『スキトヲルヲモイ』 Lyric by Lo'cca

やっとたどり着いたわ あなたのもとへ

長いこと探したわ 彷徨い続け

別れたあの場所で 独り座り込んでいたら

あなたも独りで そこへ来てくれた


だけどあなたは 私に気づいてくれず

呼びかけても まるで上の空


仕方なく 私は何も言わずに黙って

あなたにつかまって 憑イテキタ

知らぬところに 着くとすぐに

あなたは笑って 知らぬ女と手をつないでた



何度声をかけても 気づいてくれず

黙ってふたりのデートに 憑イテイッタ私

あなたの目に 私は映っていないようで

悲しくてあなたの腰に しがみついたわ


あなたは 「疲れた」と言ってベンチに座り

その女と 他愛のない会話で笑う


私はもう あなたと話すこともできないの

姿も声も透明な 幽霊だから

だからこそ あなたとずっと一緒にいられるの

そうでなきゃ一緒にいられないの


あのあと私は 部屋にも戻らず

近くのビルの屋上で 転んだだけ…

あの場所に来てくれて ありがとう…


仕方なく 私は何も言わずに黙って

あなたにつかまって 憑イテキタ

知らぬところに 着くとすぐに

あなたは笑って 知らぬ女と手をつないでた


私はもう あなたと話すこともできないの

姿も声も透明な 幽霊だから

だからこそ あなたとずっと一緒にいられるの

そうでなきゃ一緒にいられないの

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

スキトヲルヲモイ 幻中六花 @mamonaka_locca

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説