第22話 ***

「抱きたい……さくら」




色っぽいかすれた声と共に暑い吐息が耳元にかかる。ずくんと腰に甘い痺れが走った。


耳が心臓になったんじゃないかってゆうくらいどくんどくんと大きく鼓動が聞こえた。


カインは先程とは違う優しい手つきでさくらのほほをゆっくりと撫でた。

つっと長い指先がさくらの唇をなぞる。

そこが性感帯になったんじゃないかとゆうくらい敏感になっていてさくらの声が思わず漏れた。



「んっ……」


熱い眼差しでさくらをみつめ


「口づけてもいいか……?」


そう言うとくちゅ…っと指を口の中に入れカインはすっと目を細めると、すぐに優しい口づけがチュッと降ってきた。



「うぁ……ぁ……んっ」


さわさわと体を弄るもう一つの手に初心なさくの身体は翻弄されていく。

ドレスの紐をシュルシュルと解かれコルセットも下に引き下ろされた。胸を覆っていたものが無くなりぷるんとした果実がカインの目の前に晒された。


「やぁ……恥ずかしい……カイン……」


自由になった両手で胸の頂きを隠す。


「綺麗だ……全て食べてしまいたい」


そう言うと優しく両手を掴みそっと顔を首筋にずらし熱い唇を這わせた。


「ぁあっ……んん……ふぁ……ぃっやぁ……」



カインは這わせていた唇をずらしさくらのピンク色に染まった蕾をちろりと舐めた。


「ぁあっ……ぁん……んぁ」



とめどなく漏れるあえぎ声が室内に響き渡った。


「さくら……気持ちいいか?」


そう言われ羞恥心からか真っ赤な顔でふるふると首を横にふった。



「嘘を言うとは……お仕置きだな」



そう言うとカインは意地悪そうに口角を上げるとカリッと蕾を優しく噛んだ。


「きゃぁ……あぁぁ……いっ……ぁぁ……やぁ……かんじゃ……やぁ」


生理的な涙がポロポロと流れ落ちた。

さくらは噛まれた刺激で下半身に甘い刺激が走り閉じた股の間がじわりと濡れたのがわかった。

もじっとひざを擦り寄せたのをみて、ふとももを優しくなでられた。

長い指がドロワーズの中に入ってさくらの固く閉じた割れ目にゆびを這わせそっとなでると、その刺激でひくんっとしなった背をなでられさくらの口からあられもない声があがった。



「ひっあぁぁぁっ……んぁ……ひぃ……ぁ」


くちゅ……っと蜜壺の上にあるしこりを指でかき分け押しつぶされるとビリビリと電気がはしったかのような刺激が全身を駆け巡った。


「ひやぁぁぁあ……っあ……あっ……だっだめっ……やぁ……こわい……」


そういってカインの首に手を回しギュッと抱きついた。

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