第6話 説明・・・覚える事が多いです。



「まずは、氏名、種族、年齢、性別ですが、これ等に関しては見たままです。では次ですが・・」

「いや待って、他は良いけど氏名の所あれって「あだ名です」いやだから「愛称です」そうじゃなくて「親しみやすいですよね」あ、あの「可愛いですよね♡」あ、ありがとうございます(照れ)「いえ、どういたしまして!」」

 にこりと微笑み有耶無耶にされた、でもチョット嬉しかった(チョロいなおじさん)。


「では次の職業ジョブに関しては、生前のお仕事を参考にしています、ですので新たな職業ジョブに就かれましたら、入れ替えるか、あるいは二次職にすえてサブにするかは、その時に考えて下さい」


「ちなみに、職業ジョブは三つまで就けられます、副業は大事ですからね」

職業ジョブによって習得出来るスキルが違いますから注意して下さい」


「ひっちー様の自営多種多様業はほとんど制限無しにスキルの習得ができる様ですね(やったー)、ですが器用貧乏に成らない様(もう貧乏はヤダ)に気を付けて下さい」


「はい、分かりました」


 まあ、問題無いだろう目立つ様な事をしなせれば大丈夫だ。


「レベルは実際に戦闘をこなさないと上がりません」

 自分は真顔になって質問した(大事な事なので)。


「殺すという事ですか」

 ドゥジィンさんも察した様であり


「戦闘を経験する事でも経験値は入ります、ただし・・命を奪う覚悟を持って得た経験値と楽をして得た経験値とでは、経験値の重みが違います!レベルの上がり方、数値の上昇の違い、習得出来るスキル条件等、命を懸け命を奪う覚悟と意思が強い力となります」


「ですが、命を粗末にして良いとは言いません、安全マージンは大事です、ですからせめて心構えはしておいて下さい」


「どのように成長するかは、様次第です。よく考えて下さいね♡」

 ドゥジィンさんは優しい笑顔を向けてくれた、見惚れてしまった、残念そうでもなんだなと密かに思った。


「判りました、様ありがとうございます」

 若干照れ隠しでお礼を言った。


 しかし、結構重要な情報を得たな、他の召喚者達も説明を受けて居るのだろうか?気に成ったので聞いてみたら、各担当者の裁量に任されているらしい、ただし必要最低限の説明は必ずする様に厳命されているらしい。(違反するとお仕置きが待っているらしい)


「わたくしと致しましては、ひっちー様にはいただきたいのでしっかりとサポート致します」


 何か、物騒なことを言っていたなぁ、まあ次に行こう。


は個体の持つ大まかな能力を数値化したものです、人族ですと一般の成人で10以上が平均的です」


「ただし、幸運に関しては、ほぼ固定値で1から(特別な条件を満たさない限り)100が上限になります。御質問は御座いますか?」


「HP、MPはわかるけどSPは何?」

 

「SPはスキルに派生するを使用する際に消費するポイントです」

 

「成程、例えば…ナントカ・ストラッシュ!!!って技術を使用したらSPが消費されるんですね」

  

「はい、その認識で合っています、ちなみにHP、MP、SPを2つ同時あるいは3つ同時に使用する魔法や技術も在ります」

 ギガ・ナントカ!!!、とかメガ〇テ!!!ですね。


「あと、豆知識で隠しステータスも在りますから、頑張って探して下さい♡」

 またぁ、いきなりそうやって・・・ハァ~楽しそうだからいいか。


「よし!(気合を入れる)、問題のスキル編に行ってみましょう!」


「スキルに関しては取り敢えず関係ありそうな項目に仕分けられています。」


「スキルの数は千差万別で知らない内に増えていたり、名称は同じでも内容が違うスキルも在りますので、効果や説明はしっかりと確認してください。」


 (ただし、詳しい効果や説明を知りたい場合は鑑定スキルを習得しないと駄目らしい。鑑定(仮)は無理らしい、嫌な予感)


「スキルレベルは、Lv0からLv10(Max)までです」

 Lv0:未発動状態(稀に有る)

 Lv1:初心者

 Lv2:半人前

 Lv3~Lv5:一人前

 Lv6~Lv8:熟練者

 Lv9:達人

 Lv10(Max):達成者(極めし者)


「スキルによってはLvMaxで、上位スキルへと変化する物も在ります」


「複数のスキルが集まる事で一つに統合される場合や、条件(種類、数等)を満たす事で習得出来るスキルも在ります」


「以上がスキルの大体の説明です、では次はひっちー様の気になるスキルを鑑定しましょう!」


「それでは、今回はわたくしが鑑定をしまして内容を開示致します」


「では、ユニークスキルから、〈鑑定〉!」


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 独り上手:(従魔、使役等は含ま無い)での戦闘や作業に補正(レベル値依存)が付く。

 (従魔、使役等は含ま無い)でのスキルのMP・SP消費の軽減(レベル値依存)、但し0にはならない。

 (従魔、使役等は含ま無い)でのレベル、スキルレベルの経験値増加・必要経験値減少(レベル値依存)、スキル習得の条件の軽減等。

 ただし、パーティーを組んだり、他者との共同作業時等は効果は発動しない。


 ・ただ独りでの仕事や作業を一万日以上行う、あるいは行為を一万回以上行う(〇〇で在る事が必須条件)事によって習得出来るスキル。


 ・による習得:スキル絶倫・スキル性豪(〇〇〇未経験により使用不可)を習得

 ポイント消費による獲得可能スキル・職業ジョブ(消費ポイントの軽減在り、但し0にはならない):スキル並列思考・スキル高速思考・スキル脳内HDD・スキル明晰夢・スキル創造制作魔法・職業ジョブ同人作家


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 すでにおなかいっぱいです、ドゥジィンさんも何だかプルプルしているし。


_____________________________


 大㋮道の導き:【ま・マ】で連想出来るスキル・職業ジョブに補正(レベル値依存)が付く。

 【ま・マ】で連想出来るスキルのMP・SP消費の軽減(レベル値依存)、但し0にはならない。

 【ま・マ】で連想出来る、関連スキルレベルの経験値増加・必要経験値減少(レベル値依存)、スキル習得の条件の軽減等。

 ポイント消費によるスキル獲得で【ま・マ】関連のスキルをとめ統合(レベル値依存)し習得する事が出来る(消費ポイントの軽減在り、但し0にはならない)。


 ・30年間〇〇だったので、まほう使い(笑)になり。さらに40周年でも〇〇だったので大まほう使い(悲)に昇華して、さらに5年後に〇〇のまま亡くなられたので、特別階級特進で〈スキル大魔導の導き〉と名称を付けたつもりが、変換ミスしてしまいそのまま採用されちゃいました。てへぺろ!


 ・スキル習得:スキル㋮法を習得

 ポイント消費による獲得可能スキル・職業ジョブ:【ま・マ】で連想出来るスキル・職業ジョブが習得可能(消費ポイントの軽減在り、但し0にはならない)


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 もうやめて、おじさんのライフはゼロに近いの!ドゥジィンさんも突っ伏つっぷしてプルプルしているし。


「っ・・・・くっ、つ、つ、次は戦技スキルを〈鑑定〉!」


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 総合戦闘術〈地球式〉:使用者が習得した戦技スキルに補正(レベル値依存)が付く。SP消費の軽減、但し0にはならない。

 習得戦技スキル:拳銃術・小銃術・狙撃術・機関銃術・無反動砲術・徒手格闘・銃剣格闘・円匙エンピ殺法

 

 ・せっかくあちら日本で習得したスキルなので統合しました。でも使用出来無いスキルも在ります(専用の武器が存在しません)。


 ・取得スキル:無し(秘匿により習得不可)

 ポイント消費による獲得可能スキル・職業ジョブ:無し(秘匿により閲覧不可)


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 ・・・・・うん、特に異常無いな良し、次!


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 ・自己流回避術:格闘での回避・防御に補正(レベル値依存)が付く。


 ・未熟な者が未熟な相手に対して未熟な技術を用いて必死に独りで身に着けた回避術。

 

 ・習得スキル:スキル偽装・スキル気配感知・スキル精神耐性・スキル痛感耐性を習得

 ポイント消費による獲得可能スキル・職業ジョブ:スキル思考誘導・スキル精神魔法・スキル幻影魔法・スキル必死の一刺ひとさし職業ジョブ躁演者


 _______________________________

  ・・・嫌な事を思い出した・・・ただ一部のスキル危なくない?

 

「次、お願いします」

「・・・分かりました、魔法スキルを〈鑑定〉!」


 ________________________________


 ・㋮法:【ま・マ】に関する魔法。

 【ま・マ】(魔、間、摩、麻、磨、痲、眞、馬、他等)関連する現象への作用、干渉、実体化を操作する(レベル値依存)。


 ・【ま・マ】(魔、間、摩、麻、磨、痲、眞、馬、他等)関連する現象の設定をいじれます。

 色々な解釈で操れます、例えば魔法なら威力、発動時間、発動間隔、継続時間、他色々と操作できます。


 ・習得スキル:現在の所該当無し

ポイント消費による獲得可能スキル・職業ジョブ:現在の所該当無し


 _________________________________

 う~ん、使用してみないと解ら無いな、次に行こう。


 _________________________________


 ・五行思想:五行を用いる魔法。

木火土金水や陰陽を組み合わせ使用する、効果はレベル値依存。


 ・こちらルドラガとは異なる思想の魔法です。


 ・習得スキル:現在の所該当無し

ポイント消費による獲得可能スキル・職業ジョブ:現在の所該当無し


 __________________________________

 よし、次。


 __________________________________


 ・陰陽道:陰陽を用いる魔法。

陰陽や木火土金水を組み合わせ使用する、効果はレベル値依存。


 ・こちらルドラガとは異なる思想の魔法です。


 ・習得スキル:現在の所該当無し

ポイント消費による獲得可能スキル・職業ジョブ:現在の所該当無し


 __________________________________

 やっぱり、魔法スキルに関しては実際に使用して視ないと何とも言え無いね。


「次、お願いします。」

「分かりました、耐性スキルを〈鑑定〉!」


 __________________________________


 ・精神耐性:精神への干渉、攻撃、圧力、魔法、ストレス、その他に対して抵抗・無効化する、効果はレベル値依存。


 ・このスキルが有れば、ストレス社会も大丈夫!


 ・習得スキル:現在の所該当無し

ポイント消費による獲得可能スキル・職業ジョブ:スキル消化器管超強化


 __________________________________

 もう、あの社会には戻りたくないです、切実に。


 __________________________________


 ・痛感耐性:痛みを感じる強さが減少する(痛みの無効化はされない)、効果はレベル値依存。


 ・Мの方には、不評です。


 ・習得スキル:現在の所該当無し

ポイント消費による獲得可能スキル・職業ジョブ:現在の所該当無し


 __________________________________

 Mじゃ無いから大丈夫です!


 __________________________________


 ・不眠不休耐性:最低で24時間活動出来る、レベルが上る毎に24時間加算される。(ただし、Lv7以上から効果時間を超えると活動時間分の十分の一時間分、強制的に意識を失い活動出来なくなる)


 ・240時間戦~えますか!


 ・習得スキル:現在の所該当無し

ポイント消費による獲得可能スキル・職業ジョブ:スキルブラック耐性・スキル頑丈・スキル仕事中毒ワーカーホリック・スキル過労死耐性・スキル感染症耐性・スキル悪食・スキル倍返し・職業ジョブ社畜


 __________________________________

 やめてください、死んでしまいます。


「・・・・・・・・・・」


「ひ、ひっちー様大丈夫ですか?・・・・御休憩しますか♡」

「ドゥ人さん、冗談でも止めてください、本気にしちゃいます!」

「・・・・・・・・・・///」×2


「さて、さっさと始めましょう」


「そうですね、残りのスキルは殆ど普通ですし、では〈鑑定〉!」


 以降のスキルは普通だったので割愛しますね。

 いや、本当に普通だったよファンタジー物の良く在るスキル説明だったよ。

 だからもう、絶倫や性豪は忘れたいです。


 特殊スキルに関しては、異世界必須スキルの3つだけど(仮)付いていると最低限の機能しか使用出来ない、(仮)を外すにはレベルをMaxにするか、ポイントを消費して外すしか無いらしい、やっぱりそうだったか。


 丁度、ポイントの話に成ったので聞いてみた。


「同ジィンさん、自分の【祝福P】しゅくふくぽいんとは他と比べて多いのですか?少ないのですか?」

「ひっちー様の【祝福P】しゅくふくぽいんとですね、他で一番多い方の6倍です。」


「・・・・・・はぁ?」


「6倍です♡」にっこり!


 可愛くいっても困るよ!

 おじさん、ただでさえ覚える事多くていっぱいっぱいなのに!

 ポイントまで多いなんて、下手にバレたら・・・・・めんどくさいよ~~!!!!!




 

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