第6話

頭の中でカインはさくらの痴態を思い出していた。

さくらのことは一目惚れだとおもう。今まで生きてきて女が可愛いと思ったことがなかった。娼婦を抱いていてもただ挿れて出すだけ。女はただの性を処理するだけだった。


王弟とゆうことで言い寄って来る女は数知れなかった。既成事実を作ろうと中で出させようと躍起になる女を冷めた目でみていた。カインは女の中で一度も果てたことはなかった。口陰で済ますことのほうが多かった。ごぽっとだされた精液を恍惚な表情で飲み込む女をただ冷えた目でみつめているだけだった。この世界では運命の番のような特殊な出会いがあるとゆう。カインはそんなもの迷信だと鼻から信じてはいなかった。


番は一度交わるととてつもない快楽を得られると聞く。いままで女との交わりにたいして快楽など感じたことはなかった。気持ちが良くないといえば嘘になるが、胸をおしあげるような熱い気持ちになることは皆無だった。


だがさくらにであってしまった。さくらの全てに惹かれてしまっている。さくらを抱き潰し自分の精を中で出し孕ませたい。強烈な思いが胸の内にたまっていた。

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