第2話 コンソールパネルのある部屋
コンソールパネルの並ぶ部屋 幾つもの画面が浮かぶ部屋に
男が一人座ってるようだった
小さなテーブルがあり横には小さな透明なドーム型のオルゴール
中には小さな子供や動物が入っている
「マスター」ミルクとアイラが初老の男に声をかけ
「ん・・ああ、二人とも コンソール操作しながら 少しうたた寝していたよ
システムは問題ない 子供達のご機嫌はどうかな?」軽く微笑む
「問題ありません マスター」
「ふむ・・必要な食料の生産もエネルギーの供給も問題ないな
大気圏 宇宙にある太陽光パネルからの太陽光も
風力システムも故障なく動いてる」
コントロールシステムを操作しながら呟く
「あまりご無理されませんようにマスター」
「何 大丈夫だ
食料の生産を増やした方がいいかも知れない
ロボットのミル達を増産して 農産物の育成にあたらせないと・・」
「こうして仲間たちは全ていなくなり 私一人」
「・・ああ、もうすぐ 調整中のメイドのカカオも仕上がる」
「・・・あのマスター 花の種や球根が欲しいのですが」
「食料生産の方が先だ・・が
子供達の情操教育には必要か
チューリップなどを数日うちに用意しよう 育成はまかせた」
「有難うございます」
「それから 明日は子供達は遠足
ピクニックだった
念のために ドームの近隣に危険な攻撃型ロボットがいないか
確認しよう
たむろしていたら こちらも撃墜だ」
「お茶をマスター」
「ああ、ありがとう・・」
お茶や茶菓子を堪能しながら
呟く
「私がいなくなった後は アイラ、ミルク達
管理は任せるぞ
再び 例え この小さなドーム内の中でしか
生存出来ずとも 人類を絶やす事はしたくない」
「はいマスター」
二人のメイドが去った後
マスターと呼ばれた男は 近くにあるドーム型のオルゴールに
スイッチを入れる
繰り返す輪舞のようにドームの中の人形達は周りながら踊ってる
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