第206話 東京3
国産の高級セダンが店に横付けになった。
俺は直ぐにドアを開ける。
「いらっしゃいませ、中へどうぞ」
客を素早く店の中に誘導して、車のドアを閉める。
「お疲れ様です。お後30分で上野までの予定です」
送迎車のドライバーに予定を伝えておく。ウチの店は送迎車数台を複数の店で契約している。言っても言わなくても結果は同じなのだが、先の状況を把握できる事に問題は無いだろうと俺は考えてドライバーに伝えるようにしている。
「ああ、今の時間なら鶯谷駅の方が早いよ」
「それじゃあ、その時にお客様と相談願います」
「了~解」
ドライバーは軽く手を上げていなくなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます