NEO~ニュー・エンカウント・オンライン~正体隠して俺は世界を守ります
「今日限りでこのパーティーを抜けてもらう」
突然の追放宣言だった…
ニュー・エンカウント・オンライン…略してNEO(ネオ)と呼ばれるVRオンラインゲーム
新しい出会いを見つける…そんなテーマの中で作られたゲーム
そんなゲームの中で俺は一緒に楽しんできたはずのパーティーから捨てられていた…
「…なんでか聞いてもいいか?」
「お前みたいな底辺な支援職にパーティーの枠を埋めていれるほどこっちも余裕ないんだよ」
「…そうか」
俺がしているジョブは支援職、強化したり、回復させたり、アイテム作ったりなどいろいろできるがこのゲームの掲示板では不遇職と叩かれておりあまりにも人気がない、そんな奴が自分のパーティにいることが奴は気にいらないのだろう。
自分のパーティーのために遊んでいる奴を放置できない、納得はできないが理解はできる理由だった
現実でやると人間性を疑うがあくまでゲームなら気を止めなくてもいい…だが実際にはあまりいい気分はしないが
「お前みたいな底辺にはふさわしくないんだよw」
周りと一緒に笑いだす……なるほど、俺の事を馬鹿にする目的か単に邪魔だったかその動機はわからないが、どちらにせよあまり深く考えないで俺を抜けさせようと思っているらしい。
「本当にいいのか?」
「は?」
「俺が抜けてもいいのか?」
「いいに決まっているだろw むしろいい気味だ」
…なら、仕方ないな
こんなことになってしまったのは残念だが、こちらも願い下げだ…
「じゃあな」
返事は帰ってこない、他のパーティーと次に入れることを相談しているようだ…
俺の事はすでにいないものとしてみているように、俺は返事来ないと感じその場を離れる。
外へと出ると突然の着信音が聞こえてきてくる、俺は空中でメッセージ画面を出すと無機質なシステムメッセージが聞こえてくる。
【NEO運営から重要なメッセージが来ました、開きますか? Y/N】
俺はYを押して、気を引き締める…来たか…
【承認確認しました…ただいまより特定の場所にワープいたします。 ワープまであと60秒】
俺システム音のカウントダウンを聞きながら、装備の準備をする、すべての確認を一通り完了するとカウントダウンが少なくなっていく
【3…2…1…転送開始】
目の前が真っ白になっていく。
そして次の瞬間に俺は別の場所に転移されていた、そこは広い荒野のように場所にいて、そこには異論人が集まっていて、俺が確認されると歓声が聞こえてくる。
「万能王だ、彼が来たんだ―!!」
「これなら勝てる!」
「」
このNEOにはゲームとは別の側面を持っている…それは
「奴らが来たぞー!!」
人類の砦だ…
奴らとはモンスター…の形をした人類の敵
それは宇宙から飛来してきた生命体、電波で構成された体で地球のインターネットに潜伏している
彼がそこに存在しているとネット上で構成されたシステムが分解されていく、そうなったらインターネットは崩壊し人類は衰退する。
危険の存在だと認識した政府はこれを対策する、彼は現代兵器では対応できない為ネット上で対応するが既存のセキュリティプログラムでは対応しきれない…そこでネット上で弱らせてから消去させる方法を考えた。
そしてその弱らせる役目が俺たち…防衛者だ
「はっ!!」
俺は武器に強化魔法で十分強化して切り付け両断する。
辺りを警戒していると別の防衛者が奴らに襲われていた、俺はすかさずに味方に防御魔法を使う。
敵の攻撃は魔法でできた盾にぶつかる、盾はきしんでいくが俺はさらに盾を強化して防御力を上げていく。
敵の攻撃を完全に相殺させたら敵の懐に入り即座に切りつける。
「あ、ありがとうございます! 万能王さん」
万能王…それは俺がここで言われている《二つ名》だ。
あらゆる面で味方を守ったり、支援、アイテムの生成など様々なことができることからついた名前
こっちでは上位のランカーらしいが…関係ない、レオはできることをすべてやっているにすぎない、そして
目の前に出てくる敵はすべて倒す……!
「はぁぁぁぁぁ!!」
おれは魔法で剣、槍、斧…様々武器を生成して使い分けていく、限界まで強化した武器で敵を薙ぎ払い倒していくこれを敵が見えなくなるまで俺は戦い続けた。
「す、すごい…」
「一騎当千だな…」
やがて敵が見えなくなると俺は落ち着く、他の防衛者が歓喜している中俺はすぐさまにログアウトする、周りが止めるが気にせずにログアウトする。
現実に帰ってくるとこのゲームの掲示板を見る、被害があったという報告はなく戦いが終わったと俺は安堵する。
まだ闘いは続くだろうが俺は戦い続ける。
最後はゲーマーらしい終えよう
「対戦ありがとうございました」
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