第20話 元おじさん・・・続戦闘する。



「はぁ~、生き返るぅ~♪」

 おはようございます、元おじさんです。

 朝風呂中です、最高に気持ちいいです、温泉最高~。

 特にこの肌にピリピリ来る感じと体の芯から温まる心地良さ♡

 以前行った、温泉を思い出す、良かったなぁ~あの旅館、ぼろかったけどご飯美味しかったし、お湯は最高だったし(特にビリビリ来る感じ)、猫可愛かったし♡

 

 マヨヒガ生活3日目、ああっ引きこもりたい!

 昨日の晩御飯の親子丼と豚汁が美味しかった、食後に入った温泉は心地良くいい湯加減だった、驚いたのはチャチャとノワが普通にお風呂に入れた事だ。

 どうも、猫獣族に成った事で猫の時は駄目だったものが何とも無くなったらしい、食べ物で食べれないものが無くなるのは有難い。


 なので現在、チャチャと入浴中だ。

 ノワは女風呂で、さくらと琥鈴と一緒に入浴している。


「チャチャ湯加減どうだ?」

「にゃ~」

「そうかぁ、気持ちいいかぁ、いやぁずっとここで引きこもりたいな~」

「にゃ~にゃん」

「え~、冒険しないのかって」

「にゃ」

「ああ、狩りがしたいのかぁ」

「にゃにゃ」

「レベル上げやダンジョンかぁ」

「にゃう」

「ん~、約束事を守ってくれたら良いよ」

「にゃん!」

「それじゃ、

 1つ、命を大事に!

 1つ、仲間を大事に!

 1つ、自分を大事に!

 1つ、逃げる事は恥じゃない!

 1つ、ノワを大切に! 以上5点!」

「にゃ!」

「そうか、守れるかぁ」


 自分は、チャチャの前に拳を握って突き出した。

「じゃあ、男と雄の約束だ!」

 チャチャも肉球を拳に当てて答えた。

「にゃんにゃ!」

 そんな、の遣り取りをしつつ風呂から上がり、魔法で乾燥(便利)、風呂上がりのコーヒー牛乳を飲みながら、朝食を待ちつつ今日の予定を話し合った。


「まず今日の予定だけど、昨日の続きとチャチャとノワの戦闘訓練及びレベル上げ、後は素材収集かな、ラヴィ遠隔で色々と採取出来るかい?」

「回答します、可能です、薬草、食材、鉱物を発見次第常識の範疇で収集します。」

「了解、よろしく頼む」

 そう話していると、 チリーン 『朝食出来ました。』と琥鈴が伝えて来たので食堂に移動した。


 今日のメニューは、ベーコンエッグ(半熟)にポテトサラダとクルトンを散りばめたコーンスープ、数種のジャムと食パンと軽めの物だが美味しそうだ。

 ・・・ベーコンエッグも美味しかったが、行儀が悪いがコーンスープに食パンを少し浸して食べたのが美味しかった。


 腹ごしらえも済ませ、準備をして出発した。

 今更だが、チャチャとノワは専用の装備を既に用意してもらっていて、アイテムBoxに収納してあるそうだ、ありがたい。

 自分は、防刃使用の迷彩服を装備している、いざと為ればゲートに逃げ込むので身軽な方が動き易いからだ。

 警戒しつつ、スキルを駆使し、森を進む。

 結果として、銃が通用したのは、獣類と装甲の薄い魔物魔獣位だった。


 _________________________

 

【種 族】 フォレストウルフ


【年 齢】 2歳


【性 別】 ♂


【状 態】 正常


【レベル】 5


【心体力】


H  P:50/66


M P:36/36


S P:70/74


筋 力:18


攻撃力:18


体 力:15


防御力:15


知 力:8


精 神:10


速 度:25


器 用:12


魅 力:13


幸 運:35


【スキル】


・連携:Lv4 ・遠吠え:Lv3 ・気配感知:Lv3

・嚙付き:Lv4


【補 足】


・森林を縄張りとする狼の魔獣、集団で狩りをする為連携が得意、時間を掛けると仲間を呼ばれる。


 ___________________________


 銃は通用したが数も多く、動きも速い、何より樹木が邪魔で弾が当てづらい。


 ____________________________


【種 族】 ツノウサギ


【年 齢】 1歳


【性 別】 ♂


【状 態】 興奮状態


【レベル】 4


【心体力】


H  P:60/70


M P:50/60


S P:90/106


筋 力:15


攻撃力:15


体 力:20


防御力:20


知 力:10


精 神:20


速 度:30


器 用:23


魅 力:39


幸 運:58


【スキル】


・悪食:Lv4 ・絶倫:Lv3 ・突進:Lv5

・身体強化:Lv4 ・気配感知:Lv5

【補 足】


・雑食性の大型ウサギ、額からツノを生やしている好戦的で、興奮状態だと見境なく突進して来る。


 ___________________________


 初見はすげぇ怖かった、デカイ塊が身体強化掛けて迷い無く突進して来るのだから、精神耐性系のスキル無かったら固まってしまっていた。

 多少突進時に軌道修正してくるが慣れれば、対処はし易い。

 これら(まだ居るかもしれないが)がこの辺りで確認できた自動小銃(口径を変えた物も含み)で対応出来る魔獣だ。


 それ以外の魔獣、魔物は、ラヴィの解析では余程の部位(眼・鼻穴・耳穴・口腔・性器・肛門・深い裂傷)以外通用しないらしい。


 ____________________________


【種 族】 スカルボア


【年 齢】 5歳


【性 別】 ♀


【状 態】 興奮状態


【レベル】 7


【心体力】


H  P:157/190


M P:52/52


S P:100/118


筋 力:42


攻撃力:42


体 力:53


防御力:53


知 力:12


精 神:14


速 度:37


器 用:22


魅 力:23


幸 運:8


【スキル】


・突進:Lv6 ・気配感知:Lv4 ・身体強化:Lv5

・体毛硬質化:Lv5


【補 足】


・中型の猪の魔獣、普段はおとなしいが興奮状態に成ると襲い掛かる。

・頭部の体毛が硬質化し、白く変色、見た目が骨を被っている様に見える為、この呼び名に成った。


 ___________________________


 この猪、弾を弾く弾く、入ったとしても体毛で止まる。

 中型と言っても軽自動車位ある体格から繰り出される突進は危険極まりない。


 まぁ、テンプレのやり方で対応したけど、土魔法で穴掘って落として顔面を水攻めしました。


 おじさんはこんな感じだったけど、猫2匹は凄かった。

 

 〈スキル:猫の魔力操作〉で魔力糸を作り木に引っ掛けながら、〈スキル:猫の立体起動〉で木々を駆け巡り、上空からの強襲や高速移動ですり抜け様に魔力指を鋭い爪に変え首元を切り裂いた。


 さらに、肉球の形をした塊を打ち出し、フォレストウルフを倒していた。


 何アレ、凄いんだけど!

「回答します、〈スキル:猫の戦闘術〉の技術、肉球拳です。

 他にも〈スキル:猫の魔法術〉の魔法、肉球弾が在ります。

 さらに、合体技で〈猫秘儀:闘魔肉球破〉等が在ります」


 ・・・おじさんより凄い?


「回答します、どちらも似た様なものです」


 取り敢えず、猫達が満足するまで森を蹂躙した。


 いやだって!上目遣いで可愛くおねだりされたので断れなっかたんです!


 強くて可愛いネコ!

 いいよね!!

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