第106話 元おじさん・・・仲間とくつろぐ。



 冒険者ギルドを出てからそのまま宿屋にチェックインして部屋の籠るとマヨヒガに移動した。


 そしてマヨヒガに到着すると直ぐにお腹が空く良い匂い漂ってくる、そのまま匂いに釣られて食堂に入るとテーブルには琥鈴が料理を並べていた!


 チャチャ達も料理にくぎ付けになり早く食べたいと眼で催促して来る、キラキラウルウルした眼で訴えられて一瞬赦してしまいそうになるが、琥鈴から『ダンジョン帰りで全員汚れているのでサッパリしてから食事にします!』とホワイトボードに書かれて、急いでお風呂場へと駆け込んだ!


 魔法で綺麗にする事も出来るが元日本人としてはお風呂で体をきれいに洗うと気持ちもスッキリするので余程の事で無い限りはお風呂で身綺麗にしたい。


 お風呂でサッパリとしてから食堂に戻ると、ホワイトホースも配膳を手伝っていて全員の食事準備が出来ていた。


 その後、『アバルナダンジョン攻略達成! ご苦労様会』と称して宴会を始めた!


 まずは、それぞれが好きな物を気が済むまで食べ始めた、正直かなりお腹が空いていて限界だった、あの匂いは反則です!


 特に皆が始めに口にしたのは、あの時約束していたレッサードラゴンの肉料理だった!


 今回は、ステーキとドラゴンシチューにレッサードラゴンのお肉が使用されていたが美味しかった!


 少し驚いたのはホワイトホースも普通に食事をしていた!


 他にも今回のダンジョン攻略で入手した食材を使用した料理が出されて、食べられる限界まで堪能した。

 

 お腹も十分に膨れ満足したのでソファーで寛ぎながらダンジョンで入手した物の整理をし始めた。

 

【40階層】

 ・魔石(中・大)

 ・各種金属インゴット:武具・道具の素材

 ・各種希少金属インゴット:武具・マジックアイテム・錬金術の素材

 ・各種武具:様々な武器・防具

 ・黄金の武具:純金製の武具、とても重くて脆いので調度品がおすすめ


 宝箱の中身もインゴットや武器・防具が多かった。


【41階層】

 ・魔石(中)

 ・キラータートルの牙:武器の素材・錬金術の素材

 ・キラータートルの爪:武器の素材・錬金術の素材

 ・キラータートルの皮甲羅:防具・錬金術の素材

 ・キラータートルの血液:錬金術の素材

 ・キラータートルの肉:高級食材

 ・グラトニーイールの粘液:錬金術の素材

 ・グラトニーイールの胃袋:マジックアイテムの素材

 ・グラトニーイールの血液:錬金術の素材

 ・グラトニーイールの皮:防具・マジックアイテムの素材

 ・グラトニーイールの肉:高級食材(調理法注意)


 宝箱の中身は元気になる食材や薬が多かった。


【42階層】

 ・魔石(中)

 ・バンジーモンキーの尾:マジックアイテムの素材

 ・バンジーモンキーの毛皮:防具・マジックアイテムの素材

 ・バンジーモンキーのぬいぐるみ:遊具

 ・壊れたコア(中)

 ・石球:大中小の真球体、表面はなめらかで光沢がある、用途不明


 宝箱の中身は42階層で採取出来る色々な素材が特殊な容器に収納されて入っていた。


【43階層】

 ・上級魔石(大)

 ・ミノタウロス・キングの角:武器・マジックアイテムの素材

 ・ミノタウロス・キングの皮:防具・マジックアイテムの素材

 ・ミノタウロス・キングの肉:高級食材

 ・炎爆のハルバード:アダマンタイト製、炎・爆発属性付与

 ・牛王の重鎧:アダマンタイト製、大きく頑丈で重い

 ・牛王のマント:豪華なマント、威圧感が増す


 宝箱には主に食材と厳つい武具が入っていた。


【44階層】

 ・上級魔石(大)

 ・ハイリッチの呪骨:武器・防具・マジックアイテムの素材

 ・ハイリッチの髑髏:武器・防具・マジックアイテムの素材

 ・不死の冠:装備中は不死状態に為るが次第に正気が失われていく

 ・死霊竜の杖:死霊竜の能力を使用出来るが精神抵抗に失敗すると一定時間肉体が支配される

 ・暗黒帝のローブ:非常に高い魔法補助機能を持つが暗黒魔法を習得していないと毎分HPが10減少してそのまま0になると遺体も残らず消滅する

 ・スキルオーブ:死霊術Lv1:死や魂魄に関する魔法

 ・スキルオーブ:暗黒魔法Lv1:漆黒の異界に関する魔法

 ・不死の秘薬:不死になる事が出来る秘薬(不死にはなれるが老化はする)

 ・スキルオーブ:不死LvMax:不死の体になるスキル(リッチに種族変化する)

 ()内は上位の鑑定スキルで無いと知る事が出来ない。


 宝箱の中身は妖しいマジックアイテムや怪しい薬、見た目が呪われていそうな武具が入っていた。(実際は一部を除き呪われてはいない)


 そして最後はダンジョンマスターからの贈り物だが、各種上級ポーションやエリクサーに秘薬、珍しいマジックアイテムや魔剣等の武具、貰い過ぎである。


 特に気になったのが休眠状態のダンジョンコアで、どう考えても他者に知られたらいけない物だ!


 ラヴィとしては「マヨヒガの在る空間に設置してしまうのが面倒が無くて良いですよ」と提案して来る。


 ただ今回のダンジョンでの収穫をどうしようか考え中だ、幾つかの素材はラヴィ指導の下、おじさんも錬金術やマジックアイテムの作製、鍛冶や魔法付与などの生産系もやってみたい。


 慌ただしかったダンジョン攻略から今度は市内観光でもしながらのんびりしたいと思っている。


 あ、ついでに近況報告がてら、神殿にお祈りに行くのも良いな~♪


 まぁ認識阻害を強めに掛けておけば問題ないだろう! 明日からが楽しみだ!

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