第24話 ***

さくらの細い腰を掴みゆっくりと動く。痛みがあるさくらを気遣い様子をみながら腰を動かした。


カインは結論から言えばさくらと繫がり、あり得ない感覚に陥っていた。今までの交接は何だったのかと思うほどの激しく狂し惜しくなるほどの快感だった。さくらの愛液は甘く媚薬のように頭を痺れさせた。

狭い蜜壺に自分の欲望をつきいれたと同時に果てそうな感覚に驚愕し戸惑いを覚えるほどだった。今は必死に意識を集中し我慢してなんとか保っている状態だった。


激しく突き入れ最奥に何度でも流し込みたい。孕ませてしまいたいと、本能がを言っているようだった。


腰を突き動かすとさくらの細い腰は甘く艶かしく揺れ動き始めていた。


「んぁ……あん……ぁあ…!ん……っ」


さくらの表情からも痛みだけではないのが伝わって来た。


「さくらっ……」


カインは肉棒を強く深く突き入れるとさくらの口から甲高い甘い矯声をが漏れた。


「あァァぁっあ……あっ……ひぁ……」


最奥を突くとだんだん子宮の口が下がってくるのがわかった。そこに何度も突き入れ、擦り付けると脳が痺れるような甘い声がさくらから漏れた。


「さくらっ……いくっ……中でうけとめてくれ」



「はぁぁっ……ぁっあァァァあつ……いっ……」


激しく叩きつけるようにカインが腰を動かす同時に最奥に熱い飛沫が流れ込むのがわかった。

ぐっぐっと押し付けるようにさしこまれ奥に擦り付けられる。

はぁはぁと肩で息をしながらさくらに覆いかぶさると首筋に印を付けるよう吸い付いた。


「あっ……」


もう終わりかと激しく上下していた胸からゆっくり息を吐いたのだが、

まだジンジンとうずいているそこにはカインの欲望が埋め込まれたままだった。



ん……?


一向に退く気配のないカインに声をかける


「カ……カイン? も…もう終わりよね? ぬいて?」



首をかしげてカインを見つめるとギラリと欲望が残った瞳に絡め取られた。


「さくら……まだ……お前を食い足りない……したい」


入ったままのカインの欲望がムクリと質量が増すのがわかった。

ひゅっと息を飲む。



「やっ……ぁ……むっむり……はじめてなのにっ……むり……」


ゆるゆると腰を押し込まれたが、先程の残滓のおかげか濡れそぼったそこはカインの欲望を易易と受け入れた。


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