第15話 元おじさん・・・引き籠る。
「はぁ~、生き返るぅ~」
おはようございます、元おじさんです。
朝風呂中です、最高に気持ちいいです、温泉最高~。
特にこの肌にピリピリ来る感じと体の芯から温まる心地良さ♡
以前行った、温泉を思い出す、良かったなぁ~あの旅館、ぼろかったけどご飯美味しかったし、お湯は最高だったし(特にビリビリ来る感じ)、猫可愛かったし♡
「はぁ~、本当に生きてて良かった!」
あのレッサードラゴンとの一件から既に3日経った、でも本当にマヨヒガが在って良かった。
重い体を引きずって玄関までは辿り着けたが、そこで意識が途絶えた。
次に意識が覚醒した時は布団の中だった。
「知らない布団だ」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
「どこ、ここ?」
「回答します、〈旅の温泉旅館:マヨヒガ〉です」
突然の返事に驚いた。
「うおぅ!ら、ラヴィか!びっくりした、・・!痛ぅ~痛い!体中痛いよ!ラヴィ」
「回答します、急激なレベルアップによるレベルアップ痛です、既にアフターケアは済ませてありますので、明日の朝には元気に動けます」
「レベルアップ痛って」
何となく想像は付くけども。
「回答します、その認識で間違いありません、要は筋肉痛の全身バージョンです」
「全身かぁ、それは動けないな、でも痛いけどスッキリはしているな、あれ?そういえば何で寝間着なんだ、ラヴィがやってくれたのか?」
「回答します、私にはその様な機能は現在御座いません、着替えや体の洗浄はマヨヒガの従業員がおこないました」
「そうなんだ、後でお礼を言わないとな」
「玄関先で倒れたマスターを介抱し、汚れた衣服を脱がし洗濯、浴場で体の洗浄と温め、戦闘やレベルアップ痛時の予後のアフターケアで全身に溜まったモノを特別なマッサージオイルを使用して全身隈無くマッサージ、溜まっていたモノを抜き採りました。
担当者も久しぶりの大仕事でやりがいがあったと申していました」
ん?
「ラヴィ、その状況だと担当者と普通に会話していないか?」
「回答します、現在〈旅の温泉旅館:マヨヒガ〉のオーナーはマスターです、その為〈旅の温泉旅館:マヨヒガ〉の従業員は全てマスターに使役されている状態です、ですのでマスターの一部である私とも念話で会話が出来ます」
そうなんだ、そりゃあ便利だな、今回みたく気絶したり意識がはっきりしない時に意思疎通が出来るのは・・・あれ?何か忘れているような、何だったろう?う~ん思い出せない・・・・・
「マスター、今日はまともに動く事が出来ませんので、現状の情報の整理をする事を提案します」
「そうだな・・・とりあえずは、ステータスの確認だな」
「マスター、ステータスの確認はまだ行わないで下さい」
「え、何か問題でも」
「回答します、ドゥジィン様からの
え?突然の報告である。
「今回のレッサードラゴンの件は神々の
しかも普通の転移者なら99%死亡確定の!ですので、そのお詫びとして本来専属の神々がおこなうレベルアップ時の
訳が分からない?
「さらに、特殊
ドゥジィンさん、訳が分からないです。
「神々の仕事を人間に与えちゃ駄目だろう!」
「回答します、マスターにやらせて観た時の反応がおもs…訂正します」
「回答し直します、クロウ様を信頼しているから、だそうです」
・・・・・・・・・・・・もしかして、つながってないきみたち。
「回答を拒否します、・・・それでは通常
「マスター正面にパネルを表示しますので、パネルを操作して下さい、表示されているボタンを操作したいと念じれば反応します」
おじさん前に半透明のパネルが現れた、そのパネルに表示されていたのは、ボタンと10面ダイスだった。
・・・・・・専属の神々ってダイス神か!
力が抜けた、もうねぇ、何でも在りだよ此処の神様達!
あ!レベルアップ時の
しかも何故か、おじさんだけ特殊
・・・・・・おじさんは考えるのをやめた!
神様からのお詫びなのだから、失礼の無い様に受け取ろう。
準備されてる時点で拒否権無いだろうし、…それに少し楽しそうだ!
「それではマスター、改めて通常
「回数は20回です、では始めて下さい」
そう言われ、ボタンを押すように念じた!
ピッ!カラカラカラカラ・・・
短い単音と共にダイスが回る、次第に回転が緩み数字が表れる、これを後19回繰り返した。
8,3,5,10,9,1,6,1,3,5,3,9,3,8,9,2,7,10,4,5,(実際に10面ダイスを振っています)
合計111Pに成った・・・普通?
「大惨事にはなりませんでしたね」
なんか残念そう。
「回答します、そんな事は在りません、特殊
話を逸らした?
「特殊
何気に気になり聞いてみた。
「回答します、問題無いそうです、ねまわ 訂正、皆様快く承諾して頂いたそうです、それにこれは一つのモデルケースに成るので気にしなくても大丈夫だから遠慮なくダイスを回して欲しいそうです!
更にこれらのダイスには神々の御力でマスターのステータスによる幸運値も無効化されますので補正無しのガチ勝負になります・・・楽しみですね♡」
楽しそうだねラヴィ、そしてやっぱり繫がっているよね君達。
「回答を拒否します、その内御礼をするそうです」
「では、特殊
少し強引だが気にせず、ボタンを押すように念じた!
ピッ!カラカラカラカラカラ・・・
短い単音と共に2つのダイスが回る、次第に回転が緩み数字が表れた。
89 (実際に10面ダイス×2を振っています)
89P・・・今回は良かった。
「・・・次回に期待しますとの事です」
だから何を期待しているの!
「回答します、マスターがんばってください!」
・・・・・・。
「さて、ステータスの確認行こうか」
〈ステータス表示〉!
〈スキル:神羅眼、使用〉
___________________________
[ ]は本人のみ閲覧可能
【氏 名】 クロウ・クローバー [四葉久道(ひっちー)]
【種 族】 天性人 [異世界人]
【年 齢】 15歳 [45歳]
【性 別】 男性 [性別変化可能]
【状 態】 全身筋肉痛
【
【レベル】 1→21(20up)
【心体力】( )は種族補正数値 各20% 魅力50% 端数切上
H P:720/720
M P:744/744
S P:662/672
筋 力:50+100(30):180
攻撃力:180
体 力:50+100(30):180
防御力:180
知 力:50+100(30):180
精 神:60+100(32):192
速 度:30+100(26):156
器 用:50+100(30):180
魅 力:21+100(61):182
幸 運:100+(20):120
【スキル】[ ]はドゥジィン様がこっそり隠蔽したスキル
ユニークスキル
・独り上手:LvMax ・大㋮道の
・魔導神装:Lv1 ・戦乙女の箱庭:Lv1
・[花茶会への扉:LvMax] ・創造の煌めき:Lv1
戦技スキル
・総合戦闘術〈地球式〉:Lv3 ・自己流回避術:Lv5→6(1up)
・
魔法スキル
・㋮法:Lv1→2(1up) ・五行思想:Lv3 ・陰陽道:Lv3
・ゲート召喚(マヨヒガ) ・[
・魔導の真理・大盛:Lv1→2(1up)
耐性スキル
・耐性Max:Lv1→2(1up)
専門スキル
・農作:Lv3 ・土木:Lv3 ・調理:Lv5 ・医療:Lv4
・サービス業:Lv3 ・[同人制作:Lv1]
・錬金術:Lv1 ・薬術:Lv1
一般スキル
・車両操作:Lv3 ・特殊車両操作:Lv3
・野外活動(統合):Lv5 ・内臓強化(統合):Lv1→2(1up)
特殊スキル
・ナビゲーション特盛・敏腕秘書仕様:Lv1→2(1up)
・ストレージBox
・[性技の味方:Lv3→4(1up)] ・[性別変化:Lv1]
・神羅眼:Lv1→2(1up) ・ON/OFF:Lv1
【従魔・使役】
・従魔:猫獣族(♂):Lv1
・従魔:猫獣族(♀):Lv1
・使役:マヨヒガ一同
【加護・祝福】
・創造神ファーシスの加護
・魔導の女神シェルシアの加護
・戦乙女の女神ルーシアの加護
・愛と境界の女神ドゥジィンの祝福
【
・通常
・特殊
__________________________
比較対象が無いのでわからないが、レッサードラゴン戦で使用したスキルはレベルアップしているし、レベルも大きく上がった、強くは成っているのだろう。
一部の細かい事は気にしない。
「マスター、ステータス情報は以上です、後ストレージに収納されているレッサードラゴンですが、情報系のスキルで調べたのち、解体系のスキルで解体、必要部位ごとに分けておきます」
「了解、よろしく頼むよ・・・ラヴィ、今回のレベルアップ時の【心体力】の数値の上昇値は普通なのか?」
「回答します、普通ではありません、一回のレベルアップで幸運以外の全ての数値が5上昇しています。
通常であれば、上昇する項目は2~4項目、得意分野で最大値3、不得意分野で1上昇します」
「原因は何だと思う」
「回答します、マスターのユニークスキル:独り上手と神々の加護や祝福が原因と思われます。
さらに推測の域ですが、何かの切っ掛けで更に変化する可能性が在ります」
「うわぁ、人間辞める事になる」
「回答します、マスターが人であり続けたいと思う限り、マスターは人間です」
「・・・ありがとう、ラヴィ」
「マスター、これにて現状の情報確認を終了します。
明日は身体機能の確認と従魔の召喚、マヨヒガ一同との顔合わせ等の予定が在りますので、明日に備えお休みして下さい」
「動けないしねぇ、ゆっくり休ませてもらうよ。
久しぶりだなぁ、ゆっくりと休めるのって、おやすみぃラヴィ」
「おやすみなさい、マスター良い夢を」
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