第8話 おじさんは変わります・・・〇〇〇アーップ
いよいよ、おじさんのアレを
「・・・初めてなので、優しくして下さい」
お願いしてみた。
「ふふっ、わたくしも初めてですが、ゆっくりと丁寧に致しますね♡」
優しく答えてくれた。
「では、ステータスの調整を始めましょう、まず氏名は如何します」
「ルドラガ用の氏名を付けます、生前の氏名にも愛着は有りますが、心機一転と他の召喚者対策で、同郷だとバレると色々とありそうですし(生前も親父の知り合いだと言って
「そうですね、良いと思いますよトラブルは未然に防げた方が良いですし、あと、生前の御名前も本人のみが確認できる様にステータスに記載しておきますね」
「ありがとうございます、氏名で気に為ったのですけど身分証明とか必要なんですか?」
「場所によっては必要ですよ、手間も省けますし、それに皆様の身分証明証は神殿発行でそれぞれのアイテムBoxに収納されます、ただあくまで神殿の存在する地域で産まれましたよと云う証明なので、移動等が多い場合は冒険者ギルドか商業ギルドの会員証
「成程、では最初はお金が掛るのですね」
「はい、お金に関しても転移前にアイテムBoxに一月分の生活費相当(無駄使いをし無い事が前提)の貨幣を収納して置きますので御安心下さい、足りない様でしたら神託の間限定ですが初回限定
「判りました、その辺は後程考えます、まずは新しい氏名です苗字は必要ですか?」
「苗字は、必要な方は付けていますね、種族によっては無い者もいます」
「ありがとうございます、ではなんて名乗ろうかな…久道…久…きゅう…く…永久…エターナル…エタる?(それ以上はいけない)、改めて…道…どう…みち…タオ…ロード……ぼそっエターナル・ロード」
「ひっちー様、中二病は中学2年生までですよ」
そう言いながら楽しそうに、右人差し指を前の方に立て、お姉さんぽく、めっとポーズを取った。(可愛いけれども、ドゥジィンさんも拗らせてるよねぇ?)
「若干、拗らせているだけだから問題ありません、えっと…く…みち…クドウ?」
ドゥ「なんやてクドウ」ひ「せやかてクドウ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。×2
「よし、クロウ…クロウ・クローバーにしよう!」
「良いと思いますよ、ではその様に記載しますね、変更が有りましたらおっしゃて下さい」
「では、次は種族ですね、多種多様、一長一短、友好敵対、様々です」
「選択表が御座いますので御覧下さい、御質問も有りましたら遠慮無くおしゃって下さい」
そう言ってカタログを渡されたので確認したが、多い!なんだこの数!おじさんが判るのなんて、エルフ、ドワーフ、
「う~ん、迷いますねぇ、お勧め種族とかは在りますか」
参考までに訊ねてみた。
「お試しで、転移者限定種族が在りますよ、いかがですか!」
「限定種族ですか?どんな種族ですか」
限定かぁ、日本人には弱い言葉だ!ついつい乗ってしまう。
「
うわぁ。
「欠点があるとすれば、限定種族なので数も少なく、同族同士でないと子孫が残せない事ですかね」
あぁなるほど。
「個としては強いが、種としては壊滅的に弱いと」
「はい、なのでお試しの限定種族なのです」
自分だけの人生を楽しむのならそれもありか?自分独りで・・・
「あと、ここだけの話もう一つレア個体が有りまして、早い者勝ちで限定1人のみ選択可能な種族です」
「どんな、種族ですか?」
「
「あれ?」
「はいアレです、とにかく凄いそうです、男性女性問わず天にも昇る凄さだそうです、(ごくり!)いかが致ししますか?」
「宜しくお願い致します」
「御指名有難う御座います!」
つい乗ってしまった、アレが凄いって、天にも昇るってどんなのだろう!
「次は、年齢ですね、わたくしとしてはルドラガの成人年齢15歳に成される事をお勧めします」
ああっ、やっぱり。
「絡まれますか?」
「絡まれますね、テンプレです、ほぼ間違えなく!」
「テンプレですか」
「だって、商業ギルドならまだしも冒険者ギルドの冒険者の約10分の1はチンピラです、場所によってはもっといます」
「一割強位ですね、まあ40代のおじさんが新人登録しようとしたら、からかってさらし者にしたいだろうし、暇つぶしや自己顕示で」
「ギルド職員も無駄に死なれても困るからよっぽどでなければ止め無いでしょうし、見た目が強そうなら絡まないでしょうが、今のひっちー様ですと、そのぉ・・」
弱そうですものね。
「だよねぇ、判りました、15歳でお願いします」
「了解です、ついでに容姿や性別も変えてみませんか」
へっ?
「容姿や性別って変更できるんですか!」
喰い気味に聞いた。
「も、もちろん出来ますよ、女の子に成ってみます?何でしたらスキル性別変換でどちらでも楽しめますよぉ!」
「・・・・・・い、いや、お、女の子は良いので容姿を変えて下さい。」
「了解しました!ひっちー様のご希望は御座いますか?」
「父親の因子は排除して欲しい」
「成程、成程」
「この年で…鏡を見ると親父の面影が見えて腹が立つんだわ(ぐちってしまった)・・・ふぅ、容姿は均等で身体は中肉中背であと髪と眼は黒系統でお願いします」
「では、その様な御希望で、細かな調整はこちらで致しますね♡」
嬉しそうに微笑んでいた。
「
「う~ん、今のままで良いかな、取り敢えず現状維持でお願いします」
「はい、承りました!では、次は心体力の数値調整なのですが、先にスキルやアイテム習得を済ませてしまいましてから、残りの
えぇ~一体何するつもりなんだ。
「問題の無い、小技なんだよねぇ」
ドゥジィンさんは笑いながら。
「ふふっ、大丈夫ですよ正規の方法です、他の方々では踏ん切りが難しいでしょうけどね。」
正規の方法なら問題ないな。
「判りました、お任せします」
さて、いよいよスキルとアイテムの選択だ!
あの大量の
良し!やっぱり、困った時のドゥジィンさんに相談だ!ライフプラン考えてくれるとおっしゃっていたし。
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