第6話

引越しも終わり、いよいよ新天地で頑張るぞ、と意気込んでいた。

しかしなんだか体調がすぐれない。

いつもならお酒を呑んで寝るのだが、嫌な予感がした。

君に心配はかけたくなかったので、黙って病院へ行った。

精密検査をし、結果は2週間後。


新しい環境で君はとても不安定になっていた。

僕も体調の事があり、君に優しくできないでいた。


病院へ結果を聞きに行った。


病名は難しかったが、


覚えているのは

放っておけば、あと1・2年で命が尽きる事。


あぁ

今までのツケがまわってきたのか…


その日は家に帰れなかった。


朝方、君が待つ自宅へ帰ると

眼を真っ赤にしていたね。

ごめんね。

本当にこんな僕でごめん。

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