第3話

今日は彼の物語の続きだ。えっ、僕って誰?って思ったでしょ。それは近くて遠い未来でわかるさ。では、彼の物語を覗こうか。


今日の学校での授業は技術(スキル)についてだ。技術とはそれぞれの種族が固有で有しているものプラス自身のオリジナルの2種類を持っている。技術の中には遺伝的に受け継がれるものの存在している。稀にその家系で受け継がれる技術もある。銃座財閥で言う{ウェポンズシリーズ}だ。名前の通り武器に関するスキルだ。僕が有しているのは{ウェポンズクラフト}で、頭の中で想像した武器を魔力を使って生成する。弾丸は聖力を使って生成する。

弱点はレベル制なのでレベル上げをしないと生成できない武器もある。

もう一つが{エンジェルアンドガン}これが一番ヤバいと自覚しているスキルだ。はっきりいってチート。能力は4つの種族の能力をフルパワーで常時使用できるプラスフルレイスモードの起動が可能。いわば、全知全能の神に近くなれるモードだ。弱点は魔力と聖力の消耗が激しくそんなに長続きはしない。発動したら短期決戦に持ち込むしか勝ち目が無くなってしまう。

簡単に魔力と聖力について言うと魔力は闇の力で学校の生徒全員が扱えて当たり前の物で

聖力は学校内では十三の騎士のメンバーと僕以外の人には扱えない。というか持ってない。

『授業はここまで』先生がそう言うと生徒が全員だって挨拶して授業終えた。その後昼食を十三の騎士のメンバーと食べた。

メンバーはお互いのことをニックネームで呼ぶ。僕は普通に天魔と呼ばれている。メンバーはデビ、ブック、ナイト、スター、ティーチャー、カード、マジック、ワード、ハルカ、ブースター、スリーパー、僕の十三人。

それぞれが何かしらのハーフである。

 昼食を終えて午後からの授業が始まった。

内容は武器(ウェポン)についてだ。

魔法系のスキルを有していない人はウェポンを扱う。人によってさまざまなウェポンを使う。銃だったら刀だったり。僕はスキルで生成するのでウェポンを扱わない。武器は元々神具(アーティファクト)から着想を得て作られたそうだ。

授業を終え、春香と一緒に帰路についていると何やら視線を感じた。感覚を強化しているとはいえあからさまな視線、女性のもの。

あっ、ヤバい。隣で春香さんが鬼の形相をしている。今からでもいい、女性早く逃げて。なんて言っても無駄だろう。女性の方からも迫ってきたからだ。

『私、彼に話があるんです。』

『あるなら私の許可を得てください。』

2人に挟まれどうすれば良いかわからない。


さて、ここまでにしよう。次回をお楽しみに。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る