第7話  再会

時が過ぎあくる日に、恵介は今の住職の仕事を僧侶として若い人の育成の為にも辞めることを決意して、周りの人達にも自分の意思として知らせました🎵残念がる人達の多い中でも恵介の意思は変わりませんでした🎵妻に「住職を辞めて、これからどうするつもり」と聞かれ、恵介は涙😭ながらに「すまない、お前と別れて仏教の発祥地に行って修行する」と告げたのでした🎵妻もしばらくは言葉に出ずやっとの思いで口にした言葉が「あなたは一度言ったことは、曲げない人だから」と言いました🎵

それから半年した頃には、仏教の発祥地で1から修行している恵介の姿がありました🎵妻は恵介のことを忘れよう、そうでなければ暮らしていけないと思い忘れようとしたけれど恵介への思いは募るばかりでした🎵食事ものどを通らなければ動きたくなくなり、ぼーとする日々が続きました🎵私にとって恵介さんは大切な人、やっとの思いで会え、お母さんとの約束で人の為に働き立派にやりこなして来た人、それなのに仏法の聖地に行きまた修行するなんて!悔しさや哀しみを通り抜けいたたまれなくなった❗(恵介さんみたいな人は二人といない)との思いがこみ上げ、どうしてもまた恵介と暮らしたかった🎵恵介のいる聖地がどんなところでどんな修行を恵介がしているのかわからないけど…

ある日妻は一大決心をした🎵夫が言っていた「男だけの集まりの汚い、貧しい、どっから見ても醜いところだから、誰もが嫌がるところだけど俺は行く」と、けど今の私にとって夫との愛が一番大事❗あんなに長い年月をかけて苦労して、帰って来て仕事についても僧侶の仲間の妬みから罵声を浴びたり、その関係者から怒鳴られたりとひどい😭💔生活に耐え、でも「人の為」と言って頑張って来て、これから二人での幸せ😆🍀な暮らしができると思っていた矢先に…(私はどんな目にあってもいい、夫恵介と一緒にいられるなら、私も聖地に行く。夫と一緒に暮らす❗)と決めた妻でした🎵周りの大反対も押しきり妻は「私も仏法の聖地で修行したいんです!男だけの集団で修行も厳しく辛いと聞いております❗女性が修行できないというなら仏法の本質から離れております❗判ってください❗女性の私でも聖地の修行をすることを許してください」と強くアピールして、その頑張りが実り聖地での修行が許されたのでした🎵

そして2ヶ月後に別天地で修行をしていた恵介の目の前に妻の姿がありました🎵妻は「あなた一人だと頼りないから私も来たよ」と笑って話していました🎵恵介「お前」とだけ言ったきり、後は言葉に出ませんでした🎵

二人の暮らしは貧しく、美味しい食べ物も食べられなければ、三度の食事もままならず、綺麗な服も着れず、継ぎはぎのぼろぼろの服で、家🏠も汚いです!けど妻はいつも「あなたが側にいればそれで幸せ😃💕よ」と言ってくれたのでした🎵恵介もそんな妻に「ありがとう😭✨、こんな暮らしでいいのか」と尋ねると「十分幸せ😃💕よ、あなたがいてくれるんじゃないの」「ごめんよ、こんな俺で」「私にとって恵介は立派な夫、宝物よ」と二人の会話が続くのでした🎵


この年老いた夫婦を誰がけなすことができるのでしょう…

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