見守り。
わたしと手をつないでくれてありがとう。
今日は『見守り』のこと。それをあなたに伝えますね。
『見守り』は『お訳しさん』や『お渡しさん』を見守る人です。
『お訳しさん』や『お渡しさん』は『見守り』にお手伝いしてもらって暮らしています。
『お訳しさん』や『お渡しさん』の目は、とてもとてもとてもとてもとっても小さな命を見ることが出来ます。
つまり「ものすごく小さなものが見える」ってことです。
でもだから、あなたがいつも見ているようなものは「大きすぎて」見えないんです。
あなたが今いる場所から、地球の形を見ることが出来ますか?(写真や地球儀はダメです)
出来ませんよね。
それは地球が、わたしたちには大きすぎるからです。
だから、地球の形を見ることは出来ません。
わたしたちが地球の形を見るためには、地球から離れて宇宙まで行かないといけません。
でも地球の形が見えるところまで離れたら、今度は地球の上にいる人たちの顔を見ることができなくなりますよね。
『お訳しさん』たちも、そんな感じです。
あなたたちがいつも見ているもの、たとえばあなたたちの顔も、見えません。それは『お渡しさん』たちには「大きすぎる」んです。
でも『お訳しさん』たちは、あなたの顔の前にいる小さな命を見ることが出来ます。
あなたはあなたの顔の前にいる小さな命が見えますか?
そんな訳で『お訳しさん』たちは、みんなが見えるものは見えません。
だからちょっとした石につまづいて、転んでしまうかもしれません。
頭の上から、かたい木の実が落ちてきても気付かないかもしれません。
だから『見守り』がいます。
『お訳しさん』や『お渡しさん』には必ず1人、『見守り』がいます。
『見守り』はいつもいつでも『お訳しさん』のことを考えています。
それじゃあ『見守り』のことは誰が考えてあげるのかって?
もし良かったら、あなたがたまに考えてあげてくれると、わたしはうれしいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます