べかかう
べかかう
耳の奧がしいんと鳴つてゐます
思へば
昔からずうつと かうだつた
長らく
やうやつと
そんな風にも思はるる
さうして
僕は
しいんとした音に
しいんとした
かうして しいんと
或いは 僕の
しいんと響く
音にも重ねて しみじみ眺むれば
あれ あのとほり
あんな
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