「馬の世界史」:遊牧民と中国
本村凌二さんの「馬の世界史」を読了。
中公文庫から出ている。
以下は、読後のメモ。
〇遊牧のはじまり
農耕定住民が気候の乾燥化などを受けて牧畜を重視するようになり、その規模の拡大にともなう必要な牧草をまかなうため、生活の本拠を移動させる遊牧がはじまった。
遊牧民は穀類・金属等を自給することができなかったため、農耕定住民との交易が、その発生時から必須であった。
彼らは馬・塩・毛皮を農耕定住民に対する交易品とした。
〇匈奴と秦・漢
北アジア最初の遊牧国家である匈奴へ対抗するために、秦・漢のような、それまでにない強力な王朝を華北は必要としていた。
〇現在の「漢民族」
万里の長城が現在の形になる明代に、その民族意識の形成が本格化したか。
北方の遊牧民と自分たちの住む世界を明確に線引きすることで。
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