第4話 ハッピーバースデー

薄暗い廊下を進むと突然ドンッと音が聞こえた、音の方向を向くと病室の中、三人の男が壁に向かって壁ドンを連続でしていた。

「アスさん…アレは?」アスにそう聞くと聞こえない振りをしていた、アスの服を触ると「見なかった振りをしろ、アレは病気みたいな物だ」病気みたいな物で片付けられる事じゃなかった、その後もエアギターを外に向けてやる人と魚の真似をする人が居た、その他にも居たが 見なかった事にすれば良かったと思い初めて六分が経った。「まだ…着かないん…ですか?」そう言ってアスはそろそろだ、と言って歩いている途中発狂している人の声が聞こえた…だが発狂している人を無視してアスは冷静に「目的地に着いたぞ、このドアを開けたらウグス先輩が居る、会うのはめんどくせぇけど居る」所々にめんどくせぇと小声で言わず、普通にとは言えないが声を周りに聞こえるような声で言っていた。ドアが開くとそこにはウグスと知らない女性が居た、そして近くには三人の子供が居た。「やぁ、私の事が分かるかい?まぁ、分からなくても無理は無い、あの時は〘特殊防御型プロトスーツ〙を着ていたからね」スーツ姿の青と白が混ざった髪の男性がそう言った。その隣に居た、女性が名前を教えないと駄目だろと言っていた。「やぁ、すまないねぇ突然、僕もお邪魔して、僕の名前はミラン・クジャだ。暇なので遊びに来たよ」女性はミラン・クジャと名乗り出した、暇じゃないだろとアスが言うとアスの話を無視したかのように「私の名はウグス・ウォセカムイだ狗家当主だ、よろしく頼む」ミランはずるいぞーと言うと「僕は彼と同じ24家鳥家当主ミラン・クジャだ二度目の自己紹介だが気にしないでくれ」ウグスはミランの自己紹介が終わると同時に三人の 子供達に自己紹介をするように話かけていた。「お、おれは狗家長男ウルク・ウォセカムイ、小学三年生です。よろしく」長男と名乗ったウルクは父に似て青と白が混ざった髪で優しい声をしていた。「ボクは狗家次男オルグ・ウォセカムイ、小学二年生です。よろしくねぇ」次男と名乗ったオルグは灰色の髪をした、少し暗い声をしていた。「わ、わたしは狗家長女ルク・ウォセカムイです。よろしくね?」長女と名乗ったルクは白色の髪をした、弱々しい雰囲気を持つ優しい声をした。アスはウグスにやる事があるなら早くしろと喋ると「ルシアス・アグリット君、キミの誕生日パーティーを仕様かそれとコレをキミに誕生日プレゼントだ、遊園地より豪華じゃなくてすまない」そう言うと四個のプレゼント袋を渡した。プレゼントの中を開けると中には人形と変形合体ロボが入っていた。そして2つのプレゼントを開けると中からゲーム機と魔法学習本が入っていた…「ウグス、ソレはセンスを疑うぞ」ミランがそう言うとアスは先輩そう言う所を直した方がいい、と言っていた。「ありがとう…最高の…誕生日プレ…ゼントをあ…りが…とう」ゴホッゴホッと咳を出して居ると「ウグス先輩とオマケの先輩も着いて来てくれ、話す事がある、子供達は4人で楽しんでいてくれ」子供4人うん、と言うとウグスとミランを連れてアスは部屋を出た。「ルシアスの事だが、彼は魔力管が普通のサイズよりもだいぶ小さすぎる、後は彼があの時生き残れたのがおかしいと言う事と彼は特殊異能持ちだという事だ」アスは二人にそう説明をした。

「特殊異能かぁ、僕はレオルク以外に居るの初めて知ったなぁー」ミランが手を組みながら言っていた。ミランが言っていたのは、アスの同級生レオルク・フェーレースだ。「そうか?余り居ないが以外と会う事はあるぞ」ウグスはミランにそう言った「そうだったけ?まぁ、ソレは置いといて彼はどんな特殊異能何だよ、僕は気になるなぁ」アスはそれが不明だ、どんなのか分からん成長して分かるかも知れないと、ウグスとミランにそう伝える。「彼の事はウグス先輩に任せる、めんどくせぇのは頼んだ」アスはそう伝えるとルシアス達が居る病室に入った。「アスさん…ケーキを食…べるの…はどうす…れば良いで…すか?」アスは紙の皿を用意していた。「ウグス、そう言えば来週24家全員会議に出るように言われてたよ、後アスとレオルクも、レオルクには後で伝えといて頼んだよ、アス」会議出るように頼まれていた事をレオルクに言うのが面倒くさくなったのか、アスにその事を頼んでいた。「来週だと、言うのが遅くないか?」ウグスはそう言うとミランはてへぺろ忘れてたと会話をしていた。そして2時間経った。

ウルク・オルグ・ルクは眠くなり眠っていた、アスは仕事に戻り、ミランは酔い潰れていた。

「ルシアス君、君を狗家の養子として迎え入れようと考えてる、だがその決定権は君が持っているから、君の返事を聞かせてくれ」ウグスは真面目にルシアスにそう伝えると「はい…養子…としてよろ…しく…お願いし…ます」ルシアスは断らず受け入れた事にウグスは驚いていた。「断れると思って居たから驚いてしまってすまない、だがコレからよろしく頼む、ルシアス・アグリット君、いや、ルシアス・ウォセカムイ君」ルシアスはウォセカムイと呼ばれ少し緊張しながらもワクワクとしていた。

「そうだ、コレから私を呼ぶ時はおじさんと呼んでくれ、ルシアス」ルシアスはウグスの事をおじさん事にしたそして、おじさんと呼び明日か明後日には退院出来る事を言った。「そしたら退院出来るようになったらアスに電話させるから、その時に向かいに来るそれまで待っていてくれ」ウグスはそう言うと「それじゃあまた、ルシアス君、今日はさようなら、それとおめでとう」ウグスは子供たち3人を抱え家に帰った。「ばい…ば…い」ルシアスはそう言うと眠くなり、眠るとアスがやって来て元々居た病室にルシアスを運んで行った。そして次の日

「ふわァァまだ眠いな、あれ皆何処?」1人病室内に置き去りにされたミランだった…

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