12枚目 Another Dimension・B面ー3 紗雪視点

雨「なぁ、風音?」

風「なに?」

雨「わかれよ?」

風「そうやね」

雨「じゃあ」



 ところは変わって、1面ボスの間の前です。ここにいるのは私と長雨のふたり。あとはボスの、

雨「リザードマン?」

雪「リザードマンです。それも4体」

雨「面倒そうだな。爆☆殺していい?」

 だめです。

雪「1体は残しておいてください。魔剤にします」

雨「あいよ。1体でいいんやね?」

雪「はい。よろしくおねがいします」

 長雨が跳んで、4体のうち1体を誘拐して帰ってきました。きたないさすが忍者きたない。

LZ「誰だお前!こんなところに連れてきて、どうするつもりだ!この卑怯者!絶対に許さないぞ!」

 あらあら知らないうちにこんなところに連れてこられて可哀想に。まあ私には関係のない話ですけど。

雪「まあまあそんなに荒ぶらないで、少しは落ち着いてください。それとこれは4人でいるあなた達が言えた道理ではないと思いますが?さて、あなたの質問にお答えしましょう。あなたにはこれから実験台になってもらいます。ついでに言っておきますが、拒否権はありませんのであしからず」


 3分後…


雨「はい、おしまい。なんかおぞましい悲鳴が聞こえてきたんだけど?まさか、なんかやったんじゃないでしょうね?ねぇ?」

雪「そのようなことあろうはずがございません」

雨「まあ、それもそうか。こんなに可愛い妹がこんなに残虐なことするはずがないからね。そう思っていた時期が私にもありました」

雪「ちょっと何を言ってるのかよくわからないですね。日本語でお願いします」

雨「Can you speak Japanese?」

雪「喧嘩売ってるんですね」

雨「ソンナコトナイヨー」

 はぁ。まあいいでしょう。

雪「次は2面ボスでしたっけ?」

雨「まあ、そうなんだけどさ」

 なにかやらかした顔。何かやらかしましたね。

雪「何したんですか?」

雨「ナニモシテナイヨー」

雪「まさか、『先に倒しちゃった(*ノω・*)テヘ』なんて言うつもりじゃないでしょうね?そうなんですねわかりました」

雨「おまちください!」

雪「怒ってないですよ?ただ、素材を取りに行くだけです」

雨「ハハッ(*‘ω‘ *)」

雪「ほう?素材も消し飛ばしてしまったと?」

雨「ソンナコトナイヨー」

雪「そうですか。じゃあ仕方がありませんね。次は3面のボスですか?」

雨「せやね。じゃあ行きましょ行きましょ」

雪「じゃあ、行ってきてください。飛ばしますね」

雨「?」

雪「いってらっしゃ~い」

雨「おーい?」


 …まぁ、長雨一人でもなんとかなるでしょうね。

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