見守り。

わたしと手をつないでくれてありがとう。

今日は『見守り』のこと。それをあなたに伝えますね。


『見守り』は『お訳しさん』や『お渡しさん』を見守る人です。

『お訳しさん』や『お渡しさん』は『見守り』にお手伝いしてもらって暮らしています。


『お訳しさん』や『お渡しさん』の目は、とてもとてもとてもとてもとっても小さな命を見ることが出来ます。

つまり「ものすごく小さなものが見える」ってことです。

でもだから、あなたがいつも見ているようなものは「大きすぎて」見えないんです。


あなたが今いる場所から、地球の形を見ることが出来ますか?(写真や地球儀はダメです)

出来ませんよね。

それは地球が、わたしたちには大きすぎるからです。

だから、地球の形を見ることは出来ません。

わたしたちが地球の形を見るためには、地球から離れて宇宙まで行かないといけません。

でも地球の形が見えるところまで離れたら、今度は地球の上にいる人たちの顔を見ることができなくなりますよね。


『お訳しさん』たちも、そんな感じです。

あなたたちがいつも見ているもの、たとえばあなたたちの顔も、見えません。それは『お渡しさん』たちには「大きすぎる」んです。

でも『お訳しさん』たちは、あなたの顔の前にいる小さな命を見ることが出来ます。

あなたはあなたの顔の前にいる小さな命が見えますか?


そんな訳で『お訳しさん』たちは、みんなが見えるものは見えません。

だからちょっとした石につまづいて、転んでしまうかもしれません。

頭の上から、かたい木の実が落ちてきても気付かないかもしれません。

だから『見守り』がいます。


『お訳しさん』や『お渡しさん』には必ず1人、『見守り』がいます。

『見守り』はいつもいつでも『お訳しさん』のことを考えています。

それじゃあ『見守り』のことは誰が考えてあげるのかって?


もし良かったら、あなたがたまに考えてあげてくれると、わたしはうれしいです。


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