第6話 まずは武器選び

「ルシアス、もう退院出来るぞ、ウグス先輩に連絡するから荷物とかをまとめといてくれ、どうせすぐに来ると思うから、それと荷物を入れる袋だ」アスはルシアスを検査して退院が出来る事を伝えた。「アスさんありがとうございます、では荷物を袋に入れてきます」ルシアスはアスに渡された袋を手に持って自分が居た病室に向かった。

「ウグス先輩、ルシアス君退院出来るから迎えに来い」

「ウグス先輩に連絡は済ませたし、そろそろ研究に励むか、ウーサーさんに頼まれたこの杯でも調べとくか」アスはウグスに連絡をし終わって、ウーサーに頼まれた杯を調べる事にした。ルシアスはアスに渡された袋にウグス達に貰ったプレゼントを袋に入れていた。「凄い、魔法で袋の中を広くされてる、おじさんに貰った魔法学習本に書いてあった奴だ」ルシアスは袋に少しの荷物を入れ終わってウグスが来るまで病室で待っていた。まだかな、まだかなと言いながら足をパタパタと動かしていた。それから数分後、アスがルシアスが居る病室にやって来た。

「ウグス先輩が来たぞ、退院準備は出来てるか?」アスはウグスが来た事を伝えルシアスが持っていた、袋を持ち一緒にウグスの元に向かった。「車で来たからすぐに来れたかな?ルシアス君今日は我が家に行ってちょっとお出掛けを使用か」ウグスは黒スーツ姿の服に改めて見ると似合わないような青と白が混ざった髪をしていた。

「ルシアス君の荷物はこの袋に全部入っている、色々と無いが後で一緒に服を買いに行っとけ、後部屋の家具とかな」アスはウグス に大事な事を言うとルシアスにそれじゃまた会う時までバイバイと言うと病院に帰った。

「それじゃ行くか、君がこれから一緒に住む家にその前にアスが言ってた通りに家具と服でも見に行くか」車のドアを開けてルシアスに乗るように伝え車に乗った。

車に乗って1時間経過した、車が止まるとウグスはココに用事があると言い、ルシアスに車から降りるように言った、降りた先にあったのは早馬と看板に書かれた鍛冶屋だった。「先ず大切なのは武器だな、ドワーフのノッサンが居ると思うからノッサンに武器選びを手伝って貰うか」ウグスはルシアスに向かってそう言った、ルシアスはウグスに何で武器ですか?と言うとウグスは「狗家に君を入れるのと同時に君も騎士となってもらうためだ、その為に武器は絶対不可欠、君に合う武器を選ぼうか」そう言われてルシアス鍛冶屋の中に入った、そこには色々な武器と機械があった、「ノッサン、この子に合う武器と鎧とリングを用意出来るかぁー」店内で声を大にしてウグスはノッサンにそう伝えた。

遠くで聞こえとるぞ、クソガキと大声で返事が返って来た、ノッサンは歩いてウグスとルシアスの所へ向かった、ルシアスとウグスが確認出来るぐらいに近くに着くとウグスは口を開き「クソ爺まだ、生きてるのかそろそろ世代交代しろよ、後ついでにこの子の魔法属性鑑定を頼む」を笑顔で言っていた、「おじさん、ドワーフの人に失礼ですよ」ルシアスはウグスにそう言うとウグスは。良いんだよ、ノッサン自信が1000歳だから、後あの人的にこう呼ばないと返事をしないから。とルシアスに伝えた「クソガキとガキか、魔法属性鑑定はニホン製品の水晶玉しかねぇ」ノッサンは耳をほじりながら言った、「所でこのガキ誰だ? お前の息子や娘と違うな」ノッサンは眼鏡を付け、誰だ?と言う顔をしていた、ルシアスはノッサンを見てドワーフは低身長だとウグスから貰った本に少し書いてあったのと違うと思った。

ノッサンの身長は165cmで髪の色はグレーで見た目は二十代後半の見た目をしていた、だが、顔は少し老けた顔をしていた。

「今更かよ、この子は新しく家族になったルシアスだ、お世話になるからよろしくな」ウグスはノッサンに伝えた、「そうか、じゃ、水晶玉に手を付けろ、30秒後に鑑定結果が出るからその後に武器と鎧とリングだな」ノッサンに言われた通りにルシアスは水晶玉に手を付けた、手を付けて30秒が経った、その時に水晶玉から文字が現れた。「文字が出ました、火と空間と鉄、と書かれてます」水晶玉に漢字で書かれた文字が浮き上がった。「やはり便利だな、魔力薬は、身体に入れてるだけでも色んな言葉を瞬時に読める様にする機能、本当に便利だな」ウグスがそう言うと確かにとノッサンが言った、「ガキの魔力管はどのくらいの大きさなんだ、デケェのかちいせぇのか、それ次第でリングを作らねぇといけねぇからな」ノッサンに言われてウグスは小さすぎるらしいと言った、ノッサンは「仕方ねぇか、火と空間と鉄だな、明日には出来たてが届くと思うから、それまでリングは待っとけ、武器は新しいのが入荷してるぞ」

ノッサンはニヤリとしながらこっちに新しいのがあると言った、「コレがニホンから届いた、『龍棍』と『雷戦斧』後は『妖刀』に『暴走星』だ、紹介をしよう」ノッサンはいきなり武器について紹介をし始めた。

「『龍棍』は棍で端と端に龍の顔があるのと鱗模様が特徴的だ、コレは槍にも棍にも四節棍にもなる、次に『雷戦斧』は攻撃をする程に雷がチャージされ1チャージ、2チャージとなるのが特徴だ、人間の身長で140cmはあるが少しメカメカしくて、チャージした物を使う時のレバーを引いて使うのもロマンがあって良いそしてチャージした武器を使う時に流れる声がなる、良い声をしている、次はこの『妖刀』まぁ、うん、妖刀だ以上、次は『暴走星』首輪にモーニングスターが着いた、武器だ、鎖の途中で持ち手が両方にあって、そして振り回す程に威力が倍増していく特徴がある武器だ」ノッサンは上を見上げ素晴らしいと興奮していた、「ノッサン、興奮するのは良いだが、武器はルシアスが使いやすい物が良いんだ」ウグスはノッサンの肩を触りながら言った、ノッサンはそれを聞いて武器ならあそこの場所に置いてある、好みの武器を持って来い、と言い渋い顔をしながら、紹介した武器を片付けに行った。

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