第49話 元おじさん・・・ドロップアイテムを確認する。



 強敵ゴブディンとの戦闘でおじさんは確かな成長を感じた、ありがとうゴブディン! 君との戦いは無駄にはしない。


「マスター、ゴブリンブレイブを回収していますが如何いたがしますか?」


 ・・・回収しちゃっていたのかぁ~。


「解、資源の有効利用です、その方が倒した相手も喜びます」


 し 資源って、まぁ 間違っちゃいないけれども、もう少しね!

 何というか、あ~言葉に出ない!


「マスター、お疲れの様ですのでドロップアイテムと宝箱を回収してから11階層に移動して人目の無い場所からマヨヒガに移動して御休憩しましょう」


 確かにMP・SPがカツカツです。

 ラヴィの提案通り回収を済ませ11階層へと階段を下りました。


 ・・・相変わらずの石造りです、マップを確認しながら人気の無い路地に入りゲートを開き帰宅しました。


「改めて便利な能力だよな、リスク無しの好きな所に設置出来る安全地帯なんて」


「安全な休憩場所の設置が出来るマジックアイテムはランクは高いですが多数存在します、発見されていないだけです。

 …マヨヒガに到着しましたので現在を持って警戒モードを解除します」


 行き成り唐突だね、まぁラヴィにはいつも助けられているけどさ。


「提案します、食事の準備が終わるまでにドロップアイテムと宝箱の整理をしましょう」


 本当に淡々と進めるね、助かるけども。


 ではドロップアイテムは、

 ・上級魔石(小) 

 ・ブレイブソード

 ・スキルオーブ:ブレイブハートLv1


 ラヴィ、説明よろしく。


「回答します、上級魔石は通常の魔石よりも純度の高い魔力を内包している魔石です。

 市場に出る事はほぼ無く、大抵はオークションか直接の買取となります。

 ちなみに上級魔石(小)でMP5千万から1億位には成ります。

 さらにストレージ内のゴブデインは10年間掛けて成長しているので上級魔石(中)に成っていました。

 ・ブレイブソードは勇者あるいは勇敢なる者が装備する事でその真価を発揮します。

 ・〈スキル:ブレイブハート〉は勇敢なる行為が発動条件で制限時間内にステータスが大幅に増加します。

 使用後はクールタイムが明ける迄再使用出来ません」


 中々凄い内容だな・・・あれ、ゴブデインが装備していたのはブレイブソードだったか?


「回答します、対物強化の魔法剣です。

 流石にダンジョンもモンスターの装備として用意する事は出来ないでしょう」


 ドロップアイテムなら良いんだ。


「回答します、上級魔石は固定ドロップでしょうが、他2つは激レアドロップアイテムです」


 もしかして、幸運値?


「宝箱が楽しみですね♡」


 ・・・〈スキル:神羅眼〉使用!


 —――—―—――――――—―――――――――

 【宝箱】:Aランク・罠なし・施錠なし

 レア階層主討伐の報酬

 —――—―—――――――—―――――――――


 ・上級HPポーション×5

 ・万能薬×2

 ・金貨500枚

 ・ルビー(大)×2

 ・ダイヤモンド(大)

 ・マジックテント(10人用)

 ・祝福の真珠のティアラ

 ・勇気の印

 ・ブレイブレオの革鎧


「確認しました、非常に良い品です」


 まずはポーション類は回復で使えるとして、金貨と宝石類はストレージに収納で良いな。

 ・マジックテント(10人用):見た目は普通のテントに見えるが内部は空間魔法で拡張されていて、10人分の寝具・空調設備完備・防御結界完備で収納用(オーブ)のマジックアイテムも付いている。


 ・祝福の真珠のティアラ:真珠をふんだんにあしらったティアラで装備した者に高い魔法防御・状態異常耐性・精神攻撃防御・幸運の付与をもたらす。

 

 非常に希少性の高い真珠のティアラ、たちまちあなたは注目の・・・幸運は付与されますが自衛はしっかりして下さい


 ・勇気の印:常に身に着けて自身の勇気を示し、印に認められると職業ジョブ勇者が習得出来る。


 注意、勇者は良く権力者に利用されますのでご利用は計画的に!


 ・ブレイブレオの革鎧:勇敢なる獅子 聖獣ブレイブレオの遺骸を使用した革鎧。

 物理耐性・魔法耐性・各種異常耐性・勇敢なる者・自動修復・サイズ自動調整

 装備スキル:覇気 使用可能


 鎧その物からかもし出す威風堂々たる風貌は味方も敵も引き付ける、常に戦いの中心にあなたは居る事だろう、その雄姿を示すために。


 どれも常に狙われる事が前提みたいになっているな大丈夫なのかこれは。


「回答します、相応の力を持てば問題ありません」


 物騒な話だなぁ。


 そんな事を考えつつ、使い道を考えていると 『夕食が出来ました。』 と琥鈴が知らせに来たのでここまでにして食堂へ向かった。


 夕飯の献立はカツカレー、アスパラとポテトのサラダ、ラッシーだった。


 おじさんはカツカレーは好物で、間にサラダやラッシーを挿む事でカツカレーの味を更に楽しめて非常に満足な夕飯だった、次はエビフライカレーが食べたいな。


 その後はいつもの入浴と就寝準備をして寝床に付いた。


 明日からは11階層からスタートだから気持ちを切り替えて攻略して行こう。


 それでは今回は中々ハードだったので疲れたよ。


 おやすみなさい。zzzz

 

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