秩序無き力、あるいは正義なき好奇心

沈黙を破ったのは、燈慈の軽い声だった。


「ま、そんなやばい技術なら手に入れたいと思う奴も当然居るってこった。俺達に研究データの奪取を命令した奴もその1人って訳だな。」


その言葉に影人は首をかしげる。


「命令、ですか?依頼ではなく。僕たちが最初に無力化した人たちは月里製薬からの依頼と言っていましたが・・・。

まあもちろん本当に月里製薬の出した依頼だとは思っていませんが、外部からの依頼という点は確かだと思っていたのですが。」

「そんなに難しい話じゃねえ。あのおっさんたちに依頼をしたのが俺たちの上ってだけの話だ。・・・ああ、お察しの通り、月里製薬からの依頼ってのはフェイクだぜ。」


燈慈の答えに今度は修善が口を開く。


「君たちの上、というのは?上司か何かか?」

「まあそんな解釈で問題ねえな。別に会社ってわけでも、俺たちが部下ってわけでもないんだがな。」


含みのある言い方で答えた燈慈に、修善は顔をしかめる。


「はっきりしないな。なんでも答えてくれるのでは無かったのか?」

「いや、そうしたいのはやまやまなんだがな。・・・つーか俺たちの上の話がそんなに重要か?」

「当然だ。『皇喰』の存在は学園でも最重要機密なんだぞ。その存在や特性を知っている集団がいるなど大問題もいいところだ。早々に特定して対応しなければならない。」


修善の言葉に、燈慈は無言になって考え込む。

少しの沈黙の後、燈慈は口を開く。


「・・・わかった、全部話すぜ。」

「ええっ!?ダ、ダメだよ、お兄ちゃん!」


突然それまで黙っていた緋刀美が叫ぶ。


「なんでこいつらにそこまでしてやらなきゃなんないのさ!大体、そんなことしたらお兄ちゃんが・・・!」

「やめろ、ヒトミ。」


厳しい声で燈慈は緋刀美を制止する。兄のその声に緋刀美はハッとなり口をつぐむ。


「ま、お前の気持ちもわかるが・・・俺としは『奴ら』に一泡吹かせてやりたいんだよ。」

「でも・・・でも!」


見る間に緋刀美の目が潤み、声が震えていく。そんな妹の頭を燈慈は乱暴に撫でる。

その突然の事態に修善は狼狽する。


「お、おい、一体どうしたんだ?まるでそのことを話したら死ぬかのような態度じゃないか。」

「まるで、じゃねえんだなこれが。」

「一体どういう理屈で・・・」

「それを言ってもアウトなんでな。爆弾とかじゃないから安心しろよ。・・・ま、あんたらは気にすんな。つっても俺が言えんのは名前くらいだと思うけどな」


燈慈のその言葉に陽炎が頷く。


「ふむ、まあ名前だけでもないよりはましだろう。」

「ははっ、容赦ねえなアンタ。」

「だが、得られる情報がそれだけなら別に今ここで言う必要もないだろう。」


陽炎はそういうと緋刀美を指す。


「別れを惜しむ時間くらいはあるだろう。今日はもう時間も遅い。一晩くらいなら待つが?」


陽炎の言葉に、しかし燈慈は首を振る。


「いや、時間を置いたら覚悟が揺らいじまう。俺だって別に死にたいわけじゃない。この場の勢いで言っちまわねえと、もう踏ん切りがつかなくなるだろうよ。」

「そうか。なら覚悟が出来たら言うと良い。」


それだけ言って陽炎は黙る。

修善はそんな彼女を呆れ気味に見やる。


「・・・君はつくづく人間味がないな。まあ、少しは慈悲の心があるようだが」

「別に私も積極的に死んでほしいとは思っていないが、情報が欲しいのは事実だからな。」


表情も変えずに答える陽炎とため息をつく修善。

影人は先程から無言で考え込んでおり、白葉は琴音に遊ばれている。


「き、キミたちおかしいよ!人が一人死ぬかってところなんだよ!?なんでそんなに平然としてるのさ!」

「落ち着けよヒトミ。そもそも俺たちはここに襲撃に来たんだぜ?この学園の奴らが俺たちの心配をしないのは当然だろ。」

「だからって、こいつらは・・・っ!お兄ちゃんが命を懸けてまで情報を話そうとしてるのに、ふざけてるようにしか見えないよ!馬鹿にしてるとしか、思えないよ・・・!」


泣きながら緋刀美は叫ぶ。そんな妹の姿に燈慈は困ったように頭をかく。


「こんな適当な奴らのためにお兄ちゃんが死ぬなんて、嫌だよ・・・!」

「・・・ヒトミ。俺は自分のために、そうしたいと思ったから話すだけだ。」


そういって燈慈は影人達に向き直る。


「・・・よし、待たせたな。覚悟はできたぜ。」

「そうか。録音の準備はできている。聞き漏らすことはないから安心しろ。」

「そりゃどうも。無駄死にせずに済みそうで何よりだぜ。」


蜻蛉に手渡されたICレコーダーを手に燈慈は苦笑する。


「さて・・・。あ、ヒトミのことよろしくな。無理に俺たちの上のこと聞こうとしたりすんなよ。」

「言われずともわかっている。・・・私はこれでも君の勇気ある決断に敬意を払っているつもりだ。」

「別にそんなのいらねえよ。」


そういうと燈慈は一度大きく息を吐く。


「ふう・・・。さて、今世に別れを告げるとするか。じゃあ・・・元気でな、ヒトミ」


燈慈はレコーダーの電源を入れる。


「あ、あー・・・よし。・・・今回の襲撃を俺たちに命令し、『皇喰』の研究データを奪うように命令した奴らの名は・・・」


燈慈が軽い調子でその名前を言おうとした瞬間。


「ダメーーーー!!!!」


緋刀美が燈慈に飛び掛かり、その手からレコーダーを奪った。


「痛ってて・・・ヒトミ急に何を・・・」

「あいつらの情報を言うだけなら、私でもできる・・・!今回何をするかは聞かされてなかったけど、あの下種共の名前を言うだけなら私にもできる!!」

「っ!やめろヒトミ!」


慌てて燈慈が緋刀美の手からレコーダーを奪おうとするが、緋刀美は身をよじり抵抗する。二人が暴れたことで二人の着ていた服が乱れる。


と、その時。それまで無言で考え込んでいた影人が突然立ち上がる。


「玄、電気を消して。」


その言葉を聞いた玄は目にも止まらぬ速さで保健室の電気を消した。

突如部屋は暗闇に支配される。その闇の中、影人の声が響く。


「『束縛スル影布シャドーバインド』」

「なっ・・・」

「きゃあ!」


暗闇の中から燈慈と緋刀美の悲鳴が響く。

突然の影人の行動が理解できず、琴音たちは狼狽する。


「か、影人くん・・・?突然どうしたの?」

「先程、燈慈さんの話を聞いてからずっと考えていたんです。これほどの学園から機密情報を得るほどの情報収集力。

逆に、情報漏洩を防ぐための過激な手段。そして燈慈さんの一泡吹かせてやりたいという発言。・・・1つだけ、心当たりがあります。」

「え、そうなの?でもなんでこのタイミングで・・・」

「情報があれだけでは確信が持てなかったんです。ですが先程、お二人が少し激しく動いた時に見えたもので確証を得ました。・・・お二人共、突然拘束してしまい申し訳ありません。落ち着きましたか?」


影人の問いに、暗闇から答えが返ってくる。


「落ち着いたっちゃ落ち着いたけどよ。今は別のことで混乱してるな。」

「何これ、どうなってるの!?身体が全然動かないよ!」


その声を聞き、影人は苦笑する。


「万が一お二人のどちらかが話してしまった時のために動きを止めさせて頂きました。光が強くなったらその拘束は解けるので安心してください。・・・玄、電気点けて。」


影人がそういうと、再び部屋の電気が点いた。突然拘束が解け体勢を崩した二人を銀が支える。


「うおっと・・・。」

「大丈夫ですか?一応体に負担がかからないよう気を付けたつもりですけど。」

「あ、ああ、それは問題ねえけどよ。しっかしアンタ、一体どういうことだ?俺たちの『上』に心当たりがあるってのは。」


燈慈は緋刀美を一度ベッドに寝かせると影人に問う。


「普通に生きてるだけじゃ絶対に関わることがない世界の話だと思うぜ。」

「とりあえず順を追って説明と確認をしましょうか。まず僕が確信を得る理由になったものから確認しましょう。・・・燈慈さん、あなたの首の後ろにあるものを見せてもらえますか?」


影人のその言葉に、燈慈は今までの軽い雰囲気の表情から真剣な顔になる。


「アンタ・・・まさか・・・」

「燈慈さんにもいろいろ言いたいことはあるでしょうが、話はそれからです。緋刀美さんもいいですか?」

「・・・分かった。ヒトミ、お前も後ろ向け。」


燈慈はそういって緋刀美を促すと、二人で後ろを向く。そして燈慈は自らと緋刀美の服を少しずらした。それによって露わになった二人の首の下部には、


「やはり、間違いありませんね。」


林檎を象った外枠の中に番号が書かれている入れ墨のようなものがあった。

そこに書かれている番号は燈慈が[012]、緋刀美が[013]となっている。

その見慣れないものに、琴音が疑問の声を上げる。


「影人くん、これは一体なんなの?」

「今回の襲撃を行ったある『研究所』が検体に刻む識別証・・・のようなものです。」

「・・・え、いや、ちょっと待って?今の一言の中に聞き逃せない言葉がいくつかあったのだけれど・・・」

「あ、すみません。今のほとんど結論でしたね。とりあえず燈慈さんの持っている、というか話せる情報と一緒に確認していきましょう。」


影人の発言を聞き、燈慈が苦笑する。


「おいおい、そこまで知ってるとか、アンタ一体何者だよ。ったく、俺が命を張ってまで教えようとしたことは無意味だったんじゃねえか。俺が話しちまったらどうする気だったんだよ。」

「正直、その時はその時だと思っていました。僕の予想が間違っていれば情報が必要でしたし、正しければ対応できることはわかっていました。」

「・・・アンタ、ほんとどこまで知ってんだ?」


苦笑を通り越し、呆れ気味に燈慈は言う。

そこで、やっと驚きから回復した修善が影人に問う。


「・・・彼が情報を話そうとしたらどうなっていたのだ?」

「前もって設定されていた洗脳の能力が発動し、自ら命を絶つことになっていたでしょうね。まあその場合は先程の能力で拘束して動きを止めるつもりでしたが。」

「・・・なるほど、精神干渉系の能力か。一定条件で発動するようになっていた、というところか。」


修善はそこで一度ため息を吐く。


「ふう・・・。全く、学長から君に事件について話をしろ、と言われたときは何を言っているのかと思ったが・・・。こういうことだったのか。」

「学長先生がそんなことを?」

「ああ。そうでもなければ君に『皇喰』の存在など教えない。・・・まあこの話は後だ。今は事件の話に戻るとしよう。」


そう修善に言われ、影人は頷く。


「では、まずこの話の中心となる『研究所』について話しましょう。まず、この研究所は一体何なのか。簡単に説明しましょう。

そこは、いつ頃から存在するのか正確にはわかりませんが、少なくとも50年前にはもう本格的に活動していました。この研究所は表立って研究することのできない危険な違法研究を行っており、世界各国に支部を持っています。

行われている違法研究の最たるものは強力な兵器人間を造ることです。乳幼児の段階から様々な人体実験を行い、洗脳に近い教育を施す、といった感じですかね。」


そ言葉に琴音は燈慈と緋刀美を見る。


「二人もそんな実験受けてきたの?」

「・・・ああ、そうだぜ。」

「でも、あなた達には良識があるように思えるけど・・・」

「俺たちの教育係をしてくれた人がまともな人でな。常識的なことはその人から教わったんだ。・・・まあ、今思えばあの人はスパイか何かだったんだろうな。」


そういうと燈慈は自らの首を指さす。


「俺たちの名前もその人がつけてくれたんだぜ。あそこじゃ番号で呼ばれんのが当たり前だからな。」

「・・・なるほど『十二(とうじ)』に『ひと』ですか。・・・いま、その人は?」

「さあな。急にいなくなったんだよ。スパイ活動を終えたのか・・・消されたのかはしらねえがな。」


燈慈の言葉に、それまで黙っていた緋刀美が口を開く。


「あの人がいなかったら、ボクたちは悪いことが何なのかわからないままただの人形になってた。今は命令に逆らえないけど、でも心まで悪くは絶対にならない。それがきっとあの人への恩返しになると思うし・・・今度会った時ほめてもらえると思うんだ。」

「・・・そうだな、ヒトミ」


燈慈は笑顔で緋刀美の頭を撫でる。


「さて・・・話を続けてくれや。俺もイエスかノーで答える分には問題ねえからよ。」

「わかりました。では次はこの研究所の目的と名前を確認しましょう。

もともとこの研究所は、各国が表立ってできない研究をするために作ったものでこれといった目標はありませんでした。しかし、長い時間の中でいつの間にか一つの漠然とした目的ができたのです。

それは『最強の存在を作り出し、異界を含めたすべての世界を支配する』というものです。」


その言葉に守善が呆れたような顔になる。


「それはまた大層というかなんというか・・・。だいたい何故そんな突拍子もない目的が生まれたのだ?」

「僕もまだそこまではわかっていない・・・というか恐らくあの研究所の人間ももう理由なんて知らないんじゃないですかね。」


影人の視線を受け燈慈が頷く。


「そうだな・・・俺もその目的については知ってるが、その理由については聞いたことねえな。」

「やはりそうなんですね・・・。では、目的についてはここまでにしましょう。次は名前についてです。これも初めは特定の名はなかったのですが・・・その目的が浸透し始めてから誰ともなくその研究所の名を決めたそうです。」


そういうと影人は先程陽炎が使っていたホワイトボートを全員に見える位置にもってきて、そこに文字を書いた。


「これが・・・研究所の名前です。」

「『創世機関』・・・?」


琴音のつぶやきに影人は頷く。


「ええ。『創世機関』、通称Genesisジェネシス。これが今回この学校を襲撃した集団の名前です。」

「・・・ああ、間違いはない。・・・つーか、アンタ確実に俺より詳しいぜ。ジェネシスについては俺も知っていたが、創世機関なんざ初めて聞いたぞ。」

「まあ『創世機関』の名を使っているのはこの国だけですからね。恐らく各国ごとに呼び方はあるのでしょうが、どこでも共通してジェネシスの名は使われていますから。」


影人の所持する情報の量に燈慈はお手上げというように両手を挙げた。

そんな燈慈に影人は苦笑を向ける。


「僕がこの情報を得たのは大分前なので、今もその通りなのかは自信がありませんでしたが・・・間違いないようで何よりです。」

「・・・しかし、実際にそこに対する対処をするとなるともう少し具体的な情報が必要だな。闇乃、その『創世機関』の場所はわからないのか?」


修善のその問いに、影人は頷く。


「ええ、もちろん知っていますよ。彼らの本拠地は隣の県にある空港の地下です。」

「・・・思いのほか街の中心に近い場所にあるのだな。もっと人里離れた山奥にでもあるかと思ったが。」

「あの辺り一帯は固定結界が張られていますからね。入口さえ気を付けておけば侵入の危険は低いんですよ。」

「固定結界、か。俺にはあまり関係がないから詳しくは知らないが・・・確か転移系の能力を封じる技術だったか。」

「ええ。造るのにかなりコストが掛かりますし維持費も相当なものですが、それがないと簡単に密入国できてしまいますからね。実際に過去、空港の中から直接飛行機に転移して、目的地に到着後に飛行機から空港に転移するという手法で多くの人が密入国した記録もあります。」


そこで、琴音が疑問を呈する。


「でも、それはおかしくないかしら?空港なんて最も警備が厳しい場所だと思うのだけど・・・」


その言葉に修善も同調する。


「俺もそこが疑問だな。創世機関というのは様々な違法研究を行っている組織なのだろう?なぜそんな国から簡単に見つかりそうな場所に・・・」


と、修善が何かに気付いたようにハッとする。


「まさか、すでに国はそれに気づいているのか?気付いていながら黙認しているということか・・・?」


その修善の言葉に影人は首を振る。


「いえ、正確には違います。ジェネシスは元々各国が表立ってできない様々な研究を行うために創ったものであり・・・その各国の中にはこの国も含まれているということです。つまりジェネシスはある意味この国の一部であり、過去の負の遺産です。」

「・・・なるほど。そうなってくると空港の存在すらその為の物なのかもしれないな。空港の地下に創世機関があるのではなく創世機関の上に空港を造った、といったところか。」


修善はそういうと深くため息を吐く。


「はぁ・・・想像以上に話が大きいな。適当な犯罪組織とかだったら話は簡単だったんだが・・・」


影人はそんな修善をチラッと見ると、燈慈に視線を向ける。


「燈慈さん、これからもジェネシスからの襲撃はあると思いますか?」

「・・・ああ、あるだろうぜ。詳しく話せなくて悪いが、俺たちのほかにも戦闘に特化した奴らは大勢いるからな。」

「・・・やはり、そうですか。」


それだけ言うと、影人は修善のほうを見る。


「修繕先生。この件、僕に、任せていただけますか?」

「・・・なんだと?」


突然の影人の言葉に修善は眉根を寄せる。


「国家が関わるほどの案件を一学生である君に任せろ、というのか?そんなこと容認できるわけが・・・」

「僕は『闇乃』ですよ、修善先生。」


修善の言葉を遮って放たれた言葉に、修繕はさらに怪訝な表情になる。

そんななか、琴音が今までで一番楽しそうな顔をする。


「守善先生、影人くんの家名、聞いたことあるんじゃないですか?」

「・・・なんだ?別に闇乃という苗字はそこまで珍しいものじゃ・・・」


修善の言葉が止まる。


「・・・おい、まさか・・・」


修善が信じられないものを見るような目で影人を見る。

その視線を受けて、影人はいつも通りの微笑みを浮かべながら口を開いた。


「ああ、ご挨拶が遅れましたね。では、改めまして。七霊家が一角、闇乃家現当主。闇乃影人と申します。」


影人は声も出せないまま口を開けたままの修善と、無表情のままの陽炎、そして不思議そうな顔をしている燈慈と緋刀美に優雅な所作で一礼する。


「以後、お見知り置きを。」


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