第64話 元おじさん・・・ヤル気を出す。
おじさん達は現在、20階層主部屋の前に居ます。
今回もレア個体なのでしょうか? ラヴィ
「解、可能性は高いと思われます、滅多に無い事ですから存分に楽しまれては
そうだな、折角の異世界! 消極的なのもつまらないな、生前みたいに面倒な人間関係で悩まされる事も無いし・・・この際、ダンジョン攻略を目指そうかな?
「認、言質を取りました! マスターがヤル気を出して頂いたので、これよりダンジョン攻略を本格的に始めます!」
あの? ラヴィ、おじさんさぁ、「目指そうかな?」って言ったよね。
「解、目指そうかな!と聞こえました、日本語での表現ですので曖昧ですが肯定したと捉えます。 さあ! マスターダンジョン攻略頑張りましょう!」
・・・あ~あれか、ラヴィはダンジョン攻略がしたかったんだ。
取り敢えず楽しそうだから、ラヴィの思惑に乗りますか。
「解、マスター我々には移動可能な拠点が在ります! 時間や物資の心配は在りませんので存分にダンジョン攻略をしましょう」
何だか、子供が
さて、目標も出来た事ですしレア個体コンプリートも悪くは無いか!
では、お邪魔します。 ドアをゆっくりと開けて中の様子を確認した。
室内に明かりが点いていなく、手前しか見えない状態だ。
仕方が無いので、部屋の中央に意識を置いて呪文を唱える(全員にサングラスを掛けるよう指示) 『スタンフラッシュ!』
呪文と共に階層主部屋中央から凄まじい閃光が発生する!
ブヒャヒイイイィィィィィィィ!
叫び声と共にゴロゴロと盛大に転がる、黒いオークが居た。
呪文の光が消えると共に室内に明かりが点いた。
「解、レア個体の様です、種族はブラックオーク、オークの系統別の上位種です。
ドロップアイテムも上位素材でお肉が美味しいそうです」
ほう、それは良い情報だ。〈スキル:神羅眼〉使用!
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【名 前】 ブラディー
【種 族】 ブラックオーク
【年 齢】 0歳
【性 別】 ♂
【状 態】 視力異状
【
【レベル】 40
【心体力】
H P:1600/1600
M P:600/600
S P:800/800
筋 力:400
攻撃力:400
体 力:400
防御力:400
知 力:200
精 神:100
速 度:100
器 用:300
魅 力:100
幸 運:10
【スキル】
・身体強化:Lv5 ・斧術:Lv5 ・咆哮:Lv5
・体当たり:Lv5 ・重鎧術:Lv5 ・重撃:Lv5
・体内強化:Lv5
【補 足】
・特殊条件でのみ発生するレアダンジョンモンスター。
・発生条件:初挑戦でダンジョンを単独(従魔、使役は含まれない)でオークを50体を討伐した状態で20階層の階層主に挑む事で条件が満たされる。
・黒魔鋼の戦斧と重鎧を纏ったブラックオークのレア個体。
・お肉が高級品で美味しい。
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耐久は高いが速さで翻弄すれば問題無いかな。
しかし、まだ
チャンスという事で良いのだろうか。
「解、マスター情けは無用です、只出来れば素材が損傷しない様に仕留めて下さい。」
じゃあ、魔法かな? 武器だとあの重鎧が邪魔だし。
「キサマー ヒキョウダ ズルイ ヤリナオシヲ ヨウキュウスル!」
おお、結構流暢に話すな・・・う~~ん。
「御免!無理です」
「ナゼ!」
「長引くと夕飯の準備に遅れるので早く食材を持って行かないと明日に持ち越されてしまうから・・・御免なさい。 そしていただきます!」
「ニャ~!」「ミャ~!」「ク~ン!」
「マ マテ! ハがびぼびべがぼぼ・・・・・・・」
「告、HP0を確認 直ちに回収します」
被害0だけれども、チョット酷かったかな?
「解、問題ありません、被害が無い事は良い事です、さあドロップアイテムと宝箱を回収しましょう」
元気だなぁ、まずはドロップアイテムは。
・ブラックオークの肉(各部位)
・ブラックオークの睾丸×2
・ブラックオークの皮
・ブラックオーク毛ブラシ
・黒魔鋼の戦斧
・黒魔鋼のインゴット×5
・上級魔石(小)
お肉は種類が在って良かった、それに毛ブラシの触り心地が良い。
後でチャチャ達にブラッシングしてやろう。
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【宝箱】:Aランク・罠なし・施錠あり
レア階層主討伐の報酬
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お、今回初めて施錠されているな。
「解、マスター宝箱を一度ストレージに収納して下さい、ストレージ内で鍵開けをします」
了解、指示通り宝箱を収納した。
「・・・鍵開け終了しました、ストレージから宝箱を出して下さい」
ストレージから宝箱を出して確認してみる。
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【宝箱】:Aランク・罠なし・施錠なし
レア階層主討伐の報酬
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鍵が開いてるな、良し中身は何かな?
・万能薬×7
・精力剤(錠剤)×20
・避妊の指輪
・男子の指輪
・女子の指輪
・スキルオーブ:絶倫Lv1
・特殊肥大薬(取扱注意)500㎖
精力剤は普通の滋養強壮の薬だな。
指輪はその名の通り女性が指に嵌める事で効果現れるマジックアイテムで避妊はそのままの意味で男女の方は受精時の性別の分別が出来るらしく以前ラヴィの言っていた王族貴族に薬と指輪セットで販売すると金額が倍増すると言う話が現実味が増してしまった。
スキルオーブはスルーで。
特殊肥大薬は塗り付けた部位が肥大化する魔法薬で用法・用量を厳密に守らないと大変な事になるお薬だ!
或一定層の男女に知れると奪い合いになるんじゃないかな、ムス〇とかオム〇とか・・・封印だなこれは。
良しこれで一段落下からサッサと21階層に降りて、マヨヒガにお肉を持って行かないと美味しいかつ丼が食べたい。 カツカレーでも可!
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