第25話 元おじさん・・・レクチャーを受ける。



「レクチャーします、マスター市街での一般常識を私が御指導します。」

「よろしくお願いします」

 

 内容としては、暦、貨幣価値、一般常識、裏常識、それら法の抜け道、ルドラガにおける知っていて損の無い常識を教えて貰えた。

 なお、忘れてもラヴィが随時教えてくれるらしいので安心だ、ラヴィマジ優秀!


 時間の表記日本と同じ1日24時間、1時間60分、1分60秒、神殿が管理しているらしい。

 年月日は表記が違っていたので間違えない様にしないと墓穴を掘り兼ねないので注意だ。

 1年364日13ヶ月、1ヶ月4週(28日)、1週7日となるが、表記が日本と違う。


 現在は、オルマ期3000年と呼ぶそうだ。


 日本で云う所の1月1日を此方の表記に合わせると。


 春の1月1週1日が新年の始まりになる。

 ちなみに曜日は無い、1ヶ月が1週から4週となり、1週が1日から7日で表記される。

 並べてみると、


 春の1月、2月、3月

 春夏の1週

 夏の1月、2月、3月

 夏秋の1週

 秋の1月、2月、3月

 秋冬の1週

 冬の1月、2月、3月

 冬春の1週


 季節の間に1週入れて、1年13ヶ月としている。


 現在は、春の2月1週3日だそうだ、間違えない様にしよう。


 次は貨幣について、通貨単位は統一されて居るらしく、通貨単位=パルと言うらしい。

 1パル=鉄貨1枚(1円)

 10パル=小銅貨1枚(10円)

 100パル=銅貨1枚(100円)

 1,000パル=銀貨1枚(1,000円)

 10,000パル=金貨1枚(10,000円)

 100,000パル=大金貨1枚(100,000円)

 1,000,000パル=白金貨1枚(1,000,000円)

 10,000,000パル=大白金貨1枚(10,000,000円)

 100,000,000パル=ミスリル貨1枚(100,000,000円)


 貨幣の製造管理は神殿の特殊部署が神々の代行としておこなっている(だからと言って神殿にお金が行く訳では無いらしい神々との契約で)。


 それって不味いのじゃないのかと思うが(政治的・社会的に)、神々が深く関わっている世界だけ在って貨幣を盾に不埒な行いや既得権益を貪れば、たちまち神罰が下り(容赦無いらしい)破門の烙印が刻まれる。


 そうなると、もう終わりで死んだ方がマシな目に合う(神殿から)、其れでも未だに勘違いする者がたまに出るらしい(人間だから)。

 

 貨幣の製造に関してももちいて製造するので、貨幣自体に特殊な力が宿り劣化しづらく鉄貨も錆びないらしい、神殿驚異の技術力神パワー

 偽貨幣製造は重罪らしいが未だに成功した試しが無いらしいくすぐにバレるらしい、それでも馬鹿は居るらしく毎年捕まるそうだ。


 白金貨はプラチナらしいが、プラチナの精製には、鍛冶の神か貨幣の神の力を借りないと現在では精製は難しいらしい。


「秘密ですが、ファーシスの生産工房の施設を使用するか、ストレージのレベルを上げてからならマスターでも精製出来ます」

 さらっと、爆弾をぶち込まないで!


 そんな、取り留めの無い会話?をしていると。

 !

 不意にソレは、おじさんに襲い掛かった!

 強烈な衝撃!!

 ・・・だが忘れもしないこの匂い!!!

 

 カレーだ!紛れも無いカレーだ!!おじさん大好きカレーライスだ!!!


 晩御飯は、カレーライスでした、豚肉牛肉混合の…素晴らしい。

 美味しかった、2匹と共にバクバクと食べた、御代りもした。

 気が付くと腹いっぱいで苦しかった、でも幸せだ。

 琥鈴にお礼を言い、そんな幸せに浸りながら市街へ行く準備を進めた。

 

「マスター、明日は此方の背負い袋を使用して下さい」

「了解、結構大きいねこれ」

 そう言って、鑑定してみた。

 〈スキル:神羅眼〉使用!


 __________________


 マジックリュックサック(微小):荷物が多めに入る背負い袋。

 ・容量2倍

 ・重量1/5軽減

 ・時間1/2軽減

 ・強度強化付与

 ・左右横にも収納在り(内部の温度が快適に保たれる)

 ・背面に小収納2つ(内部の温度を低く維持)

 ・偽装処理済み(古臭そうに見える)

 ・腰部に固定バンド付き

 ___________________


「説明します、出来る限り目立たない様にかつ機能性の良い物に仕上げました」

「これ、見る人が見ればバレるんじゃないのか?」


「その為に低い性能にしてあります、ストレージ内の物はとても表に出せませんよ」


「そう言えば、日本仕様のマジック背嚢3つ貰っていたな」


「回答します、ガチャで出たマジックバックよりも高性能です。

 でも、それは置いておいて、その為の物も収納して在りますから行動計画書をしっかり読んでおいて下さい」


「了解、後はここに置いてある装備を身に付ければ良いかな」


「回答します、下着と木の棒以外は、全て普通の装備です」


「木の棒仕上がったんだ、どれどれ」

 〈スキル:神羅眼〉使用!


 _______________________


 木の棒+5:硬くて丈夫な木の棒(1.8m)

 ・攻撃力:1

 ・耐久:(100/100)

 ・攻撃力、強度、耐久、速度、命中、に+5の補正が付く。

 ・魔法付与が+5増やせる。

 ・固定ダメージ+5が付く。

 ・強度小強化付与

 ・命中小強化付与

 ・自動修復付与

 ・貫通攻撃付与

 ・痺れ攻撃付与

 _______________________


 硬くて、回復出来て、イヤラシイ攻撃の出来る棒になったね!

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