第3話過ぎし日々
思えばよく18年も生きてきたもんだ。
忘れもしない12歳の時に男と女の交わりを目撃してしまう。
オナニーを覚えたのは小六の時。
初体験は15歳の時。
相手は神奈子ではない。近所の好き者の若妻である。26歳くらいの人で、セックスのなんたるかを1から100まで丁寧に教えてくれた。大先生と言えよう。
もう29歳になってるはず。しばらく会ってない。
今年は春が長い。朝早く散歩に出る。
大先生と関係があったのも春先だった。
濃密な時間を過ごしていたものだ。
15歳とはいえ30年分くらいの時間の密度があった。
15歳の夏、満天の星空の下で大先生と鎌倉の海辺で交わった時、自分の人生は短いだろうなと実感した。
確か果てた後に花火が上がったのである。
大先生はまだまだイケてるナイスバディを揺らしながら絶頂に達した。
18歳になりたて、まるで36年生きてる気分である。
そういや、昨日神奈子が変なメール寄越してきたな。A組の仁科がどーのこーの。
正直に言えば仁科はかなり好みの女である。
18歳離れした巨乳と172cmのグラマラスなボディ。セックスの相手としては最高と言えよう。
精神性を別にすればだが……。
上等高校正門前で案の定仁科がふんぞり返ってる。
俺が来たことを確認したらしく、少し口元が緩んだ。
相変わらずのナイスバディ。
一体何の用なんだろう?
2021(R3)5/8(土)
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