少年期ささたけ(小学生) 漫画編
小学生になって小説と出会ったことは前回語ったとおりであるが、この頃は同時に漫画と出会った年代でもある。
おそらく人生の中で一番むさぼるように文字を求めていた時期なので、私は友人に勧められるがまま漫画にも手を出していた――というか、私は貧乏だったので、友人に勧められたもの以外に手を出さなかった――というほうが正しいのであるが。
それはともかく、私が覚えている限りで小学生の時分に買い集めた漫画は以下の通りである。
ドラクエ四コマ劇場(作者多数)
南国少年パプワくん(柴田あみ 著)
ボンボン坂高校演劇部(高橋ゆたか 著)
魔法陣グルグル(衛藤ヒロユキ 著)
ドラゴンボールやスラムダンクなどの王道作品も知ってはいたが、それらは他の友人や姉のどちらかが買い集めていたので、特に自分が収集することはなかった。
とりあえず作品紹介を――と思ったのだが、上記の作品をリアルタイムで知ってる人がどれだけいるのだろうか? 少なくとも私のフォロワーさんは知らなそうである。当時はいずれも流行した作品なのだが――時の流れは恐ろしいものだ。
まあいずれの作品も秀逸なギャグ漫画であるので、興味がある人はぜひ調べてみてほしい。ドラクエ四コマ劇場に関してだけは、今の時代では受け入れられないかもしれないが。ファミコン時代のゲームの話なので。
余談ではあるが、私が小学生の時分にはまだネットも普及しておらず、プレイステーションもなかった。そのためゲームセンターが隆盛を極め、格闘ゲームは当時の小学生にとっては一般教養レベルで浸透していた。そのため格闘ゲームがモチーフの漫画も多数存在した。それにまつわる話もしてみたいものだが、別の機会にとっておくこととする。
いずれにせよ、こうして振り返ってみると――私は小学生らしくギャグ漫画をメインに収集していたようである。私にお笑いのセンスがあるかどうかはともかく、この頃の体験が私をギャグの道へと走らせたことは間違いがない。そのせいで、今なお続く『オチがないと不安病』に苛まれることになるのであるが――。
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