君ゆきし、我もゆく

第83話アーリー・モーニング

テレビを点けっぱなしにしてゴロ寝してしまったようだ。

目覚めると夜中の1時。

中途半端な時間に寝てしまった。

失敗……。

枕元のラジオを点ける。

丁度ニュースがやってる。

気象情報、交通情報、CMを挟んで昔の歌謡曲が流れる。

ラジオを聞いてるとボケないと言うおじさんがいた。

実際そのおじさんは70を超えてるので、ある程度は当てになる。

そのおじさんの影響というわけじゃないが、この1、2年ラジオを聞く習慣ができた。

聞き始めるとテレビよりダイレクトに頭に入ってくるのが分かる。

これはいい習慣かもしれない。

ロックミュージックの評論本を途中まで読んでたので、また開く。

ロックと言っても今現在ではなく1970年代ロックの本である。

今現在のロックって何があるんだろう？

イマジン・ドラゴンやジョナス・ブラザースあたりなのか？

ロックが死語になる日が来るんだろうか……。

今のビルボードのトップ10でジャンルとしてのロックは1曲もない。

エアロスミスやレッド・ホット・チリペッパーズやザ・フーなどの正統派ベテランのロックグループは解散はしてない。

もうこういった高齢のバンドに頼るしかないのか？

フー・ファイターズやメタリカ、AC/DCもまだ頑張ってる。

もうロックはネタがないのかな？

ハードロックとか今あまり流れてないし、聞かないなあ。

時代に逆行してレッド・ツェッペリンを流す。

やはり最高だ。

レッド・ツェッペリンの9枚のオリジナルアルバムは所持してる。

ロックグループで唯一コンプリートしてることになる。

BOOK OFF で500円で買えてしまう所が凄い。

「BBCセッション」とライブ「永遠の詩」と「伝説のライブ」「ベスト・マザーシップ」あと再結成ライブ「祭典の日」この5枚は持ってないが、多分親父が持ってるはず。

ブート盤は何枚か持ってるが、全て音楽オタクの友達 高梨高明（たかなしこうめい）から譲ってもらったものだ。

朝っぱらからツェッペリンとは景気がいい。

さて中間テストが迫ってる。

本気モードでやるべ。

2021(R3)10/19(火)