第5話 おじさん悩む・・・おじさんのステータスがオカシイ。



 おじさん現在お疲れモードです、怒鳴られたり、殴られたり、罵られたり、謝罪されたり、立て続けで疲れました。

 なので後ろで体育座り中です、気配を消し周囲の背景と一体化しているつもりです、もう絡まれたくありません。

 

 やっと次の説明が始まり、流石にまた中断するような行動は無い様で全員、女神様の話に集中しているようだ改めて、まとめるとこうだ!


 まず1,については死亡しましたよ!と云う通知。


 2,魂魄が変異し、この世界に合わせて適応した為、元の世界(日本)には戻れない事、まぁもう死んでるから戻っても如何にも為らないけどね。


 3,だからこの世界で新しい人生を始めて下さい。(この世界の文明に色々な刺激となって欲しいとの事)


 4,その為に、スキルやアイテムを与えましょう!(一部から歓声が上がる)


 5,各個人に、オペレーター女神様が付くので、ステータスやスキル・アイテムの習得や構成等の説明と相談をして、悔いの無い様に話し合ってね♡


 それぞれが担当のオペレーター女神様との話し合いの為、用意された席(白いテーブルと対の椅子)に着いて行く。


 そして、おじさんの目の前にはこたつが在る?(神託の間の後隅)みかんもある?そして、サラッとした美しい黒髪を後ろに束ね、黒い瞳と赤い唇、ビジネスタイプのメガネを指でクイッと上げ、知的な女性を演じて居る、赤いチェックのはんてんを羽織りこたつの対面に入っている、すこし残念そうな女神さん。

 

 おじさんの担当オペレーター女神さんってこちらの方なの!思わず「チェンジで!」と叫ぼうとした。

 

「チ「初めまして、四葉久道様!わたくしが貴方様の担当をさせていただきます、愛と境界の女神ドゥジィンと申します、どうぞよろしくお願い致します」

 ニコリと微笑えんで来たので、こちらも笑顔で返し、

「ち「さあ!こちらへどうぞ、こちらは掘りごたつとなっておりますので、御足元に御気を付け下さい」

 こたつに入る様に勧められた、もう一回位続けても良いかなと思ったが話が進ま無いのでこたつにお邪魔する事にした、ドゥジィンさんもホッとした様子だ、あぁ暖かい。よし!


「ちぇん「ま、まってくだしゃい!まださっきのやり取り続いてたのですか!」

 慌てたらしく噛んだ、チョットかわいい。


「すみません、この状況(こたつにみかん)がどこ迄本気だったのか判らなかったもので少しふざけ過ぎてしまいました」


 もう少し追求したかったが、取り敢えず謝罪した取り敢えず謝ってしまう日本人


「いえ、わたくしも四葉様に、少しでもくつろいだ状態で過ごして頂ければと思い少し羽目を外し過ぎてしまいました」

 少し頭を傾げながらにこやかに微笑んだ。(あざとい)


「ああ、あと自分の事は苗字ではなくて気軽に名前で久道と呼んで下さい」

 場の雰囲気を少しでも和ませ様とそう提案した。


「承知致しました、わたくしの事もドゥジィンとお呼び下さい。ひっちー様♡」


「・・・・・・・・・・・はい?」


「どうか為されましたか?ひっちー様」

  成程そう来たか、成らばこちらも答えねば!


「いえ、何でもありません。同人さん、・・・すみません自分上手く発音が出来なくてドゥ人さん」


「いえいえ、構いませんヨ」「イヤ~、ありがとぅございます」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

「あははははははははははははははははははは」

 ・・・・・・・・・・ふぅ~×2

 


「先ずは、この世界ルドラガについて説明させていただきます」

「よろしくお願いします」


 まとめると、この世界は大体(一部で様式が違う所もある)の都市や町等の外観は地球の中世ヨーロッパ頃の風貌であり。

 文化レベルもそれ程高くは無い(ただし、一部のインフラや生活必需品は魔法やスキルによって地球側よりも便利な物がある)。

 自然が豊か(一部を除く)で、動物や魔物、聖獣や魔獣、亜人種や妖魔種、等様々な種族が生息している。

 一部の地域では、国同士で戦争が起こっていたり、王族貴族で泥沼の内戦が起きていたり、選民思想を拗らせた国王が世界征服の為に非道な大規模魔法を準備していたり、そのバカ王の侵略から祖国を守ろうと禁断の秘術に一人で臨む者、等と、中々キナ臭くて香ばしい説明だった(未だ他にもあるみたいだけれども)。


 そして、ドゥジィンさんが楽しそうに微笑んで。


「ではいよいよ、ひっちー様のステータス御開帳です♡」

「頭の中で〈ステータス開示かいじ〉と念じて下さい、そうすれば他者にもステータスが確認する事が出来ます、個人でのみ確認される場合は〈ステータス表示ひょうじ〉と念じて下さい」

 

  教えられた通り〈ステータス開示〉と念じた。


  ____________________________


【氏 名】 四葉久道(ひっちー)


【種 族】 人族(異世界人)


【年 齢】 45歳


【性 別】 男性


職 業ジョブ】 自営多種多様


【レベル】 1


【心体力】


H  P:84/84


M P:102/102


S P:74/74


筋 力:22


攻撃力:22


体 力:20


防御力:20


知 力:21


精 神:30


速 度:12


器 用:25


魅 力:9


幸 運:72


【スキル】


ユニークスキル

 ・独り上手:LvMax ・大㋮道のみちびき:LvMax


戦技スキル

 ・総合戦闘術〈地球式〉:Lv3 ・自己流回避術:Lv5


魔法スキル

 ・㋮法:Lv1 ・五行思想:Lv3 ・陰陽道:Lv3


耐性スキル

 ・精神耐性:LvMax ・痛感耐性:Lv7 ・不眠不休耐性:Lv8

 

専門スキル

 ・農作:Lv3 ・土木:Lv3 ・調理:Lv5 ・医療:Lv4


一般スキル

 ・車両操作:Lv3 ・特殊車両操作:Lv3 ・水泳:Lv3

 ・野外活動:Lv5 ・制作:Lv3 ・接客:Lv4 ・採集:Lv5

 ・偽装:Lv7 ・気配感知:Lv5 ・絶倫:Lv4 ・性豪:Lv0


特殊スキル

 ・鑑定(仮):Lv1 ・アイテムBox(仮):Lv1

 ・言語理解:Lv3 


祝福Pしゅくふくぽいんと

 ・初回限定Pポイント:1800

 ・通常Pポイント:0

 ・特殊Pポイント:0



  ____________________________


 色々とおかしなスキルが見えるのだが、まずはドゥジィンさんに聞いてみよう。


「同ジィンさん、このステータスは、一般的なのですか?」

 彼女は少し考える素振りを見せて、

「ひっちー様のステータスですが、大丈夫です!一部を除けば問題ありません!ですので、ステータスの説明を始めましょう」


 いや、その一部が問題なんだよね!おじさんのステータスどうなってるの‼

 おじさん、気になりますっ!!!





 



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