第82話Myself
向かい側の蕎麦屋の前でお袋が若い男とイチャついてる。
最終的に2人は腕を組んで駅前へ向かう。
まあお袋はルックスイケてるからああいう若い男はすぐ捕まるよね。
自分もラブホ明けだけに生々しい。
大先生も外出は明日までらしい。
また病院に戻る。
大先生の肌の感触がまだフツフツと体に残ってる。
セフレになるのかな。俺は。
まあ今は神奈子と別れて自由の身なので誰と寝ようが勝手だよな。
早く大人になりたい。
18歳じゃ何か子供扱いされるからせめて22歳くらいになりたい。
あと4年か、長いね。
しかし39歳の母親が道端で若い男とイチャついてる所見せられるとなんか虚しい。
本当にこんなんいいんだろうか、我が家は。
家のローンもまだ何十年かは続くんだろうし、親父は何を考えてるのか……。
今日は夕陽がいつも以上にオレンジ色だ。
今の平和がどのくらい続くか、保証はない。
離婚はしてほしくないな。
しかしカウントダウン状態と言える。
嵐の前ぶれなんだろうか……。
2021(R3)10/18(月)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます