3・今思えば奇跡のような出会いの経緯

私が今の彼と出会った経緯を書きます。


ちっちゃな頃からネガティブ思考、の私はまるで「家と漫画と私」を地で描いた人生を送っていました。そんな私にまともな恋愛など縁遠く、周りに同世代がいた学校や職場ではあ、な、た、は、圏外です!の日々を送っていました。


そんな自分でも職場に行くと年上の同僚方は近場にいるのとくっつけさせたりされたので、出会いは少なからずともありました。最初に知り会って何回か会った方。特に問題も無かったものの10ヶ月程度で自然消滅。その次に付き会った男とは数年だったけど婚約までしてドロドロに終わりを遂げた。


付き合うのと結婚は違うもので、軽く付き合ってもても結婚は親族が絡むしお互いの立場と生活があるのでその自覚と覚悟がないと無理なんだろう。


ダメになったのは自分が幼すぎたせいだったからで、今思えばこの時上手く行かなくて良かったと思っています。



その後病気になった後仕事復帰しようとハロワに通って仕事をしました。職場で会った同僚の子育ての話を聞いているのは楽しいけど、自分が仕事を続けられたのは他人の好意のおかげだった。30代を過ぎた頃、何となく実家にいるのが辛いと感じた私は地元近くの神社に行って自分の力で行きたいとお願いしました。


共通の話が合う人を探そうと、周りには言いにくいのでネットに頼った。某サイトのお見合いサイトで、定額費を払わなくても定型文は無料ということで登録してみた。


自分のプロフィールには当時フィギュアスケートと音楽の〇〇が好きだったので、それと更に小説も書いていると乗せると、最初はこんなのでも20人くらい興味のある人が現れた。その2〜3人の趣味を見てこの人は!と思ったが、自分は定型分しか送れない。文章を送れるようにするにはこのサイトのカードを作って月300円の月額費を払らなければならないと、そこでやっとカードを作りました。


審査から一ヶ月ほどでカードが届いたが、その頃にはこのサイトを見ても自分に興味がある人は殆ど居なくなっていた。



そんなある日、自分のプロフィールを見て来たという人が現れる。隣県に住んでいた彼は自分もそのバンドが好きで(実際彼はそんなに好きではなく今どっぷり浸っている釣りが好きとも書いていなかった‥‥)まぐれで出会った人と会うようになり、人生で一番楽しい日々を送ったのです。




更にある日、私は彼のいる所に行きたいとメールした。彼は仕事しているので着いたら電話してというので私は電車に乗って彼の住む街に行きました。



その途中、自分は携帯電話を忘れた事に気づいた。どうしようとパニックになった私は駅に着いて、とりあえずタクシーに乗りました。



タクシーのおじさまに彼のいる会社名を言って検索してみたら該当する同じ会社名のが結構出てきて、〇〇をやってる人で‥‥と職種を言って二軒目に連れてくれた場所。〇〇さんいますか‥‥?と尋ねたところ、彼はいた。



丁度お昼の時間だったので近くの店で弁当を買って一緒に食べた後、私は電車に乗って帰りました。

その数ヶ月後私達は一緒になったのですが、今思うとありえない迷惑でした。タクシーのおじさまありがとう、と未だに思っています。

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