北雄が向かい側の列車に乗って去ってしまう。

慌てて線路を跨ごうとするが、列車は過ぎて行く。

ハッと目が覚める。

五宮フレイユは汗だくになってる。

すぐにシャワーを浴びてスッキリする。

ついに夢にまで出てくるようになったか。

景川北雄……。あの男のことを……これ以上……う〜ん。

まだ朝6時。

フレイユは机に向かい勉強を始める。

まだ学校まで充分時間はある。

首席桐蔭一馬の牙城は崩せないだろう。

しかし東郷院にだけは負けたくない。

生徒会長の座を勝ち取ってやる。

会計の木野崎八重子は暫く登校してない。

このままだと進級出来ないかもしれない。

五宮、東郷院、木野崎この3人の中から時期会長が決まるだろう。

全て生徒会長西園寺霧風の判断次第ということか……。

景川北雄は朝から立川駅周辺を歩いていた。

いつも思うんだがなんで日本車のデザインは野暮ったいのか？

どうしてもランボルギーニの車のカッコいいデザインと比較してしまう。

もう少しどうにかならんものか……。

自分でデザインしてみるか……。

立川のTSUTAYAで物色する。

買えやしないのにレンタル落ちのDVDを見てる。

多分財布の残金は3千円くらい。

1か月乗り切れるわけがない。

また前借りだな。

スマホが鳴る。

なんと神奈子からだ。

2021(R3)10/6(水)

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