第3話「火の姿勢」・免疫。
『火の姿勢』は体を温める行法じゃ。
体を温めるとどうなるか?
それは免疫力が上がり新陳代謝がよくなるんじゃ。
菌やウイルスはどこにでもいるそうじゃ、それでも元気でいられるのは、常に免疫が体を守っていてくれるかららしい。
小さくて目に見えないし、自分で感じることも出来ないが免疫は体に入って来た菌やウイルスと戦い、がん細胞までやっつけてくれるらしい。
この免疫は腸に多く、腸が温かいと良く働くそうじゃ。
歳を取ると体温が下がるので、お風呂などで温めるのがいいな。
若くても、冷たい物を食べ過ぎると腸が冷えて下痢になってしまうぞ。
自己免疫疾患も体を温めるのが有効らしいから、この火の姿勢を試してみるといいと思うぞ。
体を温めるということは、体のエネルギーATPを作っているミトコンドリアも喜ぶんじゃ。
紀元前のギリシャ人、ヒポクラテスも「鍛冶職人はペストにならない」と言っているように、昔から体験的に体を温めることが病気の予防に良いと感じていたんじゃろうな。
「祖父、仁蔵は、このように申しておりました。あずきちゃんも温かいのが好きでしょ?」
「にゃ〜ん!」
「もちろんだと言っています」
それでは『火の姿勢』を解説します。
解説は三日月冬子です。
【一の型】 手の平を擦りあわせて、手を暖めるます。
手の平で顔、首、胸、腕、腹、足と身体中を優しくなでます。
なでながら、シコリや違和感のある所はないかを調べます。
【二の型】風呂に入る。
・身体を暖める入浴剤等をいれます。
・身体を暖める薬草、大根の葉・ヨモギ等を煎じていれます。
【三の型】足湯をします。
タライに40度くらいのお湯を入れ、椅子に座ってタライに足を入れます。
電気ポットでお湯を足しながら15~20分ほどタライに足を入れています。
【四の型】湯たんぽで足を暖めます。
時間があれば湯船につかり身体を暖めると血管も広がり、血管の柔軟性も保たれるらしいです。
あまり時間がなくて湯船につかれない方は、寝る前に足湯をしてから寝ると寝つきも良く、寝覚めもいいです。頭もスッキリします。足湯は血液の循環を利用してお腹を暖めることで免疫力を上げます。寝る前にやるのがコツです。お風呂は寝る2時間前くらいにお風呂から上がるといいようです。
大根の葉の薬湯は皮膚にも良いようです。
時間が無ければ、湯たんぽで足を暖めましょう。
暑い夏でも、汗をかいて身体はけっこう冷えています。
お腹を冷すと免疫力が落ちてしまいます。
下痢が続くようなら要注意です。
わたしは、扇風機にあたりながら、湯たんぽを腹に抱えていると意外に気持ちが良いです。
身体を動かすのに電気(ATP )を使っているそうですが、電気を作るミトコンドリアは暖かいと良く働き、身体が冷えているとあまり働かないらしいそうです。
朝起きて身体が暖かければ、火の姿勢は成功です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます