぱり二人きりでもないのにこんなことするのはまずいよな、今日はもうやめたほうが良い気がする。
「淡藤ありがとう、気持ちよかった。」
「でも紬まだイッてないよ、嫌だった?」
「嫌じゃないけど、下に二人もいるし。」
「うん、そうだよね、ごめんね。でも無理、あーむ。」
「あっ!?」
温くヌルッとした感触に包み込まれる。
「な、んで淡藤!」
「ほへんへ、へほははんへひはひ。」
「うぅ、咥えながら話さないで、それやばい。」
さっき手でしてもらったのも気持ちよかったけど、口でさらるとすぐ限界が。
淡藤の下が裏を舐め上げるたびに腰が勝手に浮いてしまう。
「ん、ああ。」
淡藤は僕のものを舐めながら自分で自分を慰めてる。
こんな姿見せられながら舐められたらもう堪えられない。
「ごめん淡藤もう出る……。え……、なんで?」
淡藤が舐めるのをやめてしまった。
なんで?もうすぐだったのに。
「はぁっ、はぁっ、もうちょっとだけ我慢してね。」
そう言いながら淡藤はまた僕の上に跨り、自分の秘部に僕のものを擦り付けている。
クチュクチュと音を立てながら今にも入ってしまいそうで、それにもうこの刺激だけでイッてしまいそうになる。
「ねえ紬、入れたくない?私はしたいよ。」
「でも……、っ!?」
「時間切れ。」
ーーグチュウ。
その淡藤の声と同時に一気に挿入された。
熱くてグチュグチュして纏わりつくようにウネっている。
「ああぁ、待って紬、中でビクビク今だめ、届いちゃってるから!そんな奥こちょこちょされたら、いっ!!!」
再び淡藤の体が震えて中が急に締め上げてきた。
「淡藤、やばい出る、うっ。」
快感が体の端々まで走って精子を中に注ぎ込んだ。
「……。」
「……。」
僕の初めては情けないものだった、けど好きな人と繋がれて幸せな時間だった。
しばらく二人とも抜きもせずに抱き合ったままでいた。
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