第24話 元おじさん・・・ガチャを調べる。



 日本産の物が排出されました。

 光って演出が入ると内容が変わるのか?

「回答します、その可能性は在ります、ただその内ルドラガ仕様と日本仕様に別れるかもしれません。

 現在、試行錯誤中だそうですのでドンドン回して欲しいそうです」

 一体誰からのお願いだよ?

「回答します、日本の管理者神々からドゥジィン様に伝言が在りました」

 ・・・・・・伝言が来るんだぁ。


「提案します、マスターの残りMPは500程有ります。

 後、55連回せます、今後の事も考えて回しましょう」


 検証しておくのも悪くは無いか。

 ノーマルガチャを回すことに成ったが結果。

 ルドラガが4回、日本1回の結果に成り、やはり光って演出が入ると日本仕様に成るようだ。

 ガチャの成果としてはこんな結果に成った。


 _____________________


 ルドラガ

 鉄・木の棒:×13

 鉄・布(1m×5m):×4

 鉄・革手袋3組:×3

 鉄・布袋(中)×5:×2

 鉄・布袋(大):×3

 鉄・干し肉1kg:×3

 鉄・背負い袋(大):×1

 鉄・肩掛け革鞄(中):×1

 鉄・テント(1人用):×2

 鉄・木製食器セット(2人用):×1

 銅・鉄の剣:×2

 銅・スキルオーブ:剣術Lv1:×2

 銅・スキルオーブ:生活魔法Lv1:×1

 銅・スキルオーブ:ファイアーアローLv1:×1

 銅・胡椒1kg:×2

 銅・砂糖2kg:×3


 ___________________


 木の棒が多かった、まあ検証に使えるだろう。


 ___________________


 日本

 鉄・木刀

 鉄・ポテチのり塩(普)×5

 鉄・きのこ、たけのこ子袋入りチョコ大袋

 銅・焼肉のたれ500㎖

 鉄・こんにゃくゼリー大袋(各種フルーツ味)

 銅・コーヒーゼリー3個入り×5

 鉄・片手鍋

 鉄・軍手5組

 鉄・インスタントラーメンみそ味5袋

 鉄・インスタントコーヒー500g

 銅・寸胴鍋(アルミ)20L


 ____________________

 

 表に出せるのは軍手と片手鍋位かな?でも危ないかなぁ。


「なぁ、ラヴィこの結果見て思ったのだけど日本仕様の物って、マヨヒガの売店でほとんど入手出来るよね」

「回答します、ほとんど入手出来ます」


 そうなのだ、マヨヒガには売店がある。

 大体が日用品や生もの以外の加工食品、お菓子や飲み物、その他諸々もろもろ、他に必要な物が在ればレジカウンターの奥に設置して在るPCから商品の注文が出来る。

 支払いは、MP払いでレジカウンターに在る水晶球に触れてMPを必要分吸収されて支払われる。

 なので、若干ガチャと扱うメーカーの違いは在るがほとんど事足りてしまう、おじさんも大して気にしないし。


 ・・・! あっ、でもガチャには合成が在ったから性能を上げられるか。

 じゃあ、被った時に合成する為、カードのままストレージに入れて置こう。


 さて、次は合成の検証だ。

「ラヴィ、合成で注意する点はあるかい」

「回答します、以前説明した通りで特にはありません。

 ただ、〈解放〉してしまうと合成出来ないので注意して下さい」


 ではまず、必要なアイテムカードとスキルオーブを出して。

 ・木の棒×16

 ・木刀×2

 ・スキルオーブ:剣術Lv1×3


 まずは木の棒から、合成の前に鑑定を使用。

 〈スキル:神羅眼〉使用!


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 木の棒:硬くて丈夫な木の棒、〈解放〉時に長さが選べる(2m以内)

 (0/10)

 ___________________


 ふむ、次は木の棒のカードを合わせて〈合成〉と念じた、するとカードは一瞬光り1枚に成っていた。

 良し、〈スキル:神羅眼〉使用!


 ____________________


 木の棒+1:硬くて丈夫な木の棒、〈解放〉時に長さが選べる(2m以内)

 (1/10)

 攻撃力、強度、耐久、速度、命中、に+1の補正が付く。

 魔法付与が+1増やせる。

 固定ダメージ+1が付く。

 _____________________


 結構な強化だな、良しもう1枚。

 〈スキル:神羅眼〉使用!


 _____________________


 木の棒+1(1/2):硬くて丈夫な木の棒、〈解放〉時に長さが選べる(2m以内)

 (1/10)

 攻撃力、強度、耐久、速度、命中、に+1の補正が付く。

 魔法付与が+1増やせる。

 固定ダメージ+1が付く。

 ______________________


 ・・・もう1枚追加。

 〈スキル:神羅眼〉使用!


 ______________________


 木の棒+2:硬くて丈夫な木の棒、〈解放〉時に長さが選べる(2m以内)

 (2/10)

 攻撃力、強度、耐久、速度、命中、に+2の補正が付く。

 魔法付与が+2増やせる。

 固定ダメージ+2が付く。

 ______________________


 なるほど、強化の数字が増える程、同じ枚数のカードあるいはオーブが要ると言う事か、そして上限は10でMax。

 そして、Maxまで必要な数が主軸を入れてカードが56枚、オーブが55個、合成に必要な訳だ。

 強化したければガチャを回せと!


 取り敢えず、木の棒を今出来る限界まで上げてみた。


 _______________________


 木の棒+5:硬くて丈夫な木の棒、〈解放〉時に長さが選べる(2m以内)

 (5/10)

 攻撃力、強度、耐久、速度、命中、に+5の補正が付く。

 魔法付与が+5増やせる。

 固定ダメージ+5が付く。

 _______________________


 弱い武具でも強化すれば市販の武具より断然強くなると言う事だな。

 続いて、木刀と剣術を合成した。

 木刀+1は木の棒+1の説明内容とほぼ同じだった。

 スキルオーブは剣術Lv2にスキルレベルが上昇した。

 

 検証結果としては、ガチャを使用すれば強化された武具、レベルの高いスキルが手に入ると、ただし運が悪いと沼ってしまうと。


「回答します、全てが都合良くは行かないでしょうがある程度の強化は出来ます。

 木の棒を〈開放〉して魔法付与を施し強化してみますか」

「・・・そうだな、試せるなら試してみよう、後で〈開放〉してストレージに収納して置くから魔法付与してくれるかい」

「了解しました、マスターの御希望に沿った物に仕上げます」

「ありがとう、頼むよ」


「さて、ガチャに関してはこんな感じかな?」

「回答します、問題ないと思います」


「じゃあ、MPに余裕のある時は積極的に回して行こう」

「了解しました、排出された物に関してはストレージ内で管理していきます」


「よろしく頼むよ」


 大体の事はこれで良いかな、次は街に行く準備だな。

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