第23話 ***
カインはもどかしそうに詰め襟をはずし上着を脱いだ。
服に隠されていたカインの肢体がさくらを羞恥に染めた。ガッシリと筋肉がついた胸板にバキバキに割れた腹筋がしなやかな筋肉が獰猛な肉食動物をイメージさせた。
捕食者と獲物……
頭の芯まで食べられてしまいそうな感覚にくらりと目眩がした。
カチャリとベルトに手をかけると下着が大きく膨らみ熱く滾ったカインの欲望がさくらの目の端にうつった。
「ひっ……! む……むり……」
はじめてでも何をするかはわかっている。けどあんなおっきなものむり……っと身をよじって逃げたくなった。
「大丈夫だ……慣らすから安心してくれ」
そういいながら生まれたままの姿になったさくらをギュッと安心させるように抱きしめた。
しっとりとした肌の感触にさくらの鼓動は全速力で走ったかのようにはやくなっていた。さくらがカインの胸に耳をあてるとカインの鼓動が痛いほど大きく早く聞こえた。
あぁ……カインも私と同じなんだ……
そう思うと胸の中がじわりと熱くなる。
「カイン……キスして……」
さくらが思わずそう口にすると
「……っ! あぁ……」
たまらないと言わんばかりにカインは噛むような激しい口づけで口内を蹂躪した。
足の間をまさぐるカインの指がさくらの蜜壺にぐちゅりと挿し込まれた。
「んっく……ふぅ……んん……」
さくらの塞がれた口からくぐもった声が漏れた。
角度を変え深く差し込まれた舌を絡み取られゆっくりと吸い上げられる。
奥に差し込まれた指はさくらの蜜壺のかべをゆるゆると優しくなでた。
カインの指の隙間からとろりと愛液がこぼれおちたのが分かった。さくらの耳にくちゅくちゅと卑猥な水音が聴こえてきた。
指をもう一本増やされると狭い密道はぎちりと軋むようにひきつった。
「んっふ……いっ……いたぁ……んぁ……」
あまりに狭いそこは2本の指でいっぱいになっていた。
「いたい……か?」
カインは顔を上げポロポロ流れる涙をそっと舐め取った。
「ちゃんとほぐすから大丈夫だ」
そう言うと頭をさくらの股の間に移動させた。
「えっ!……っやぁ……やっ……いゃぁ…そんなとこ舐めちゃやぁ……」
カインはさくらの言葉はムシシ割れ目に熱い舌を這わせた。
「ここをほぐさないとさくらが辛い思いをする。我慢してくれ」
「きゃあぁぁっ……んぁ……あつぃ……」
蜜壺に舌と指をぐいっと入れられ初めての感覚に目がチカチカする。
カインの太い指がさくらの蜜壁を弄っているとびくんっと体がはねた。
「ここか」
「なっ……なにっ……やぁ……そこっ……やああ……んくっ……ぁぁぁ」
びくびくっと体が痙攣した。
「いったか」
「いっ……た?」
はぁはぁと息をつくとちろりと舌で撫でていた顔を上げ口の端をあげたカインの瞳とぶつかった。
「もぅ……がまんできない……っ」
体をおこしさくらに覆いかぶさると、ぐいっと両足を広げられると、ぐちゅりと指とは違う全く大きさの違う熱い肉棒がさくらの濡れそぼったそこに擦り付けられた。
その途端ぐっと腰をすすめられる。
「いっ……たぁ……ぁぁい……むりっ……んんっ」
「ぐっ……きついっ……はっ……あ」
あまりのキツさにカインからも思わず声が漏れた。
ぎちぎちと肉棒がさくらの蜜壁を押し広げる。
「ぬぃてぇ……やぁ……むりぃ……いたぁい……ぁぁ」
さくらの目からボロボロと涙が溢れ落ちた。
「もう……むりだっ……さくら……すまない……くっ……」
我慢できないっとぐいっと一気にさくらを貫いた。
「かっ……っ……はぁ……ぁ……ぁ……」
余りの痛みと熱さに息をうまく吸えずにさくらはびくりと背をしならせた。
無理やり押し広げられたそこは隙間なくぴったりと肉棒をつつみこんでいた。
「うごかない……っから」
さくらを気遣うようにカインは腰を優しく撫で、胸に舌を這わせた。
そうするとずくんずくんとする痛みとは別の快感がさくらの内に芽吹いてきているのが分かった。
「んぁ……ぁぁっ……あ」
とろりとさくらの奥から熱い液体があふれる感触がすると、カインはゆっくり腰をひき揺らし始めた。
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