2-9. リザードマンの像
描写:シンカーハウスを倒し、宝箱からブローチを手に入れた君たちは、最初の部屋に戻ってくる。ここには、リザードマンを模した像が置かれていて、石の台座には『3つの宝を奪い、身につけよ。さすれば秘宝への道が開かれん』という記述がある。
ヴィンター:「ようやく宝とやらが集まりましたが、さて」
アリー:「このリザードマンを飾り付けてみます?」
ブコー:「そのようだ。さっそくつけてみよう」
ピュック:「よいしょ」
GM:じゃあ皆さんは、像に3つのアクセサリーを付けた、ということですね?
ピュック:はい、像に(笑)
ヴィンター:はーい。
ピュック:でも、文章は身につけよ、なんだよな……。
描写:君たちは、リザードマンの像にアクセサリーをつける。
ヴィンター:「ふむ」
アリー:「クリスマスツリーの代わりにこれでとりあえず我慢します」
ピュック:「くりすます?」
描写:リザードマンの像に見つけた3つの宝を身につけさせると、リザードマンの像の目が光り始める。そして、口元が動き出して言葉を発する。魔法文明語だ。
ヴィンター:「おや」
ピュック:「うわ、像が動き出しました」
アリー:「すごいですねー」
リザードマンの石像:『奪った宝を他者に施すなど、我らが教義に反する。汝らに秘宝を得る資格なし。愚か者には死を……』
ヴィンター:「だそうですよ、怖いですねぇ」翻訳
アリー:「やっぱりツリーじゃないからですねー」
描写:部屋の各所の扉や隙間が閉じられ、部屋に水が入り込んでくる。このままでは1分もすれば部屋は水で満たされてしまうだろう。
ピュック:「罠じゃないですか、やだー!」
ブコー:「参ったねえ」笑顔
ヴィンター:「アリーさんはともかく、我々は拙いですね。アリーさんお手を」
ピュック:「これからアクセサリー取り上げて身に着けたら行けますかね!?」
ブコー:しまったー! 身につけろ、って書いてあるから、自分で身につけろって意味だったか!
ピュック:そういう意味じゃないかなーと(笑)
ヴィンター:そう思いながらも、どちらか分からないなーと(笑)
アリー:(笑)
ブコー:まずいですよ、これ。まずいですよね?
アリー:まずいですね(笑)
GM:はい、では皆さん、異常感知判定を! 目標値は15。
ここは、7レベルスカウトであるアリーが難なく成功する。
描写:アリーには、リザードマンの像の下から、わずかに泡……つまり空気が漏れていることが分かる。このリザードマンの像を破壊すれば、像の下にある穴から水が出ていくのではないかと予想できる。
アリー:「この像を壊しましょう! 下に穴があります!」
ピュック:「わ、分かりました!」
ヴィンター:「なるほど」
ブコー:「うん、いい案だと思う」
GM:リザードマンの像は、防護点12、HP40の「石」の構造物として扱います。一分もすれば、と言ったように、6ラウンドの猶予があります。
アリー:どうします? 前衛組が殴って、その後魔法?
ブコー:そうですね。とりあえず、やってみましょうか。僕殴っていいですか?
PL一同:はーい
GM:像は回避しないので、命中力判定は1ゾロでなければOKです。ブコーさん、武器は何ですか?
ブコー:〈ヘビーメイス〉です。
GM:メイスはクリティカルしますね。
石の構造物は、攻撃の種類によってクリティカルが無効になってしまうのである。主に刃物での攻撃はクリティカル無効となるが、一部の魔法属性にも該当するものがある。
ブコーの攻撃は7点のダメージとなった。続けてピュックが〈ウォーメイジスタッフ〉で殴りにかかる。
ピュック:Aランク【ヴォーパルウェポン】で強化しつつ《マルチアクション》!(ころころ……1ゾロ)あぁー!
アリー:あー!悲しい……!
ヴィンター:ピュックさん、いい神社に行きましょう。
ピュック:杖の攻撃が丸っこいところでカスめてダメージになってない! 【コングスマッシュ】は、22点の打撃点だから、10点通し。
ヴィンター:魔法は、抵抗されていない状態でしょうか?
GM:抵抗はしないです。ただ代わりに、魔法に関しても防護点6点分が有効になりますね。
アリー:土属性か、炎属性、どちらで攻撃しようかな。
ヴィンター:土属性ならクリティカルしますね。炎属性は無理です。
ブコー:なら、一択じゃないですか?
アリー:【ストーンブラスト】打ちます!(ころころ)
ここでアリーの【ストーンブラスト】のダメージ決定で、なんと3連続クリティカルとなり、43点の大ダメージとなった。
GM:オォイ!? ちょっと待ってくれ。37点通し……。
アリー:あれ、なんかやっちゃいました?(笑)
一同:(笑)
ピュック:さっきの1ゾロの分はこっちでしたか(笑)
描写:リザードマンの石像は礫に襲われ、粉々になってしまった。そして、水はリザードマンの像の下にある穴……もとい、階段に流れ込んでいき、水面は下がっていく。
ヴィンター:「おや、私の出番はないようですね。助かりました」
アリー:「粉々になりましたね!」
ピュック:「石には石だったんですね!」
ブコー:「すさまじい威力だね。うんうん、これもアツモリだ」頷いている
ピュック:「これで一安心ですね」
アリー:「これで先に進めますねー!」
ピュック:「本当だ、いい感じに進めそうな階段になってます」
ブコー:「水で埋もれていないといいが」
ヴィンター:「まあ、気をつけて進みましょうか」
ヴィンター:……アツモリって、一体なんなんだ。
ブコー:分からない
一同:(笑)
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