品出しさえも終わらない日

たまにですが、大量に入荷があるときがあります。


そんな時、前は残業してでも出すという方針でしたが、方針転換後は売れ筋商品は見えるくらいまで

それ以外は少なくなっているところだけ出す。ただし、納豆豆腐などは可能な限り出す。

というふうになっています。

それにより、品出しを終えた後は前出しをして、きれいな状態にして翌日を迎えます。


まあ開店前には、第1便が来てそれを出すこともあるので、そのままの状態で開店するわけではありませんが

第1便の対象となっていない部分については、そのまま開店を迎える可能性が高いです。


日配の麺の優先度を落とし、冷食とアイスを手厚くしたのは、日配の麺は第1便にあり冷食アイスは第2便で到着するためですね。

朝、麺はまだ手を加える可能性があるが、冷食アイスには手を加える可能性が低いため、前日の夜までに出してほしいということですね。


ということで、冷食アイスは品出しと前出し終了までが夜の品出しに求められるところです。


で、最初の行に戻って

たまにですが、大量に入荷があるときがあります。

いや、セールとかで大量入荷があるのはよいです。平常運転です。

大量入荷が重なると地獄が待っています。


冷蔵庫に入りきれない量の要冷商品や、冷凍庫に整理されずにとりあえず山積みしただけであろう、アイスや冷食の山。

そういう状況を見ると、「あーー 今日は無理だな」と思ってしまうわけです。


その場合、どこかを捨てます。

言い方悪いですね。 どこかを諦めます。


「定番品出し バックヤード整理 前出し 欠品補充」これらはどれも必須。

「品薄商品の補充 加食のストック棚からの補充」が優先度落とされます。

とはいえ、必須さえもままならない状況もあります。


前は残業して対応していましたが、今は残業抑制(定時に強制終了)が入っていますので、どこか手を抜かざる負えない時もあります。


先日はそんな日でした。

冷食アイスに回す時間が1時間強あることが多いのですが、先日は営業終了まで30分程度の残り時間。

そんな時に限って、冷凍庫の中がどう整理したつもりなのかわからない状況。

メンバー集結し一気に対応・・・・・パタッ



「本日はご来店いただき誠にありがとうございます。」



品出しさえも終わらずの日。

負けた気分でした。

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