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  • コメディクラブの終着駅への応援コメント

    酷い話ですね。精神的に疲労されたと思います。相手の方が反省せず、また同じことを繰り返すのだとしたら、スッキリしませんね。とはいえ、訴えるにも労力がいるし、もどかしさを感じます。

    作者からの返信

    ご心配いただきありがとうございます。
    当該ユーチューバーさんからすれば「宣伝してあげたんだから感謝されるべきでしょ」ぐらいの感覚だったのかもしれませんが、ああいうタイトルを付けられるとさすがに「こっちは頼んだ覚えはないのよ」となります💦
    確かに目を引くようなタイトルを付けたくなる気持ちはわからないでもないですが、なんだか勝手におもちゃにされた感がありました。
    さすがに局が作った番組ならこういうトラブルはないと思います。その点昨今のユーチューブはやったもん勝ち的なところがありますね。大家だっていちいち自分の物件がユーチューブにアップされているかなんてチェックしてないですもの、、、
    まぁ今回は簡単に引いてくれたのでよかったですが、程度問題は意識してほしいなとは思いました。

    今後とも宜しくお願いします^^

  • コメディクラブの終着駅への応援コメント

    いえ、流儀は十分に伝わりました。

    確かに物件を紹介する動画は増えましたねここんところ。プライバシーの問題なんじゃないかと思いますね😥

    作者からの返信

    コメント頂きありがとうございます。
    確かに私も不動産を生業としているので、内見の映像はとても勉強になりますし興味もあります。ただオーナーさんからすれば大事な営業物件ですし、ましてや無許可での撮影となるので慎重に取り扱ってほしいですね💦
    今回はあまりにもひどいタイトルを付けられたのでちょっと感情的になってしまいましたが、まさかユーチューバーさんとこういうトラブルになるとは思っても見ませんでした^^;
    これからもよろしくお願いします^^

  • 僕らはみんな生きているへの応援コメント

    残念ながら、世の中は勧善懲悪を好む人が多いように感じます。スケープゴートを作り出し、正義面して責め立てる。こういうことが連綿と続いてないでしょうか。物語の世界でも同じことが言えますよね。
    皆、思う存分に叩ける悪者を望んでいて、そこには理解しようとする気持ちなど、露ほども存在しないのでしょう。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    正義と正義が戦う日々を見つめてきて思うのは、本を読まなければならないということです。昔から我々が持ち得る正義とはまことに小さなもので、人一人が入れるだけの狭いものです。
    一体いつまで私たちは小さな正義のために駆り立てられなければならないのか。そのために差別を見過ごし、おっしゃるようにスケープゴートに儀式を与えることで、何らかのバランスを保とうとする。人間とは本来そういう生き物だと言ってしまえばそれきりですが、互いの正義を理解しようとする人にのみ本当の知性は宿るものだと感じます。
    数分間の動画に慣れた私たちにとって、どんどん活字は辛いものになっていきました。しかし過去を読むことで物事を立体的に捉える視野は養えるのではないか。
    そう願いつつ本を手に取る今日この頃です。

  • 僕らはみんな生きているへの応援コメント

    やはり、社会弱者や外国人の差別や偏見って根強かったんですね昔は。今はコンプライアンスが出てから若干変わると思ったけど、まだ残っていそうですね。



    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    多様性が叫ばれる世の中になりましたが、高齢の地主たちへの意識改革はなかなか難しい現状です。どちらにも正義があり、それを拠り所に無自覚な差別につながっていることを超えるには、やはり知性でしかないと痛感します。
    我々はyoutubeやtiktokの数分間の情報しか処理できなくなっており、益々物事を立体的に観察する習慣から離れています。安易に得られる情報に右往左往するのではなく、差別の根幹にある正義を見つめ直す必要があるのではないでしょうか。
    そのために歴史を学び、ふたたび書棚の本を手に取る毎日です。

  • 悪いのはS原くんじゃないへの応援コメント

    普通は財布から一万円も抜かれていればすぐ気付くはずですよね(ましてあの頃はまだカードより現金払いがメインですから)。

    我が子が明らかに与えた小遣い以上のオモチャを持っていても然り。

    S原君はネグレクト家庭の被虐待児だった可能性もありますね。

    作者からの返信

    ご無沙汰しております^^お元気ですか?

    そう。本編ではあえて触れませんでしたが、彼の家庭は複雑な事情に満ちていたようです。母が商店街で拾ってきた情報なので精度は確かではありませんが、どうやら母親は夜の仕事をしていたため、日中は睡眠時間を確保するために子供にお金を渡して外で過ごすようにしていたようです。
    水商売かどうかは知りませんが、そういう家庭事情のもとに育った彼が物質的な豊かさに求めるものが過多になっていったのかもしれませんね。

    だれもが無自覚に加害者であり被害者です。
    不器用ながらも一生懸命生きてきた者に捧ぐは、暴力性を帯びた正義であっていいはずがありません。わたしはこの子供の頃の思い出にふれるたび、地平線の向こうまで続く悲しみを見る気がします。

    他方そうした不公平やため息があるからこそ、私のようなエセ芸術家でも社会の一端を切り取ってみようという気になれます。^^
    旧年中は色々あり、なかなかそうした話題集めにまで手が回りませんでしたが、今年は積極的に街に出て人々を観察してみようと思います。

    コメント頂きありがとうございました。
    今後ともよろしくお願いいたします。

  • 悪いのはS原くんじゃないへの応援コメント

    日本の村社会の一端を見たような気がしました。SNSでも、似たようなことが繰り返されているように思います。

    作者からの返信

    コメント頂きありがとうございます^^

    まさに仰るとおりで、SNS大戦争の時代に通底する排他主義や暴力正義と重なりますね。正義とは何か、歳を重ねるごとに靄がかかる気がしています。声の太さや経済力が敷いたレールを走り続ける私たちにとって、最後は誰かを攻撃することで自分の正義を確かめようというエネルギーを散見します。

    それが悲しいと言うか、激しいと言うか。
    私はこの出来事を思い出すたびに、よりよい連帯を生み出す世の中をぼんやり思ったりします。正義を画一するだけの世の中が牙をむいた野獣のように思えるのです。

    しかしそれを文字にして読者に含ませるのが作家の役割なのかなと、勝手ながら思ったりもしています。そんな立体的な作品が残せるようこれからも修行していきますので、引き続き今後ともつながっていただけると幸いです^^

  • 悪いのはS原くんじゃないへの応援コメント

    すべてが悲しい……とありましたが、その通りですね。物事をある一面からみるのではなくて、より、深く考え、見極めようとしないと、後味の悪い結果になりますね。

    いつも、読ませていただくと、色々と考えさせられます。ありがとうございました。

    作者からの返信

    いつもお楽しみ頂きありがとうございます^^

    これは私が小学生の時に強く記憶に刻まれている出来事でして、折に触れて思い出すたびに黒々とした気持ちになります。他方ぴあのさんがおっしゃるようにそれぞれの視点で見たときにできあがる立体感には改めて身につまされる思いもします。

    別の方もおっしゃっていましたが、昨今SNSでの誹謗中傷や特定を寄って集って攻撃し、己の正義を公に叫ぶ風潮とも重なる部分がたくさんありますね。
    人間は感情的な生き物ですからなかなか理知的に多面構造を理解できないものですが、少なくとも作家として物語を編むときは様々な視点からの感情を描いていきたいものです。

    遅筆ですが今後も暇つぶしにお楽しみいただけると幸いです。
    今後ともよろしくお願いいたします!

  • おもてなしへの応援コメント

    日本の教育自体が配慮する、我慢するを美徳としてきたように思います。幼いころから人の顔色をうかがい、周りに合わせ、空気を読まなければいけません。
    個性が大事とは口ばかりで、皆一律にいい子を演じざるをえないです。常に閉塞感があります。もっと自由な社会だったらいいのに、と思いました。

    作者からの返信

    コメント頂きありがとうございます。

    昨今国内で「おもてなし」という言葉が取り上げられるのは、むしろそうしたゆとりがなくなりつつある危機感からです。国内経済も暗い話題が多く、それを縁取るように「またか」という凶悪犯罪が連発しています。まったく日本人のアイディンティティが崩壊しつつあることを認めざるを得ません。
    ただ、あまりにも経済が「奪う力」を評価しすぎたことも連座させるべきだとおもいます。トランプ氏が叫ぶ「奪い返す」というワードに全米が揺らいだ結果ではありますが、果たして自律という問題を棚上げしたままの「奪い返す」に共存は望めるのか不安です。

    本当はみんな少しずつ席を詰め合えば、全員が十分座れる椅子なんですけどね。おっしゃるように抜きん出ることを良しとしない教育にも遠因があるのかもしれませんね。

    引き続き今後ともよろしくお願いいたします!

  • おもてなしへの応援コメント

    拝読させていただいて、色々と考えました。
    人が二人いれば、意図せずとも、何かしらの上下関係ができてしまいます。人の気持ちほど難しいものはなく、人間関係に正解はないように思いますが、人が、人を見下すことのないような社会であってほしいです。

    作者からの返信

    コメントへのお返事遅くなり大変申し訳ございません。

    「働く」という言葉には、「はた(傍)」を「楽にする」という意味があるそうです。職場への足取りが重いときほど沁みる解釈ですが、一度外に出ると結局声の大きい人や尊大な人が勝つ現実を目の当たりにし、小さな幸せを掴むために戦っている毎日について徒労を覚えてしまいます。
    人は自分のためよりも他人のためのほうが、確実に力を発揮できます。ただ、余裕のない人間が他人を救えないのも現実ですね。本当はみんなが少しずつ席を譲り合えば全員が座れる世の中なんですけどね。
    いかなる時も他人を「おもてなす」心のゆとりは持ち続けたいものですね。

    ご高覧ありがとうございました。今後とも宜しくお願いいたします。

  • おもてなしへの応援コメント

    私はカクヨムコンテスト用の作品を二作品仕上げて出しました。うまくいくといいんすけどね💦

    今年もお互いが波乱の一年にならないといいですね。去年一昨年とコロナに感染したりしたので…あれは相当きつかったですね😭

    でも娘さんがいるのは羨ましいですね、私の彼女は子供が作れないので。たまに街中にいる子ども連れの家族を見ると羨ましく思いますね。

    作者からの返信

    コメント頂きありがとうございます。
    二作品も仕上げられたとのこと、感服いたします。この歳になると積み重ねたものの尊さを思うばかりです。書き続けられるということこそ才能です。これからも陰ながら応援いたします!

    アップデートの年になればと思っています。
    悲しみを循環する生き方を変えたい。もっと素直にほしいものに手を伸ばせるようになりたい。遠くにいる娘たちにもそういう背中を見せられたらいいなと思っています。

    お互いに健康に細心しつつ、よい一年になるよう頑張っていきましょう!

  • 2024の終わりにへの応援コメント

    あけましておめでとうございます。
    今年は素敵な一年になるといいですね!アスカさんのショー、いつか観に行きたいです♪

    作者からの返信

    明けましておめでとうございます^^
    昨年は大変ご心配をおかけいたしました;

    災い転じて福となすという言葉があることを信じて新しい一年を漕ぎ出していきたいと思います。

    家庭があったためなかなかマジックの依頼も引き受けられませんでしたが、今年はできる限りお答えしていきたいと思います。
    告知できそうなイベントがありましたら折に触れてXでも発表していきます。もしお近くでしたらご参会いただけると幸いです。

    黄札さんにとっても新しい一年が収穫多き年でありますようお祈りしております!
    今年もよろしくお願いいたします^^

  • 2024の終わりにへの応援コメント

    僭越ながら閲覧させていただきました。

    そんな大変な思いをなさったのですね…。実は私も先月にコロナに感染したり、先日に前立腺が痛くなったりしたのですが、この年になってくるとやはり病気にはなりやすくなってきますね。

    私も12年くらい付き合っている彼女はいますが、やはり身近な人と別れるとなるとかなりのダメージがくるのですね。多分別れることはないとは思いますが、でもやはりちょっと最悪のことを考えると怖いすね。

    何度か読ませていただいてますが、すごい仕事をなさってますね。私など単なる配達員ですが、比べ物にならないほどの経験をしていて尊敬します。

    もう少しで今年も終わりですが、来年もよろしくお願いします。

    作者からの返信

    明けましておめでとうございます。
    本年も鴉さんにとって収穫多き一年でありますようお祈りしております^^

    お読みいただきありがとうございます。
    色々ありすぎた一年でしたが、最も効いた処方箋は「看脚下」という禅の教えでした。
    古代中国の禅僧が弟子たちと山道を歩いていたところ、足元を照らす最後のロウソクがふと消えてしまい、「ここからどうしたらよいと思う?」と弟子たちに問うたところ、弟子の一人が「看脚下(ただ足元のみを注意して進みましょう)」と答えたそうです。
    この洞察には深いものをがあります。どんな困難に突き当たろうと、慌てず騒がず、ただ足元を見て歩いていく。できないものや失ったものを嘆くのではなく、いますべきことのみに注力する。
    当たり前といったらそれまでですが、最後に救ってくれるのは現実を正しく受け止めることなのかなと思ったりもします。

    鴉さんにとっても昨年は大変な一年でしたね。
    大変とは「大」きく「変」わると書きますが、いつも自分を見失わずしっかりと足元を見て一年一年を重ねていきたいですね^^

    鴉さんの御多幸をお祈りします。
    本年もよろしくお願いいたします^^

  • アメリカへの応援コメント

    興味深く読ませていただきました。
    人の心も、そして、人が形作る社会、国も、実に複雑で、ひと筋縄でどうにかできるものではないと思います。
    物事をある一面だけをみるのではなく、多面的な視点からみて、深く考えて、行動したいです。

    作者からの返信

    ご高覧いただき光栄です!

    アメリカという言葉から連想する「自由」と「傲慢」を知りたくて、ちょうど一年前の今日ニューヨークに旅立ちました。想像通りそこは富を鷲掴みにするような豪快さと自己顕示欲に溢れた街でしたが、先の大統領選を思うにアメリカという巨体を語るには表層であったと感じています。
    ニューヨーク出会った多くは、保守的な田舎を嫌って自分を追求するためにやってきました。彼らが育った穀倉地帯に広がる思想や景色を見てきたわけではありませんが、今回の大統領選を見て垣間見た印象です。なぜあのトランプ氏が再戦できたのか。それは私たちが知るニューヨークやLAがアメリカを語る上でごく一部に過ぎず、むしろ9割強が前近代的な保守性を愛する地域だからで、氏が露骨な表現で訴える排他性や不寛容こそが私たちが刮目すべきアメリカの本体ではないかと感じます。

    これから年末まで一年前のアメリカ滞在中に書き上げた7篇を再掲載していきます。よろしければそちらもお楽しみいただけると幸いです。
    今後とも宜しくお願いいたします^^

  • 初めまして、悠鬼よう子と申します。
    この度はXアカウントをフォローしてくださり、ありがとうございます。
    挨拶を兼ねて、マジシャン・アスカジョー様の作品を拝読しにきました。

    感想といたしましては、「弱者」を名乗らず生きる意志の強さ、瞑想を通じた内面の静寂への探求、どれも深く共感し、学ぶところが多いです。杜甫の詩から発想を広げたタイトルにも感銘を受けました。この雑記を通じて、理屈好きで夢見がちな筆者様の魅力に迫れたらと思い、作品をフォローさせていただきました。

    これからも、何卒よろしくお願いいたします。

    作者からの返信

    はじめまして、アスカジョーと申します。
    丁寧なご挨拶いただきありがとうございます。
    普段はマジシャンとして活動しており、手慰めに悲喜こもごも語ってみたいと思い、数年前から執筆活動を初めました。

    ご高覧いただき光栄です。
    近頃はメディアを中心に様々な「弱者」のベクトルが語られるようになりました。ただ心の在りようは非正規雇用だからではなく、適宜自分をケアし、自信を養うことではないかと思います。

    9月に大変な状況になられたとのこと。悠鬼さんの一刻も早い回復をお祈りいたします。わたしも今年は思い詰めてしまい極端な選択をしてしまいました。
    縁あってのこの世です。こうして悠鬼さんと繋がれたこと心より嬉しく思います^^

    これからも時折書き物を発表していきたいと思いますが、文藝を通じて今後も交流させていただけたら幸いです。
    改めましてよろしくお願いいたします!

  • 雨の根津権現にてへの応援コメント

    拝読していて思いました。物を書くという行為自体が自己表現ですし、ありのままの自分を見てほしい、受け入れてほしいという欲望の表れなのかもしれませんね。アスカさんは自分のことしか書けないとおっしゃってましたが、皆そうだと思いますよ。まったく自分とは似ても似つかない架空の人物が動き回る、現実にはあり得ない物語でも、作者の存在をまるきり消すのは不可能です。作者不在の小説があったとしたら、それはAIが書いたような味気ないものになるでしょう。
    長文失礼いたしました。ご回復されたようで、安心いたしました。また、Xなどで交流していただけると幸いです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます^^
    その節は大変ご心配おかけいたしました。色々重なってしまいまして思い詰めてしまいました。何とかつなぐことができましたが、今から立て直すところです。改めまして今後ともよろしくお願いいたします^^

    本稿でも少し触れましたが、夏に短編を一本仕上げました。書き始めた当初は「わたし」という一人称に語らせていましたが、内容が内容の作品だったため、途中から別途登場人物に名前を充てて編集し直しました。ただ、やはりXだのYだのという符牒では筆が乗らず、どうしても最後の一滴が絞り出せずウンウン苦しみました。

    その時しみじみ「オレって自分語りが好きなんだねぇ」とやや苦みを感じました。わたしのカバンやテーブルに散らばっている小説も、投稿サイトで拝読する皆様の作品も、登場人物に自身の思想を見事に語らせつつも、筆者の汗臭さを感じさせない作品がほとんどで、技術だなぁとただただ感服します。読み進めていくうちに登場人物の造形に至るまで、筆者が思い描いた細部の質感まで楽しませてくれます。
    わたしにはそういう作品を創るのが難しく、ただただドロドロとした内面を吐露し続けることで歯車を回しており、そういう自分をどこか卑しいとすら感じることがあります。端的に言えば「生々しい」んです。そういう芸風を脱却し、いつかは読者に架空の街を楽しんでいただけるような作品を編み出したいなと思っています。

    色々環境が変わり、今まで以上に浮き沈みの激しい毎日ですが、これからも頑張って芸人をしていくつもりですので、今後ともX含め交流させていただけると嬉しいです^^改めまして今後ともよろしくお願いいたします!

  • 雨の根津権現にてへの応援コメント

    お久しぶりです✨✨
    そして、また、ステキな文章に触れられる出会いと奇跡に感謝です。

    作者からの返信

    ご無沙汰しております^^
    その節は大変ご心配おかけいたしました。思い通りにならない人生につい嫌気が差してしまい、皆様にも多大なご心配をかけてしまいました。

    ようやく新しい生活にも慣れ、この程あらためて創作活動に戻ってきました。また新しく一つひとつ言葉を積み重ねていけたらと思っております。

    改めまして今後とも宜しくお願いいたします!
    PS:今年のしし座は後半から上昇機運らしいですよ^^

  • 雨の根津権現にてへの応援コメント

    お久しぶりです(^^)

    まさか、また復活していたとは知りませんでした。

    何かあったのかは聞きませんが、ご自愛をなさってください。前にここで書いた作品を楽しく読ませていただきました。

    以前コロナに感染したと聞いたのですが、私も去年の暮れとつい先週に感染してしまいました😭今回の変異株(XEC)におそらく感染したのですが、これは何気にきついので気をつけてください、治るまで大体10日ぐらいかかりました。

    お互い頑張りましょう❗️

    作者からの返信

    コメントありがとうございます^^

    その節は大変ご心配をおかけいたしました。色々重なってしまいましてつい思い詰めてしまいした。こうしてご砕心をいただき、ようやく新しい1ページを記すことができました。お礼申し上げます。

    コロナ変異株に罹患されたとのこと、一日も早い回復をお祈りいたします。また私のことも案じて頂き感謝です。今年の2月私もある大病を背負いこむことになり、そこからガラガラと崩れてしまった経験があるだけに、健康にありがたさについて身につまされる思いです。鴉様もどうかご自愛くださいませ!

    多くを失ってしまいましたが、気持ちを新たに活動をしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします^^
    改めまして温かいコメントありがとうございました。

  • 最後のニュースへの応援コメント

    うそでしょ?うそといって。

  • 最後のニュースへの応援コメント

    齋藤さん。と呼ばせていただきます。
    たった今このコラムを読み、大変驚いています。
    齋藤さんと過ごした時間は齋藤さんの44年の中のほんのわずかかもしれませんが、その短い時間で、齋藤さんからたくさんのことを学びました。
    齋藤さんが、繊細で、大雑把で、人が好きで、人が嫌いで、目立ちたがり屋で、引っ込み思案で、優しくて、冷淡で…そういうところ知っています。
    どうか、どうか生きていてください。
    齋藤さんのことを必要としている人たちがいます。齋藤さんが見えていなくても、感じられなくても必ずいるのです。
    こんな形で終わりにさせようなんて、ひどいです!鳩時計より面白いコラムあげてくれる約束しましたよね?

    待っています。
    次のコラム待ってます!

    作者からの返信

    ご心配おかけし申し訳ございません。
    とりあえず私は生きています。ご安心ください。
    おそらくT岡さんから新しいLINEアカウントをご共有いただいたかと思いますので、詳しくはその際にお話できればと思います。
    お手数ですがご登録のほどお願いいたします。

  • 最後のニュースへの応援コメント

    衝動的な行動は誰にだってあります。
    それは自分自身にとって、とても素直な行動だと思います。
    私も3月に突然Xを止めました。
    理由は、この最後のニュースの冒頭に書かれている一文と同じように「痛みに敏感になりすぎてしまった」のだと思います。
    日本に限らず世界中の社会情勢が悲鳴を上げています。
    ニュースに疎い、マイペース、などと良く言われ、ある意味浮世離れしていた私にとってそれらのニュースはまるで地獄の窯の中を覗くようで目が離せませんでした。
    それが嫌でXを止めました。
    今日、久し振りにXを覗きました。
    気になっていた人として、真っ先にマジシャンさまのXを検索してココに辿り着きました。
    そして目にしたのが、この記事でした。
    一生なんて短いものです。
    それを、どう生きようが、自分の勝手だとは一切思いません。
    少なくとも人として生きるのであれば、思いやりや常識や協調性など備えておかなければいけない重要な項目は非常に多いです。
    でも、死ぬことだけは自分の勝手だと思います。
    ですが、やはり生きている私としては、生きていて欲しいと思います。
    人の死は辛いです。
    自分としてのハードルを2段か3段下げてでも、やはり生きていて欲しいと願います。

    マジシャンさまのような冒険心に富む方は大好きです。
    私自体は、あまり遊ぶのが好きではないので、沢山遊んで来てもらっても全然大丈夫。だと思います。
    ニューヨークに旅立つこと切り出したとき、奥様の反応を書かれていましたが、あの文を読んだ時、女として最も怒っている反応だと思っていたので、それを伝えなかった自分が情けないです。

    私の考えだと、全ての生き物は整った環境下では不死身なのです。
    人間の場合今のペースで人が生まれるのであれば平均して約500万年後に全く同じ人間として誕生します。
    子孫を残すことによって、その年数サイクルを縮めることが出来ます。
    お2人の娘さんがいらっしゃることで、少しは早く復活されるかも知れませんね。

    私もあと100年も経たないうちに一旦死にます。
    次のサイクルの時にお会い出来れば、いっぱい遊ばせてあげますので、見つけてくださいね♡

  • 最後のニュースへの応援コメント

    お疲れ様です。

    早まった事はしないでください。

    私はアスカ様よりも3才ぐらい年下ですが、子供が作れず、結婚する余力はありません。アスカ様は立派に家庭を作られてマジシャンというすごい仕事を続けておられているので、何でそれで早まった事をするのか理解できません。

    親よりも死ぬのは、最大の親不孝です。

    生きたくても生きれない人はたくさんいます。

    どうか、思いとどまってください。

  • 最後のニュースへの応援コメント

    飲みに行こう。
    俺、飲めないけど。

  • 最後のニュースへの応援コメント

    おはようございます。
    昨夜から繰り返し読んで
    「自分の言葉など求められていないだろう」
    「だが、このまま黙しているべきなのか」
    と迷いました。
    正直に書けば、私はアスカジョーさんが去られるのは辛いです。

  • 着陸への応援コメント

    喪主の取り合いなんて凄い事ですね。遺産相続って本当に大変だなと思います。

    作者からの返信

    本稿をアップしたのは約2年前ですがいまだに係争中です💦
    某ホールディングスの会長だった叔父であり、誰もが知っている会社の会長が親族にいることを誇りに思っていましたが、こうして見てみると、叔父はまだ死に切れていないなと痛切します。反目し合った兄弟や愛人の子などと本来生前の叔父が会計ツしておかなければならなかった問題が噴出している形です。

    たまたまボーイング機のことをあれこれ調べているうちに、着陸って改めて難しいなと思った次第です。

    いつもコメントありがとうございます。

  • えー、一週間喋れないなんて、独り言ばかりの私には拷問です。
    けど、手術も成功して良かった!
    お疲れ様でした^^

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    もう手術から2年が経ちますが、やっぱり体にメスを入れるというのはそれなりにダメージ与えますね。その直後にコロナになったり、風邪を引きやすくなっており、明らかなビフォーアフターがあります。やはり喉というフィルターが故障するとダイレクトに色々肺に入ってしまうのかな。

    さて今回は術後の1週間についての話でしたが、なかなかハードな体験でした。喋ることはもちろん、好きな歌を聞くことも禁止。歌わなくても自然と声帯が震えるからだそうです。一応当時はマジシャンとしての仕事もあったため、声が出なくなるかもしれないと大げさに考えたり、最後の方は本当に発狂しそうになりました。

    ただ文中にも書いたように、やはり「おはよう」とか「いただきます」とか声に出して言うことの大切さを痛感しました。何も言わず無心に何かを食べていても、なかなか脳が満腹感を覚えないんですよね。だからつい食べすぎてしまう。「ご馳走様でした!」とか「ああ!美味しかった!」は欠かせない言葉なのです。

  • ダイバーシティへの応援コメント

    安易に同調したり、理解を示してはダメかな…って思うことはあります。つい、似たような感情を抱いた経験があると「私も、私も…わかります!」と言いそうになるけれど、その方にとっての感情とまったく合致するわけではなく、口にした途端、薄っぺらな言葉になってしまう可能性もある。そんな葛藤を抱いたことを思い出しました。アスカさんのエッセイの内容とはちょっとズレているかもしれませんが…
    寄り添いたくなってしまうのは、人の性かもしれませんね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    マイノリティ側に立つといかに生き辛いか感じますね。受け取る側にも緊張を強いるので、僕なら告白して自分らしさを貫くよりも、関係に支障をきたさないのであれば黙っていると思います。それを後日「なんで共有してくれなかったんだ!」と肩をゆすられようと、単に友情や愛情などとの質量との比較ではないので、なかなか理解してもらえないと思います。性的マイノリティを差別してはいけないと極度に強いられる世の中になりましたが、何かドーンと正論や前提だけが横たわっているだけで、現場レベルに落ちてこないのが実態ですね。どう接するべきかは個々に考えよ、みたいな。

    まれにこういうWEB投稿の場をマイノリティの発散場所にしている方も見受けますが、やっぱりみんな寂しいんですね。そういう人だけでなく我々も…。

  • ダイバーシティへの応援コメント

    私としては何となく敬遠していた作者さんですが、こちらのエッセイを拝読して読もうかと思いました。

    今の日本の法律として同性婚は出来ないはずなので会社にいた女性の方の発言はちょっと疑問ですが(双方の親に会って二人で暮らしていく了解を得たという話かもしれませんが)、彼女はアスカジョーさんに怒ってはいないと思いますよ。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます。
    私も氏の代表作しか触れたことがなく、『桐島、部活辞めるってよ』では文語と口語が入り混じった作風に読みづらいなと思っていました。本作は氏が得意とする青春ものからやや脱皮しており、しっかりと厚塗りされたプロットに感動しました。
    また扱われているテーマが強烈であるため、つい差別や理解という方向で読みがちですが、もう少し引きのアングルで眺めると、個性とは何かとか、みんなの言う普通って何よ?というごく身近な問いかけになっていきます。その辺りの奥行き感や明暗も含め、久しぶりに刺さる作品でした。

    あのBBQの夜の告白は何だったのか――。いや、なぜ私だったのか。今もその方とは親しいですが、あの時十分に打ち返せなかった自分にうろたえます。もし私なら、まず職場などという勝手に飲み会のエサにされる恐れがある場所でカミングアウトなんかできません。ましてや朝の挨拶程度の人間にわざわざ耳打ちすることはあり得ないでしょう。なので、なぜ私だったのかというのはとても理解に苦しみました。もしかするとそういう感じで一定程度周りに喋っているのかもしれませんが、さすがにオトナなので誰の口からも「実はあの人ね、」というウワサは聞きませんね。

    彼女の言う「結婚」とは広義のそれではなく、もしかすると「同棲」というラフなものをなのかもしれません。渋谷区のパートナーシップ制度も厳密な意味では婚姻届ではないですからね。
    彼女の場合後天的にそこに落ち着いたそうで、お相手の方は国籍も違うそうなので、より一層難しくてとおっしゃっていました。私はこうした問題についてよく理解しておらず、レインボーパレードよりも傲慢な国会議員の炎上発言のほうが注目浴びてるな、ぐらいしか考えてきませんでしたが、意外と周りに差別的な人がいることも彼女の一件で知りました。その多くは宗教的な背景を持っており、そういう人との歩み寄りはまず無理だろうなと感じています。

    私はいつでもおおらかで、基本的に常識的な人間と思っていましたが、いずれにせよ彼女の不意打ちにありきたりなことしか返せなかった自分の勉強不足にやや後悔しています。逆にその手の本を10冊近く読んでいたとしても何か気の利いたことが言えたとは思えませんが、基本的には彼女には大いに幸せになってほしいと願っていますし、自分にできることがあればといつも思っています。

    文字にして2行に満たないことなのですが、それをきちんと伝えられなかったことを今でも後悔しています。
    改めましてコメントありがとうございました!

  • ドリーム・ハラスメントへの応援コメント

    この国は本当に努力させることが好きですよね。
    『頑張ったから偉い』他人事でしかない。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。

    『ドリーム・ハラスメント』という著書の造語には、やや冷ややかで斜め上からの論点を感じ、最初はすこし抵抗感を感じながら読み進めていました。
    しかし振り返ってみて、たしかに「夢を持たなきゃダメだよ!」と追われてきた人生でした。夢も希望もない人生を怠惰と決めつけ、無感動な人間だと無意識に差別してきました。問題は、その夢をギミックにして「だから努力しなきゃダメ!」という風土であり、その努力で挫折しようものなら根性論がお出ましという構図になってくるわけです。すご〜くシンプルで合理的。
    挙句の果てには「結果がすべて」と社会で教わるわけで、そうした追い込み型の人生によって大成した人のみにスポットを当て、挫折への救済もまた「再チャレンジ」や「新たな夢」というどうにも青臭い言葉が処方されるだけなのです。

    それは正しいことなのか、という問題提起は十分一考の価値があると感じました。たしかに夢があれば前向きになれます。何も考えず川面に浮かぶ葉っぱのような人生がいいとは思えません。ただいくつになっても「夢はないのか!?」と急き立てられ、ましてや若い人たちを絶望させるのも、すこし旧弊だなと思います。

    いつもお読みいただきありがとうございます!
    励みになります!

  • マジックは種が分かっても、自分じゃできないなといつも思います。絶対モタついちゃう。
    日本のいちばん長い日って、新しいのは見たけど昔のもあるんですね。見てみようかな。

    作者からの返信

    ご愛読ありがとうございます。
    よく「マジシャンて全部のマジックのタネ分かるんですか?」と質問されますがそんなわけなく、すっかり騙されてしまうこともたくさんあります。ただライブで見たマジックを後日youtubeで見ることで、おおよそのところが分かったりはします。というのもマジックは「タネ」と「コミュニケーション」で構成されています。動画で見ることでコミュニケーションをOFFにすることができるため、シンプルにマジシャンの動きだけに注視することができるため、「ああ、そこだったか」と分かったりします。

    映画に対しても、挨拶すらしない職場の人間関係においても、コミュニケーションをOFFにすることで「批判的なアプローチ」が強まってしまう。それに対する警笛も込めて本稿をアップしてみました。

    『日本のいちばん長い日』など戦争映画は、やはりそれを経験した世代の監督に限るかな💦岡本喜八verの方が重苦しい感じに仕上がっています。

  • テロリストN澤の鳩時計への応援コメント

    テロだけど、それはそれで楽しい思い出ですよね^^;
    プロントで執筆だなんて羨ましい。うちの地元にはありません。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます^^
    壁一面の鳩時計が一斉に動き出した様は壮観で、まるで壁全体が生き物のようにゆがんだり広がったりして見えました。あまりの奇異に見ていた園児が泣き出し、薬物中毒者の幻視を疑似体験させていただきました💦
    N澤は本文にもあるように、中学1年の時に家族でオーストラリアに移住しており、久々に集まったクラスメートのよもやま話についてませんでした。N澤としては精一杯を提供したつもりでしたが、やや過剰気味の演出に全員引いてしまい、結局「鳩時計売りつけたいからこの店だったのかよ」と顰蹙を買う始末。その後ぞろぞろと「飲みなおそうぜ」と離反するものが多く、なんとも味わい深い同窓会になりました💦

    連載をしている時は意志をもって自宅の書斎と決めていましたが、エッセイを挙げる際は内容に合わせてあちこちでかけて打ち込んでいます。周りの景色で気分が高揚したりすると連載の場合一貫性が保てなくなりますが、エッセイの場合はむしろそういう感情の起伏をうまく作用させて書くほうがはかどります。

  • 異文化交流への応援コメント

    昔から料理の人だったんですね!!
    主婦だらけの中に高校生男子が居たら、いじりたくなっちゃうかも。
    ヨーロッパでも手づかみだったって聞いて驚きました!マリーアントワネットは・・もう少し後でした。良かった!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます💦

    後に知ったことですが、セネガル料理侮るなかれで、公益中継点だったこともあり、フランス料理の影響を受けた繊細な仕事が工程の中に生きています。今回ご紹介した「プレ・ヤッサ」も、プレとはフランス語でチキンの意だそうです。作り方は極めてカジュアルで、鶏ももを適当な大きさに切り、スライス玉ねぎとレモン汁に漬け込んでおき、軽く焼いてコンソメで煮るというだけのシンプルさ。わたしは焼きの工程で多少小麦粉を振り、とろみをつけた仕上がりにしてご飯と合わせやすくしていますが、細粒コンソメを溶かした水で煮るだけでも十分です。

    まあね、手で食べるはハードルきつかったッス💦
    赤道付近の国々では結構当たり前なのですが、注文した料理がぬるい状態で運ばれてきます。日本ではちょっと考えられないですが、手でこねて食べる文化圏では逆に熱々を運ぶと「こんな湯気立ってるの食べられるかっ!」ってリアクション芸人みたいな声をあげられるかもしれませんね(笑)
    文中に付記しましたが、宣教のために日本に来たルイス・フロイスも「日本人は『ハシ』というものを用い、手づかみで食べない」といちいちヨーロッパに報告していることから、よほど驚いたのでしょうね!

  • マインドフルネス、緑内障に良いと聞いてたまにやってます。
    私ももっと頻繁にやったら、幽体離脱出来るかな。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    緑内障、大変ですね。。。知人にもいますがマインドフルネスが効果あるとは知りませんでした。

    「幽体離脱」などという言葉を安易に使うと何やらカルト的で誤解を生むかもしれませんが、私は何度かそれらしきをマインドフルネス中に体験しました。もしかすると居眠りしているだけかもしれませんが💦
    マインドフルネスについて体系的なことを述べられる立場にありませんが、恐らく自意識からの解放による一種の副反応ではないかと思います。鼻腔をそよぐ呼吸飲みに集中していると突然フッと体が軽くなり、座禅を組んでいる自分を天井から見下ろしていることがあります。

  • リモートワークの限界への応援コメント

    モモ、良い作品ですよね。子供の頃に読んで、ずっと心に残っている作品です。無駄を省いていったら、結果どうなるか。我々人間まで、ひょっとすると「無駄」な存在と消されてしまうかもしれません。
    完璧な合理主義というのは、生むのではなく消すことに重きを置いているように感じますよね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    私も30年ぶりぐらいに改めて読み直し、その深い洞察や普遍的なメッセージに驚きました。いつの間にか必要も無駄も公式があてはめられるようになり、そこからこぼれたものは雑多に無駄のレッテルを張られてしまうようになりました。常に最短距離が尊ばれ、便利グッズがニッコリと笑いかけますが、すこし長めに歩いたとしても気持ちを落ち着かせてくれる景色だったり、手触りを感じることだったり、そうした立体感がどんどんそがれていったように思います。そうした風潮にこたえる形でZOOMミーティングが広まりましたが、コミュニケーションとはこうも平面的だったのかと見直す時が来ているように思います。

  • リモートワークの限界への応援コメント

    久しぶりのエッセイ拝見しました!
    私はエッセンシャルワーカー寄りな職種なので、ガッツリなリモートワークはありませんでしたが。
    仕事以外では、地域の行事やイベントが、次第に復活してきて嬉しく思います。
    やっぱり人が集まるのっていいですよね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました!
    たしかに合理化は正義だが、その正義は正しく機能しているのか――。
    いかにも物書きらしい問題提起なのですが、とうとうコミュニケーションまでクラウド上の報告フォームに預けてしまおうという勢力には違和感を覚えます。
    「コミュニケーションは面倒くさい」という感情と、技術で解決してしまおうという発想の間に隔たりを感じます。お礼を言ったり、謝ったり、そういう言葉自体が廃れていってしまうのではないかとすら感じますね。

  • リモートワークの限界への応援コメント

    いつも、興味深く、楽しく読ませていただいております。

    人間は文字通り、人の間で生きていくものだと思います。
    いかに便利な?ものができようが、それは道具にすぎず、それを使ったところで幸せになれないと思います。

    次の更新を楽しみに待っております。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます!

    00年代に流行った自己啓発本の多くは「タイムマネジメント」を扱っており、『7つの習慣』(スティーブン・コヴィー著)だったと思いますが、「大切なことに時間を費やすために手帳を増やしてみたが、結局より忙しくなっただけだった」という一節がありました。

    合理性の中で忘れ去られてしまう「本当に大事なこと」というテーマに強い関心があります。より早く、より量産を求められる昨今において、たまには技術革新が人間を追い詰めているという切り口で見つめ直すことによって、気付いていきたいと思います。

    本作は不定期コラムなので間が空いてしまうかもしれませんが、楽しみにしていただいているとのお言葉に励まされました!今後も色々練ってみようと思います。よろしくお願いいたします!

  • in a wordへの応援コメント

    断定や思い込み、頑固さは良くもあり、悪くもあると思います。衝突は避けられず、修羅の道でしょう。強いパワーがありますから、未知の希望を感じます。
    とは言っても、ぶつかり合うだけでは未来はありません。だから、他者を受け入れる柔軟性だって、素晴らしいと思うのです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    問うことを忘れてはいけないと教わってきましたが、物事の真実とは、願うほど単純な構造ではなく、あるいはその日の機嫌や経済状況によっても捉え方が変わってきます。最終的には長い人生も自己肯定感次第ではないかと負けそうになってしまいます。

    昨今ネットメディアを騒がす論客とは、依然として「正」か「邪」かという二分構造を求める人々によって需要が作り出されていると見ています。その自己肯定感の強さが自分にないからこそ、代弁者の声になびき、彼らの論破ショーに自分も参加している気分になっているのではないかと。

    そういう追従を嫌い、筆で世相を斬った大正昭和の文豪の顛末を見ると、「in a word(つまり?)」と問い続ける者に課せられた強さを知るわけで、結局芥川も太宰もその強力な酸にやられる形で溶解してしまいました。

    しかるに「弱さも武器」と開き直り、極めて穏やかに日々を送るのも罪には当たらないでしょう。肩の力を抜き、ああでもないこうでもないと言葉を練る作家人生も悪くはないかなと思うようになりました。

    今後ともよろしくおねがいします^^



  • ラスト・ステージへの応援コメント

    アスカさん、お疲れ様でした。
    母校の生徒さん達も喜ばれたでしょう。図々しくも、私も拝覧してみたかったな、という気持ちになりました。
    それにしても、壮絶な幼少期を過ごされていたんですね。感想欄やTwitterでは穏やかな方なので意外でした。でも、モテる方なのだろうなとは思っておりました。通知表の件はスピーチでお話ししにくい内容だと思うのですが、触れられたのでしょうか。面白いエピソードですよね。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます!

    19でデビューして以来24年目になりましたが、ここらで燕尾服を脱ごうかなと思います。まぁ頼まれれば断れない性格なので、今後は背びれだけ出して回遊するサメのように時々ガバっと海面に出るかもしれませんが、それをリサイタルというつもりはありません。私もマジックを通して黄札さんにお会いしたかったです!でもきっと機会があると思いますのでその時はよろしくお願いいたします^^

    病気がちな幼少期というのは、私にとって影であり、また思考の特殊を作り出しているのだと思います。私なんかよりよほど重い病気を背負っている子どもたちも大勢いますが、死というものを早い頃から意識せざるを得ない状況において、幸せとか人を喜ばせたいという漠たる空気感は一層濃くなります。マジシャンを目指したいと考えたのも、もしかするとそういう刹那な背景があったからかもしれません。

    以前「祖父」というタイトルで1本記事を書いておりますが、私の祖父は「昭和の名工」と呼ばれた時計職人です。その素晴らしい隔世遺伝を「通信簿の改ざん」という方法でしか活かせなかった孫について、どうかお許しくださいという気持ちです;
    あまり大きな声で言えませんが、紙幣というものは3層の紙で出来ています。その第1表層のみを彫刻刀1本ではがせるのは、たぶん日本でも数人しかいないと思います。
    その技術を持ってすれば、紙の通信簿のオール「2」のスタンプを、クラスで上から10番目程度の成績に改ざんするなどお茶の子さいさい。
    特に通信簿に使われている上白紙はコンマ8から9(通常のコピー用紙がコンマ1〜2程度)なので彫刻刀で薄く切れ目を入れ、布を当てて軽くアイロンを当ててそっと第一層を剥がします。別の上白紙から第一層のみを剥離させたものを薄めたノリで貼り合わせ、ふたたび上に布を当てて上からトンカチで叩けば、段差のない白枠ができます。…などという犯罪行為は通信簿が紙だった昭和だから通用したわけで、今だったらデジタルで学校から直で親元にいっちゃうのかもしれません。
    だったらどうしていたかなぁ💦少なくともマジシャンにはならなず、もしかするとITエンジニアの仮面を被ったアノニマス幹部になっていたかもしれません^^

    もちろんこの辺のお話しは登壇では割愛させていただきました^^
    せっかく「我れらが母校から素敵なマジシャンが誕生しました!」とご紹介預かったわけですから、その敷居の高さは十分活用させていただきました。裏の顔はここだけのヒミツです^^

    これからもよろしくおねがいします^^

  • ラスト・ステージへの応援コメント

    「コメントすべきか、控えるべきか」と迷いましたが、とにかくお疲れ様でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。

    プロデビューから24年、様々な経験をさせていただきましたが、ここで一旦閉店ガラガラをしようかなと思います。頼まれれば断れない性格なので今後も年にいくつかは活動するかもしれませんが、基本的には吟味して検討しようかなと思います。

    ひとつは、コロナによって状況が一変してしまったことがあります。当時はそれ一本で食べていたのですが、コロナが流行りだし2月の段階で年末まで埋まっていたスケジュールがたった1週間で全滅したことによって色々気付かされました。いい気になってはしゃいでいましたが、私たちは文字通り「余興」なのだなと痛感したことと、結局生活のために就職をしてしまったことにより新たなリズムが生まれ、以降たまにいただくご依頼もお応えすることができなくなってしまいました。

    もう一つは、そうした中長いブランクに耐えられなくなったというのがあります。舞台上で真っ白になり身動きが取れなくなる悪夢を何度も見てきましたが、そうしたプレッシャーもあり、たまに頂くご依頼について「失敗したらどうしよう」という不安のほうが勝ってしまい、極度の緊張から舞台上で膝が震えるという素人のような失態に耐えられなくなってしまいました。コロナ前の当時、現場に行くのが楽しかったのが、今や何度も大きなため息をつき、舞台上での30分の後は荷物を片付けるのもやっとという疲労に「すでにオレの旬は過ぎたな」と客観的に思うようになりました。

    吾妻さんとの出会いは、そもそもマジックショーでしたね。そこから辿って私の作品を見つけていただいたと伺い、本当に嬉しかったです。その後ショーをお見せする機会はありませんでしたが、私にとって描いて発表するというプロセスを通じて、オンリーワンのショーをお届けする気持ちでいました。

    私の幼少期はトラウマだらけで、明るいものではありませんでした。そんな中「自分を大きく見せるスベ」としてマジックに出会い、これまで研鑽してきました。ただ今回未来あふれる子どもたちの前でマイクを持たされ、自分なりの思想をアウトプットする機会を得ることで、そもそもの出発点を見つめ直すことになりました。
    その一連によって収まりきらない自己顕示欲と不純な動機に気づき、醜い自分のトラウマを晒してきた芸能生活に対して深く傷つきました。果たして自分を楽しませる以外何があったのか、とすら思います。

    色々な芸人を見てきましたが、多かれ少なかれ彼らは幼少期のトラウマを抱えています。楽屋ドロボウの話も聞き飽きていますが、それは困窮からではなく、一種の「癖」であり、ゆがんだ優先順位と価値観がそうさせているのでしょう。いつしかそういう芸人世界で先輩ヅラを晒すことに強い抵抗を覚えるようになりました。

    でも私はそれも含めて「人間」が好きです。そういう危うさや滑稽さが、余興という10分そこそこの時間枠の中で笑いや驚きを提供し、楽屋に帰って「俺はダメ人間だ」と頭を抱えている情景に娯楽の本質を感じます。願わくば、そうしたくだらない楽屋話しの中で育った人間として、そうした人間の滑稽さを文字にしていければと思っています。

    たぶん舞台に立つことは減ると思いますし、名刺を配り歩くこともしないと思いますが、形を変えてマジックと付き合っていこうと思います。その時はまた温かく見守っていただければ幸いです^^

    今後とも宜しくお願いいたします!

  • 2022年の言い訳への応援コメント

    胸の内を赤裸々に語られていて、その内容にも驚きました。書き記すにあたり、様々な辛い思いや葛藤も抱えられていたのかと推察いたします。人の一生というのは本当にあっという間で、死という存在を身近に感じた時、初めて終わりがあることを認識するのかもしれません。
    私自身、悔いのないように生きたいと思う気持ちが常にあるのですが、毎日のルーティンに嫌気がさすこともあります。ゆえに、今回のお話が身にしみました。

    主観的なコメントで申し訳ないのですが、思うところがあったので書かせていただきました。今年もよろしくお願いいたします。

    作者からの返信

    ご心配いただきありがとうございます。
    年末からの体調不良で寝正月スタートになってしまいましたが、黄札様にとって2023年も収穫多き一年であることを祈っております。

    昨年はほぼ1年に渡り悲しいことが続きました。もともと内に抱え込みやすい性格のため、ハッキリと自覚した頃には精神的に完全に参ってしまっていました。
    仄暗い闇の底を覗く日々の中、いよいよもう駄目かもしれないと思った時救いとなったのが執筆と、それを支えていただいている皆様でした。

    むかし、和食の鉄人道場六三郎氏がインタビューで若さの秘訣を問われた際、「キョウヨウとキョウイク」とおっしゃっていました。これは「教養と教育」ではなく、「今日用事があること、今日行くところがあること」だそうで、そうして生活に参加することによって自分を錆びさせないのだとか。
    その意味でもルーチンワークは大切だと切に思います。煮詰まってしまった時はすべてを投げ捨てて逃げることも有効だと思いますが、あえて淡々とした日々のリズムの中で呼吸を繰り返すことも一種の救いなのかもしれません。

    どうか本年も叱咤激励のほどよろしくお願いいたします!

  • 2022年の言い訳への応援コメント

    マジシャン・アスカジョーさん、今年も残りわずかとなりました。
    1年間、おつかれさまでした。
    相談できない、抱え込む性格は、偶然にも(‼️)誕生日が一緒である私にも、なんだか思い当たる節が…。
    何かとバタバタし、疲弊の強い2022でしたが、マジシャン・アスカジョーさんの西郷さん写真や飯テロに癒されておりました〜✨✨
    また、来年もぼちぼち頑張りましょう✨✨

    作者からの返信

    ご心配いただきありがとうございます!
    色々悩みすぎて煮詰まってしまった一年になりました💦

    同じ誕生日だから性格も似ているのかもしれませんね💦
    わたしはとにかく不器用な人間なので、普段から明るく振る舞っていますが、あまり本音を語り合える仲間がいません。
    なのでどうしてもひとりで煮詰めてしまい、悲しい気持ちに浸っていましがちです。
    ホントは人生ってもっと簡単なはずなんですけどね…

    今年も汀さんにはお誕生日が同じということもあって並々ならぬ応援をいただきました。私を支えてくれたのは汀さんを始めとする皆様のおかげです。本当に感謝しきれないほどです;;

    来年も新しい目標に向かって頑張っていきます!
    これからもよろしくお願いいたします!

  • 2022年の言い訳への応援コメント

    月並みな言い方しか出来ませんが、本当に大変でしたね。
    ご快復を祈ります。

    作者からの返信

    ご心配いただきありがとうございます。
    人知れず色々苦しんだ一年となりました。

    割と諦めや切り替えの早い性格のつもりでしたが、
    身内とのトラブルは接地面が大きいためなかなかそうも行かず、
    誰にも相談できず悶々とした日々をトボトボと歩いてきました。

    創作はやはり気持ちが一定でないと一貫せず、
    結局「死に落ち」とかそういう片付け型になりやすいため、
    製作者としての内面が透けて出そうなため、
    作っては削除しの繰り返しになってしまいました。

    本文でもつぶやいた通り「決められたリズム」が邪念をそいでくれました。
    それを応援してくださった吾妻さんはじめ、多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

    来年は頑張りたいと思います。
    これからもよろしくお願いいたします!!

    よい年越しを!

  • 祖父への応援コメント

    故人の思い出というのは、物悲しくもどこか温かさを感じます。アスカさんにとって大切な物語なのだな、というのがジワジワと伝わってきました。直接の記憶がなくとも、アスカさんの心に思い出として生きているのですね。素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございました。

    在りし日の祖父を語れる人間も少なくなっており、「こんな人間がいた」という記録の為に書いてみました。

    個人経営者としての祖父を、「騙されやすく」「押しに弱く」「人の痛みに敏感過ぎ」と身内たちは遠慮しませんが、決して「優しすぎた」という一言で片づけてはいけない物語がありました。

    身内の評価とは総合評価であるため、厳しい内容になりがちです。
    置き引きを働いた大学生に「俺のせいで出来心を起こさせてしまった」と逆に金一封を届けたエピソードなど、「お人よしにもほどがある」と家では半笑いで語られます。ただし、そうした話しを聞かせてくれた父や母も、どこかしらそんな祖父の人格について理解しているようでした。

    身内が身内を語る難しさはありますが、きっとこの項を読んだ祖父は、「いい人に描きすぎだよ」と雲の上で照れ笑いしていることと思います。

    改めまして、素敵なコメントありがとうございました!


  • 祖父への応援コメント

    今日もステキなエッセイをありがとうございます😊
    私も祖父母を思い出してしんみり。
    昔の方は、職人肌の方が多いですよね。
    寡黙で仕事はきっちり、要求以上のことをする。
    見習わなくては〜。゚(゚´Д`゚)゚。とついつい、しんみりからの反省まで行き着いた汀でした。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます。

    『大きな古時計』については、「これは祖父のことに違いない」と子供のころから信じていました。なので昔からこの歌を聞くと涙が出そうになります。(原題の歌詞はもう少し違う意味だったようですが…)

    1917年生まれの祖父なので、もし存命なら「100ねんやすまずに チクタクチクタク」どころではないのですが、とにかく「いまはもううごかない そのとけい」であることは間違いないです。

    とにかく物心つく前に祖父は他界しているため、私自身には祖父の思い出はありません。ただ伝え聞くところ、とにかく「人にやさしすぎた」人だったらしく、あちこちで安請け合いをしてきたり、お金の回収が甘かったようで、それがために特に家族にとっては不満もあったようです。

    本人もそれは分かっていたようで、そこをお酒で紛らわせていた感はあります。結果それで寿命を縮めてしまったのですが、私はそんな祖父を人間臭くていいなと思います。

    別にwikipediaに乗るような偉業を成し遂げた人ではありませんが、「俺意外に活字に残してあげられる人はいない」という思いで掲載させていただきました。

    お読みいただきありがとうございました!

  • 祖父への応援コメント

    お祖父様はアルコール依存症だったのでしょうね。
    優しい方だからストレスがお酒に向かったのかも。
    鞄を盗んだ大学生(昔の大学生は今より地位が高いから本来は育ちの悪い人ではないはずです)とのエピソードなど事実は小説より奇なりという印象です。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございました。
    なにぶん私自身に祖父の記憶は一切ありませんが、縁者も耄碌が進んでいるため、どこかで祖父像を書き残しておきたいとは思ってきました。ろくに墓参りもせず、断片的な足跡から文字に起こそうという試みでしたので、どこまで肉薄できたかわかりませんが、おおむね関係者がそろって言うところは載せられたのかなとは思います。

    ご指摘の通り、完全なアルコール依存症でした。患っていることが判明した時点で手遅れだったものの、少しでもという思いで祖母たちは一升瓶を天井裏に隠したようですが、そうなると終始手を震わせて、狂ったように家中を探し回ったようです。ただおっしゃる通り、元来生真面目な人で「買う」「打つ」はしなかったようで、お酒ぐらいしか逃げ道がなかった人だったらしく、結局は肝臓がんという戦死を飾ってしまいました。

    置き引き事件は我が家でよく聞かされた話ですが、徳のある話しというよりも、むしろ「あの人は優しすぎた」というリズムで語られることがほとんどです。相手は出来心が働いてしまった大学生とはいえ、仮にも置引き犯の身上に同情し、わざわざ2万円も包んで警察署に届けたというあたり、身内にしてみれば「とんでもないお人よし」と写ったことは当然かもしれません。

    でも私はそんな祖父が好きです。そうした祖父の存在を苦々しく思っていた父は、これまた極端にがめつい人になってしまいました。個人事業主としてはそのぐらいでないといけないのかもしれませんが、豊かな感情量を持ち、清貧に生きた祖父を誇りに思います。もちろん人に言われるまでもなく、「やさしすぎる性格」に少なからず引け目はあったでしょうが、それを酒で紛らせていたのかと思うと、あまりにも切ないです。


  • 祖父への応援コメント

    いつも楽しみに読ませていただいております。
    お父様のお気持ちもごもっともかと思いますが、お祖父様はとても素敵な方だったのですね。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます。

    祖父は事業主としては安請け合いや付けを飲み込みやすい人で、そのために家族は結構泣かされていたようです。そういう気の優しさに付け入る人も少なくなかったようで、そうやって騙されても「まぁあちらにはあちらの事情があるだろうから」とニコニコしているような人だったようです。

    そんな祖父の会社を引き継いだ父は、私から見ればその反動でかなりがめつい経営者になりました。そのおかげで私は育てられたわけですが、逆に身近に見ているだけに”引いてしまう”ような勢いを持っていました。

    時計屋→宝石屋→マジシャンという系譜をたどった我が家ですが、いずれも個人事業主であり、指先の器用さを恃んでの商売をしているわけですが、反動からの反動というリズムを繰り返しているようです。私もどちらかというと祖父の甘ちゃんを引き継いでおり、「まあお客さんが喜んでくれたなら」という風に片づけてしまいがちです。

    親父の代になってあまりよい評価のつかなかった祖父・七郎ですが、わたしはここに敬愛の気持ちを残しておこうと思います。

    改めましてコメントありがとうございました

  • レインマンへの応援コメント

    100ちょっとの単語をその場で覚えられるって、相当すごいと思いますよ。サヴァンの方は脳内の仕様が全く違うからでしょうね。それにしてもすごいです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    帰路法という記憶方法は、古代ギリシャ時代に発明されたと言われています。当時の娯楽の一つに「演説を聞く」というものがあり、哲学者や詩人は集まった聴衆に数時間に渡る哲学解釈や神話を説いていました。今と違い、スマホやA4紙に原稿やレジュメを忍ばせることができなかったため、いかに長いストーリーを覚えるか、というのが一つのテーマでした。その解決法として確立されたのが「記憶術」という分野でした。


    記憶術にはいくつかのメソッドがありますが、決して万能ではありません。例えばテスト勉強のような総合的な理解が求められる分野では役に立ちません。たまに記憶術に関する怪しげな広告を目にしますが、決してそれによって人生が開花するわけではなく、私はあくまでショーの演出として応用しています。

    多少訓練は必要ですが、誰でも習得できます。わたしは一組52枚すべてのカードを覚える必要があったので、52✕2枚の地図を用意していました。1枚目の地図は実家、2枚目の地図は現在の住まいです。外のゴミ箱、自転車、花壇、車、物干し竿、家のドア、玄関、傘立て、リビング…などなど、とにかく家の外から中へと続くそれぞれのアイテムに番号を振ります。何も私のように50も作らなくてもよく、30個ぐらいならすぐにできると思います。
    次にランダムな単語表を用意するのですが、先程作成した地図の順番通りにデフォルメした映像で覚えていくだけです。

    例えば、みかん、猫、マツコ・デラックスと続いた場合、「外のゴミ箱」を開けたら腐ったみかんが異臭を放っている絵を思い浮かべ、「自転車」のかごに猫が何匹も詰め込まれている絵を思い、「花壇」のチューリップをマツコが引っこ抜いて盗もうとしている絵を思い浮かべ、というのを繰り返していきます。できるかぎりデフォルメされた凄まじい絵のほうが記憶が定着します。

    30個ぐらいなら誰でも2,3日でマスターできると思います。私は船でショーを行っていた時、昼と夜のステージがあり、さすがに1枚の地図で2回転させようとすると、昼の時に覚えた絵が重なってしまうため、2枚の地図を用意しました。ちなみに欧米で記憶術師として活躍するパフォーマーは、だいたい5〜10枚程度の地図を頭の中に持っていると聞いたことがあります。

    ぜひ挑戦してみてください!

  • レインマンへの応援コメント

    「レインマン」は私が大好きな映画の一つです。派手なアクションがなくても、登場人物が少なくても、心に残る作品ですね。

    ところで、後半のお話しもとても興味深いものでした。マジシャンの方はすごい能力をお持ちなのですね。

    続きを楽しみに待っております。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    サヴァン症候群という言葉を有名にした「レインマン」ですが、そこにこめられた兄弟の絆についてはいろいろ考えさせられました。終始イライラしているトム・クルーズが逆にダスティンホフマンを引き立てていますね。名作です。

    後半でご紹介した”彼”も、間違いなくサヴァン症候群でした。
    一応マジシャンを名乗って活動している人なのですが、明らかにそれとは違う能力の持ち主で、周りからも「マジシャンとして活動するのではなく、単体の記憶術ショーとして確立した方がいい」とアドバイスされていました。

    ただ対人関係に非常に問題を抱えており、とにかく人として基本的なことがほとんどダメな人でした。金銭トラブルに巻き込まれたり、仕事の約束を守らなかったりで、彼の病気を知らない人からすれば「二度と使いたくない芸人」でした。
    私はたまたま個人的に長い付き合いだったので彼のそうした特徴についてご愛嬌だったのですが、マネージャーもなく個人事業主としてやっていくには、あまりにも別の部分が足を引っ張っていました。

    私たちは彼の行う記憶術のデモンストレーションなどについて、技術をもって再現することができますが、ゆえに”ガチ勢”である彼のパフォーマンスには腰を抜かしました。まぁ、そんな彼にも芸人としての苦悩があった、ということで、昨今注目されている芸能人の自殺を絡めてみた次第です。

    今後ともよろしくお願いいたします!

  • レインマンへの応援コメント

    ダスティン・ホフマンは映画のたびに違う表情に圧倒されますよねぇ✨✨

    薄暗い記憶を重ねて記憶する方法、私もよくやります😊
    アレが一番効果的ですよねぇ✨✨

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    「レインマン」のダスティン・ホフマンは、キレ気味のトム・クルーズが引き立て役になってましたね。兄弟という唯一無二について考えさせられる作品でした。

    記憶術については本格的に学びました。「複式簿記」、「そろばん」に継ぐ人類の3大発明として「記憶術」を並べる本もあるぐらいで、ルーツは古代ギリシャにまで遡ることができます。

    わたしは記憶力ショーとして主に帰路法を使っていますが、体の正中線と結び合わせて覚える人(マリックさん)もいます。脳天、目、鼻、口、顎、のど、という具合に、急所に番号をつけ、そこと単語を結びつけて覚えるそうです。
    できるかぎり”痛い映像にして覚えるのがコツ”だそうで、師の場合”股間”は10番目で、「たとえば10個目に”車”と言われたら、車のタイヤにモノを踏み潰された映像を浮かべるんです」と大真面目に説明され、「どんなシチュエーションやねん💦」と肩を震わせて笑いをこらえてました。

    買い物なんかではいくら言われても買い漏らしはありませんが、ただ弱点は「ただ順番に覚えているだけ」ということで、スーパー内の導線にそって覚えているわけではないので、結局スーパー内で行ったり来たりしてます💦



  • レインマンへの応援コメント

    挙げられている映画を一本も観たことのない私にも興味深い内容でした。

    一瞬だけ見たトランプのカードは覚えられるのに身近な人の顔は覚えられない。

    そこに他人の運命は予言できても自分の未来は予期できないコンテンツの超能力者じみた悲しさも感じます(サヴァン症候群は現実の障害ですが)。

    某芸人さんに関しては四十歳の私が子供の頃からテレビでおなじみだったので痛ましいです。

    この人については西田敏行に似ていてドラマで兄弟の役を演じていたのも覚えています。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    循環器系がやられるともたない、と言われますが、
    やはり記憶も循環しなくなるとそれも毒害なのでしょう。

    サヴァンと見られる彼も、それを特技として披露する仕事をしていましたが、観客に見えない苦悩を抱えていました。
    「約束(特に金銭絡み)を忘れる」、「仕事の時間を守らない」、「(サービス業なのに)人の顔を覚えられない」という基本的な部分でトラブル報告が多く、寛容な伴走者を必要としていました。家も近かったため長い間親しかったのですが、「アイツをなんとかしてくれ!」というクレームが何度もわたしのところまでこぼれてきました。

    なんとなく「天才」という言葉で保護してきましたが、逆にどうでもよい記憶に埋もれていき、生きていくために必要な記憶がまったく機能していないようで、病気だからで通用しないトラブルにまみれていました。

    某芸人さんも俳優さんも、どうしてなんでしょうね。
    世間によく認知され、色々やり方やポジションもあったのではないかと思いますが、当人にしかわからない消化不良があったのでしょうね。いたたまれないです。

    そのニュースに際して、ふと今は行方知れずになった彼のことを思い出した次第です。むかし法事に来た住職から「忘れてあげることも、また供養」と聞き、ふと心が軽くなりました。

  • 趣味の時間への応援コメント

    小説を書く方は多趣味な方が沢山いらっしゃいますよね。好奇心の強い方が多いように感じます。そういった知識や経験が創作に役立っているのだと思いました。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます!

    (youtubeで興味のあるコンテンツを流すのではなく、)真剣に趣味に取り組んでいる人たちは、おしなべてとても謙虚な方が多い印象です。

    「趣味の時間」とは、言葉のイメージとは裏腹になかなか険しい道が待っています。「まだまだ上には上がいるんだな」という、さわやかな挫折がそれですね。そうした挫折の数々が、謙虚さにつながっていくのかなと思います。


    趣味というオトナの楽しみが、youtubeの登場によって「タダ」で聞き流せるコンテンツとなり、手を動かすこともなく、また道具を買いそろえるでもなく、倍速で聞き流して分かったつもりになれる時代になりました。
    もちろん、それをきっかけに心を動かされ、真剣に取り組もうとされる方も少なくないと思いますが、やはりどんなことでも手を動かし、頭を使った経験値がすべてだと思います。


    主に次の世代に向けた気持ちですが、無駄遣いをして、失敗して、本物の知識を得て、趣味を通じて謙虚さを知る人たちが増えていってほしいなと願います。

  • 趣味の時間への応援コメント

    以前、職場でマジックをされる先輩がいらっしゃって。
    目の前で繰り広げられる不思議の数々に、大人ながらワクワクしていた思い出が蘇ります😊
    不思議を体感したい✨✨
    ネタより、不思議を見てワクワクしたい✨✨
    そんな私は、YouTubeのネタチャンネルを知らずに過ごしておりましたよ〜💦

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    以前お近くにマジックを見せてくれる方がいらっしゃったのですね!一生のうちマジシャンに出会える可能性は非常に低いので、近くで楽しめたことは非常にラッキーでしたね!

    これってとても重要なことで、ほとんどの人は生でマジックを見る機会など殆どなく、せいぜいテレビで見るぐらいのものなので、初めて会ったマジシャンの印象で、マジック全体に対する印象が決まってしまいます。
    これが歌手の場合、すでに名曲もいくつも知っていますし、仮にひどい歌手をみかけたとしても、「音楽なんて人生になくてもいい」ということにはなりません。マジックの場合、そういうことが起こりうるということです。
    もし仮にその方が観客が種を見破れなかったことに得意になり、変なマウントのとり方をするようなタイプの場合、「マジシャンなんて嫌なヤツだし、二度とマジックなんか見るか!」という感想になってしまうかもしれません。だからこそ、私たちは舞台上だけに限らず、常に立ち居振る舞いには非常に気を使います。

    プロは仮に種を見破られたからと言って機嫌を損ねるような人はいませんが、やっぱり素直に楽しんでほしいものです。よって種明かしユーチューバーによって観客との距離感が微妙になってしまうことはやはり望ましいこととはいえないと思います。

    色々な趣味の分野が気軽に情報配信されるような時代になりましたが、プロとして活躍される人たちの品位を落とすようなことはしてほしくないなと個人的に思います。

    でもテレビの時代は終わり、個人が自分の関心に合わせてチャンネルを選べる時代になったことは素晴らしいことですね。それだけ視聴者自身に清濁の判断が委ねれれている時代になったわけですが…。

    これからもぜひよろしくお願いいたします!
    いつも素敵な応援をいただき心から感謝しております。

  • 趣味の時間への応援コメント

    私もユーチューブを観るのはプロモーションビデオとか映画の予告編とか過去のテレビ番組とか商業的に完成されたものですね。

    趣味でも他人との関わりが生じる領域では誠実でありたいですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    本稿でも触れている通り、私は元々ユーチューバーという存在について元々嫌悪していました。というのも耳目に入ってくるそれといえば、目立ちたいあまりに非常識なことをする人たちのニュースばかりで、またマジシャンとして安易な種明かしちゃんねるに対して否定的な見解を持っていたこともあり、「googleさんよ、何となならんかね?」と思っていたものです。

    ただ、そういうものばかりではないということがこの1年わかってきました。美術評論や本の要約を伝えるものなど、非常にクオリティの高いチャンネルも多いことがわかってきました。視聴率をあげるために手段を選ばない昨今のテレビ番組よりは、よほど専門性に高い情報を得られますし、深堀もしてくれるので、かならずしもテレビ>ユーチューブではない気がしています。

    色々なチャンネルがありますが、中には学習塾講師による子供向けの教育チャンネルや、一級料理人によるワンポイントレッスンなど有益な情報もありますが、やはり直接習わないと理解できないものもあると思いました。動画を流してみているだけで、なんとなくわかった気になってしまうものですが、趣味も恥をかいたり、失敗する経験があってこそ上達するものなので、良し悪しはありますね。

    改めまして、コメントありがとうございました!

  • 趣味の時間への応援コメント

    じっくり考え、物事に取り組むことの大切さを忘れがちになっているように思います。

    私も、時々、ユーチューブを見る時がありますが、心して見ようと思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    情報という商品がどんどん無料化され、清濁の判断が視聴者側に委ねられているという現状に気づきにくいというのも課題だと思います。

    中には非常に熱心に情報配信されている方もおり、知的好奇心を満たすには有効な手段だと思います。一方マジック種明かしに見るように、視聴者の好奇心を満たす一方、無責任で身勝手な配信者も実在します。
    とても残念だったのが、意外と「こういう種明かしをしてほしかったです!」と一般視聴者からは高い評価を受けていること。視聴者にとっては興味が満たされればそれでいいのですが、プロから見れば情報の裏取りをされているものはほとんどなく、間違った情報もたくさん放出されています。

    ただユーチューブ全部が悪いわけではなく、中にはテレビではできない深堀りをしてくれる番組などもあり、私もかなり活用させていただいています。
    いずれにせよ、情報ソースが明らかになっていないものや、勝手な盗用などもあり、ちゃんと裏取りのある情報なのか慎重にチェックしながら楽しむ必要はありそうですね!

    改めましてコメントありがとうございました!
    今後とも宜しくお願いいたします!

  • 異文化交流への応援コメント

    「本格セネガル料理体験教室」料理の体験となると主婦層が多いかもしれませんね。
    高校生の男子で参加された、マジシャン・アスカジョー 様の勇気をまずは讃えたいと思いました。
    指を突っ込み火傷したというエピソードには、思わず笑ってしまいました。ごめんなさいね🙇あの場では、雰囲気的にやらざるを得ませんでしたね。

    私も異文化交流には興味があり、よく地域で行われたイベントに参加したものです。
    自分の知らなかった世界を知ることも大事な事ですよね。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます!

    「なんだか面白そう!」という子供ならではの浅はかさで参加した結果、とんでもないKYボーイになってしまいました💦
    何より衝撃だったのは、指を火傷してまで挑んだセネガル料理において、セネガル人たちが平然とスプーンで食べ始めたことでした。…そりゃそうですよね(笑)

    異文化交流は楽しいですね。これからどんどんこの国は労働人口が減り、かつリモートワークによる雇用のボーダレス化が加速する中、すこしでも異文化を理解しておくことはより重要になると思います。

    この美のこ様も異文化交流に興味をお持ちなんですね!
    コロナで色々制限はあるものの、探せば面白いイベントもあり、気軽に参加できるものも多いので是非皆さんにも知っていただきたいと思います。

    今後ともよろしくお願いいたします。

  • マジシャン・アスカジョー 様、初めまして!こんにちは😊
    この美のこと申します。

    マインドフルネス瞑想に、興味が湧きました。
    どちらかというと迷走ばかりしている私なので、この瞑想する時間を毎日すれば、心が研ぎ澄まされてくる気がしました。
    呼吸法って大事ですよね。
    これからもゆっくりになりますが読ませて頂きたいと思いました。


    私の拙作に応援💗&フォローありがとうございます(#^^#)
    感謝です✨✨

    作者からの返信

    この美のこ様、初めまして!
    ご高覧頂きありがとうございます。

    とかく雑音の多い毎日において「一定の生産量を保つには」とたどり着いたのがマインドフルネス瞑想でした。

    この『春光乍泄』という雑記を書き始めたのはちょうど一年前のことですが、その前年まで2年半の旅をテーマに連載作品を持っていました。週に2話確実にアップする上で最も意識したことが、精神状態の維持でした。
     
    どんなに資料を集め、作文や推敲を重ねても、結局精神状態が一定でないと、出来も一定でなくなってしまいます。怒りや焦りはもちろん、極端に喜んだりということも避けていました。

    瞑想はこの間に始めた習慣ではありませんが、気持ちを一定に保つのに非常に役立ちました。

    この美のこ様の日々の安寧をお祈りいたします!
    今後ともよろしくお願いいたします!

  • 異文化交流への応援コメント

    「そりゃそうだ」
    思わず突っ込んでしまいますね。

    スプーンで普通に食べる姿。
    二度見してしまいそうですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    遅れてきたセネガル人のご一行様が普通にヨメさんに「スプーン持ってきて!」と言ったのを聞いた会場は爆笑となりました。何に笑われているのかわからない彼らはムスッとしていましたが、あの笑いは私のためだけに注がれたものでした。

    また面白そうな過去がありましたらアップしていきますね!

  • アートの純潔性への応援コメント

    私個人の見解ですが、作品にその人となりって出ると思います。ツイッターであんまり好きじゃないなって人の小説を読みに行って、好きになったこともありますし。反対に仲良くしてても、小説が余りに好みじゃなかった時は結局仲違いしたり…一概には言えませんが。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そう。人柄って芸にもろに出るんです。どんなに繕っても隠しようがない。そのエグミがよい方向に評価されるならいいのですが、逆に作用するのは致命的ですね💦
    誰も指摘してくれないですし、その人個人の評価にとどまらず、特に分母の少ない私たちの業界では「なんかマジシャンってムカつく」という全体評価に至ってしまいがちです。

    アートと作者の人間性は分離して評価すべきだ、というのはやはり理想論なのかなと思います。今はアーティスト活動もSNSでの発信を前提としているので、ちょっと気を抜くとアラが見えてしまう。誰もがセルフプロデュースできる時代になった反面、世間からの評価項目は増えたので、難しいなと思いますね。

    今後もよろしくお願いいたします。
    改めましてコメントありがとうございました!

  • アートの純潔性への応援コメント

    久しぶりにエッセイを拝読です♡
    ありがとうございますムフフ(๑˃̵ᴗ˂̵)

    作者からの返信

    ご高覧ありがとうございました!

    良い作品について、その作者に清らかさを求めてはいけないのか。
    これが今回のテーマでした。作中に登場する人間ピカソも、芸術家としての評価を取り除くとだいぶ極端です。

    師匠F氏についてもそうで、たいへんあこがれていただけに、あんないい加減な発想を後輩たちに向かっていってほしくなかったというのがあります。

    結局はそれも多様性の問題にしてしまえばそれまでなのですが、もう少し周りを意識したパフォーマンスをしてほしいなと個人的にこっそり失望している次第です。

    あらためまして、楽しんでいただきありがとうございました!引き続き、すてきな週末をお過ごしください!


  • 編集済

    アートの純潔性への応援コメント

    私は普通のサラリーマンですが、生活保護をもらっていいかなと考える時はふとよぎります。
    ただ、税金なので余程のことがない限り貰わないと思います。
    大病をして障害者になったとかなら話は別なのかもしれませんが。
    たまに街でパフォーマーを見ると、この人たちは私よりもおそらく賃金は低いのかもしれないんだが頑張ってるから私も頑張るかと思います。
    私の勝手な想像なのですが、大半のパフォーマーやマジシャン達は普通の中小企業のサラリーマンと賃金はさほど変わらない気がしますので。
    笑顔を振りまける人は尊敬しますね(^^)
    以前の勤務先で笑顔というか普通の表情を作ることができずに変な奴だと思われて孤立したことがあったので。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました!

    もちろん人によりますが、意外とストリートパフォーマーなどは稼いでいます。特に投げ銭が収入源の人は、そもそも税金申告していない人(その知識すらない人)もおり、結構いい暮らしをしている人もたくさんいます(汗)。


    職業がどうであれ、社会の一部として生きている以上、最低限の義務は努めるべきなんじゃないかと思います。むしろ好きなことをやらせていただいている以上、模範的であるべきだとすら思います。

    たしかにそれは理想論であって、私もコロナ以降マジシャンとしてはほぼ廃業し、今はサラリーマンとして普通に働いています。
    ただ芸人として、先輩方には腐っても後輩の見本になるような生き方をしてほしいなと思ったわけです。大学生相手に「年金なんて収めても無駄。ダメになれば生活保護でいい」という発言は残念だったなぁと今でも記憶しています。


    アートは弱者の味方であり世界の癒しであるというならば、やはりそれに携わる人も清らかであってほしいですね。あまりにも拝金主義だったり、色欲にまみれた日常だったり、そういう人が作ったアートを見て無邪気に喜んだファンの気持ちを察してほしいなと願います。

    私も今は全然関係ない仕事をしているサラリーマンですが、共に頑張っていきましょう!

  • アートの純潔性への応援コメント

    私も基本は「アーティストやクリエイター、パフォーマーは作品によって評価されるべきだ」と考えていますが、ファンだからこそ幻滅することもありますし、難しいですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    芸能人の不祥事に誰もが参加できる時代になり、最小公倍数的な倫理が一般化していますが、やはり自分が信じる世界観においてはクリーンであってほしいですね。
    これがいかに身勝手な願いかというのはわかっていますが、好きなものに救われたいとする祈りのようなものなので、簡単に裏切ってほしくないとは思いますね。

    近頃近代西洋画に改めて興味をもっており、色々資料を読み漁っているところですが、その名画を書いた男の素顔をに迫っていくと、だんだんと何を評価するべきか分からなくなってしまうことが続いていました。
    ジョブスの伝記を読んだ時も、なんとなくアップル製品が嫌いになってしまい、良いものは良いという評価が揺らいだことがあります。

    僕の中の多様性に対する受容や評価の仕方の問題だと思いますが、やっぱりi-phoneを使う気にはなれないんですよ。でもこれって危険思想につながりやすい考え方で、昨今も銀座にあるロシア食材店の看板がへし折られたという事件が起きましたが、きちんと評価はわけるように意識しないと難しいですね!

     改めまして、コメントありがとうございまし!これからも精進してまいります!

  • SNS 芸人へのアンチテーゼへの応援コメント

    驚きました!
    アスカジョーで検索を掛けたらあなたの情報が数々ヒットしました。プロの方だったんですね。( ´艸`)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    今はコロナですっかり活動できておりませんが、
    マジシャンというのが一応私の本職になります。

    近々youtube配信も始めようかと思っておりますので、
    機会があればそちらもお楽しみいただければと思います。

    今後とも宜しくお願いいたします。

  • 私は、ヘビーなのですが、10年前に祖母が他界して、自分が死んだら骨と灰になるんだなと怖くなり、何かを残そうとここで小説を書くことに決めました。10万文字程度の作品を2.3作品程、中編を3作品書き、残すは異世界ファンタジーとなりました。これは17万文字ぐらい書いてますが、3年ぐらい書いていてまだ完結はしてません。
    やはりなかなか描く時間と気力と気分的なものが、日々の仕事で削がれたりしてきており、体を休ませるのがメインで、コンテスト提出用に書いて、気が向いた時にだけ書くようにしてますね。
    多分この作品を書き終えたら、当面ここでは書かないかもしれません。でも気が向いたら書くかもしれないすね(^^)
    今のところは作品のクオリティを上げるために読書期間だなと思って本ばかり読んでますねー。やはり何も本を読まずに作品を書けないので、ここんところ本を読んでます。最新の漫画とかも読んだりしてて修行期間すね。

    作者からの返信

    コメント頂きありがとうございました。

    本稿にも書かせていただいたとおり、小説『ノンストップアクション』シリーズを執筆している時、知人づてにある大手出版社の編集者を紹介していただき、作品を送ったことがあります。
    返ってきたのは、「あなたが有名人など世の中に知られた存在なら何を書いても売れるだろう」という身も蓋もないコメントでした。

    カクヨムでの掲載を始める前の出来事であり、この時「いいものを作る」と「売れるものを作る」は全くアプローチが違うことを悟りました。なのでPV数もコンテストもあまり気にしたことはなく、ただ私の作品に興味を持ってくださった方々とのご縁を大事にしていこうというマインドに切り替えました。

    ああいう舐めた業界人がまた声をかけてきた時、どうどうと胸を張って自分の作品だと言えるものを残しておこう。それは仄暗い炎だったのかもしれませんが、長編執筆におけるモチベーション維持には大いに役に立ちました。

    結局自分が読みたい作品を書けばいい気がします。私は20年間旅行小説を書き上げようと企んできたわけですが、執筆が終わった去年、新たな作品作りに取り組みました。
    多少カクヨムやなろうの客層を意識し、プリップリの恋愛小説を書いてみようと思い、プロットを立ち上げて書いてみましたが、やっぱり自分の中の軸が定まらず、未だにアップする勇気が持てない作品になっています。たぶん永久にお蔵入りだと思います。

    ただよい作品とは、いくつかの習作をギュッと絞ったものが多いように、いくつかの作品を溜め込んでおくのはありだと思います。ここぞというときにそれらの要素を1本のシナリオにまとめることで、かなり立体的な作品になるのではと思います。

    なかなか仕事で体力が、というのは辛いですね!私もこのところそんな感じです。現在『ノンストップアクション』シリーズを今年いっぱいかけて修正して再発表していますが、週3本の編集だけでアップアップです。

    まあ、まずは健康な体あってのことなので、焦らずゆっくりと書き進めていきましょう!

    改めまして、コメントありがとうございました。

  • 恋愛体質への応援コメント

    私も昔、コンビニでバイトをしてましたが、横柄な客は少なからずいましたね。
    ただ私の場合は態度が顔に出てしまうタイプらしく、「ここで何時間我慢すりゃ金もらえるから、適当にやってりゃいいや」的な感覚でしたね。
    20代の頃に派遣会社の正社員をやってて、管理の人から「お前は顔にすぐ出るから営業は向かない」と言われてむかつき、数年ほどしてやめていきましたが、職を転々として今の仕事に移ってから、自分がかなり人生を舐めていた気持ちで毎日を過ごしてたんだなとわかりました。
    接客や営業は口下手(はっきりと大きな声で言えない)からできませんが、できるひとを尊敬します。人をもてなすのは難しいので。なので今の配達業が向いてますね。

    コロナに感染したと聞きましたが、後遺症は大丈夫でしたか?デルタ株は後遺症がきついと聞きますが、オミクロンは軽度の風邪程度で済むらしいですね。テレビで元自衛隊の医者を務めてた人が、ワクチンさえ打てば軽症で済むと言ってました。熱が出ても2日で下がると。おおむね一週間程度で緩和していくみたいですね。
    このコロナは変異していくたびに毒性が弱くなっていくのがウイルス学上での特性らしく、10年ぐらいしたら風邪のコロナウイルスと変わらなくなるというのがアメリカの医者の見解です。自然界に風邪を引き起こす元からあるコロナウイルスは4種類あるんすよ。5番目になるみたいすね。ただ毒性が弱くなってて実行再生産数は1に近くなってきてるのであと一週間程の辛抱ですよ。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。

    「どうして小さなありがとうも言えないのか!」と街を歩いて思いますね。”オキャクサマでござい!”みたいな仏頂面をみていると、アンタはそんなに偉いのか?とひっぱたきたくなりますね。
     こういう時代なので他人のことを慮るゆとりがないのかもしれませんが、時代は関係なく、情操教育や文化教養の問題だと思いますね。

     配達業も大変そうなイメージです。少し宅配が遅れたり、中の状態が悪いとすぐに平気でクレームつけてくる人とかいそうですね。腹を立てる気持ちもわかりますが、一旦冷静になって、振り上げた拳のぶつけ場所についてよくよく考えてほしいですね。


     コロナにはだいぶ苦しめられました。
     急性期は高熱、頭痛に苦しめられましたが、それよりも味覚障害には長いこと苦しめられました。ワクチン2回目を待っている間での発症でした。罹ったのは8月頭で結局2週間以上体調不良で気力を失っていました。私は酒を飲まないので、基本的に職場と家の往復なのですが、どこで罹ったのかは未だに謎です。
     一般的に味覚障害については、「味がしない」などということが報告されていますが、私の場合「何を食べても泥や錆びた味がする」という恐ろしいものでした。水も苦くて飲めない。白飯も苦い。たぶん10円玉を舐めたらあんな味がするんだろうな、という感じでした。この症状は結局10月になるまで続きました。

    「あの頃に戻れたらいいね」とはいうものの、完全には無理でしょうね。不安定や予測不能を前提として動いていくしかなさそうですね。まぁものは捉えようで、かのニュートンも当時ペストが大流行した時代に田舎に引きこもり、のちに有名になる定理などを発見しています。
     引きこもるのも肯定的に考えれば、色々できることがあるかもしれませんね!

    改めまして、コメント頂きありがとうございました。


  • 着陸への応援コメント

    昼ドラの世界ですなこれは。
    私の祖母は97歳で亡くなりましたが、遺産らしい遺産は残しておらず大往生しましたね。
    私の家族は普通の家庭で両親が年金をもらってますが、貯蓄が少しあるだけで、私自身が一人っ子なので遺産で揉めることはなさそうですね(^^)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    この話は未だに決着がついておらず、生き残った者同士で文字通り骨肉の争いを繰り広げています。
    それだけ遺してしまった人なので仕方がない部分もありますが、あまりにも人間関係が複雑で、それぞれが主張が強いことも問題を複雑にしています。

    たまたま飛行機についての勉強をしていたところだったので、機体に残った燃料の重さが着陸に影響すると知り、この叔父の死去と重なりました。
    やはりある程度身を軽くしてから着地しないと、消防車も近づけないような大惨事を引き起こしかねませんね(^_^;)

    飛行機は離陸よりも着陸が難しいと言われますが、人間も同じだなぁとしみじみ感じさせた事件でした。

    改めまして、コメントありがとうございました。

  • ドリーム・ハラスメントへの応援コメント

    夢を持つと苦労しますよね。
    私は昔、本気で作家を志した事はありましたが、どんなに稼いでも年収は300万を超えることがない現実を知り、「こりゃ資格を取ったりして、スキルアップした方が現実的だな」と諦めました。
    諦める前に前の職場で趣味で小説を書いていると話して作品を読ませたら、「こんな素晴らしい才能を埋まらさせておくのは勿体無い」とカクヨムを紹介されましたね。以来ここで世話になってます。
    夢を持つと苦労するとよく親父に言われたりしますね。
    ただ、その過程で得た友人関係やカクヨムでのフォロワーさんとの交流はかけがえのないものになりました(^^)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    「夢を持て!」というのがハラスメントに当たる。これは非常に斬新な切り口でした。私達は子供の頃から「夢を持て」と親や学校や社会から囃し立てられて育ってきました。
    結果として「夢を持てない」とは悪だ、と考えるようになってきましたが、別に夢がないことは怠けているわけでも、劣っていることでもありません。

    本書にあるように、学生時代から将来の夢を作文にさせられ、専攻分野を選ばされ、社会に出てからも面接試験で志望動機と併せて「会社に入ってからの夢」についての質問に答えなければなりません。じゃあそうした質問を投げかけている側が、夢に溢れた毎日を過ごしているわけでもなく、毎日ため息だらけの日々を過ごしているんですから(^_^;)

    夢というか目標というかはそれぞれの個性だと思いますが、なにか目指すものがあったほうが人生はまとまりやすいとは思います。ただそうでなかったとしても、この人生は簡単には壊れないんじゃないかと、僕は楽観視に落ち着くことにしています。

    そうですね、こうした創作を通じた出会いというのも大切ですね。
    是非今後とも宜しくお願いいたします!
    改めまして、コメントありがとございました。

  • 確かに今の時代はコロナでコミニュケーションが求められますね。
    今6波真っ只中ですが、こうなる前に先月の上旬に彼女と会って話したのですが、いつもFaceTimeで会話しているのが慣れているので、逆にリアルで話して初対面の人間と話しているかのような奇妙な錯覚に陥りました。
    昔の職場の友人ともこうなる前に町で再会しましたが、凄いなんというか、気持ちがいいというか、爽快に近い感覚を覚えました。三年ぐらい会ってなかったんすよ。
    今アニメで鬼滅の刃や呪術廻戦、東京リベンジャーズなど今の若い子供たちが好きな漫画がやってますが、映像は確かに綺麗ですね。クオリティがすごい。ただハマりすぎて引きこもりになりそうでしたね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    これは例えば通常の職場でもよくあることで、会話があまりない職場環境というものは、得てして周りに対して批判的な風潮があります。というのも、会話がなく、ただじっと相手の洞察を見ているだけなので、相手のダメな部分ばかり目立って見えるという減少が起こります。

    我々マジシャンの仕事についてよくある誤解としては、「見えないように秘密の動作をしているのではないか」とか「気をそらしたスキに何かを行っているのではないか」というものがほとんどですが、実際にはそうしたスキというものは会話の中で作っていくものです。死角を作ったりスピードでごまかすというよりも、的確なタイミングで的確に質問を投げかけることによって、相手の理解をコントロールしています。

    よって例えばyoutubeなどで映像を見ると、演者との会話というストレスがない分、非常費批判的なアプローチができてしまいます。我々にとって、映像を見ることでタネが分かったかどうかは重要ではなく、どのような会話をお客さんに振っているのかを見て学習していきます。

    手品ですら会話の中にトリックが隠されているわけで、一般的な人間関係においてもやはり普段からの会話は信頼関係などを築いていく上で非常に重要ですね。

    はやく友達や恋人とも気兼ねなく会える時代が戻ってくるといいですね!

    改めまして、コメントありがとうございました!

  • あれだけの筆力のある作品を毎日書き続けたとは…頭が下がります。
    私はカクヨムで異世界ファンタジーを3年ぐらい連載してますが、毎日が仕事に追われてコンスタントに書く気力は削がれてますね。ここ最近忙しくなってきたのです。コンテストの条件の文字数に達したところで休憩しながら書いてる感じです。結構体力を使う仕事(配達業)なので…凄いすね。
    他の作品と合わせ、ここまで読ませていただきましたが、かなりの知識と経験がないとここまでのクオリティを出すのは無理だなと感じました。旅の話は実話でしょうが、あそこまで書ける人はそうそういないかと。ヨーロッパの街の風景が浮かんできましたね、学生の頃に旅行に行っておけばよかったかなと後悔しました。
    プロフを閲覧させていただきましたが、マジシャンという職業は今イベント系がコロナで全滅なので、なかなか過酷そうですね…私の職場も大変です。
    お互い体に気をつけて頑張っていきましょう(^^)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    お褒めの言葉ありがとうございます!
    昔村上春樹氏がある雑誌インタビューで「長編への取り組みは、体力勝負」とおっしゃっていました。確かにそうだと思います。

    『ノンストップアクション』シリーズは前述の通り、学生時代に行った一人旅を基にした私小説ではありますが、実はこの旅行については途中で挫折する形でやめました。
    一つは周囲の反対がものすごく、大学卒業して以降続けられませんでした。本当はアメリカや南米、アフリカにも行き、文字通り世界制覇をするための計画を持っていました。実際には周囲の反対だけでなく、なんとなく旅に求めるものがなくなってしまった、という本音もあり、この螺旋から降りることにしました。

    だからこそ、「この物語だけは死んでも書き上げるぞ!」という気持ちは維持し続けました。私も普段は普通に仕事もあり、家庭もあるのでなかなか時間を捻出するのは困難でしたが、執筆期間中は毎朝5時起きで、定規で測ったような生活をしていました。

    たしかに体力面は大切ですが、それ以上に「精神衛生」を大事にしていました。よって悪いニュースは見ないし、人付き合いも減らし、人間で疲れることを意識的に遠ざけていました。併せて極端に喜ぶようなことも避けていました。精神状態が一定でないと、作品にムラができてしまうからです。

    マジシャンもなかなか大変です。
    おっしゃるように今は自粛ばかりで、仕事が入ったとしても直前にキャンセルなんて当たり前です。今は自分の会社の仕事の他に請負でも仕事をしながら、週末だけ依頼があれば対応するという状況になっています。
    配送業も大変だと思います。私は虚弱体質なので、寒い中駆け回っている配送業者の皆様には頭が下がります(^_^;)

    是非ご自愛のほどを!
    改めまして、コメントありがとうございました!

  • 恋愛体質への応援コメント

    私も無愛想な部類ですが、店員さんには極力「ありがとう」を伝えるようにしています。

    これは他人のためでもありますが、何より相手の視野に映る自分が「横柄な客」になるのが嫌なんですよね。

    梅艶芳に似た姐さんとのエピソードは御作の中でも特に印象に残っています。

    自分の場合は
    「結局、アイドルだの俳優だのに憧れるような心理で相手の表面を消費していただけだったんだろうな」
    と感じる片想いの記憶が多いです。

    作者からの返信

    いつもコメントをいただき心から感謝しております。
    無事に年末を迎えられそうですね!何よりです。
    私にとっては喉の手術やコロナなど、治ってトントンという状態が続き、
    いささか疲れの残る年末となりましたが、おかげさまで何とか(笑)

    作品を離れたコラムをやってみたかったのですが、
    吾妻さんには引き続き応援を頂き、ただただありがたい限りです。
    来年も引き続きよろしくお願いいたします。

    さて、恋ですな…
    私も吾妻さんと同じように片思いが多いです。
    落ちてしまうと、相手を犯し難い何かにしてしまい、
    逆に距離を取りたくなってしまいます。
    おしゃべりする機会があったとしても、
    まるでホテルマンのように丁寧だがどこかよそよそしい感じの人を演じ、
    チャンスを逆へ逆へと進んでしまいます。

    ダメな恋なので、いつまでも心に残るのですが、
    真実は美しさではなく、未練がほとんど。
    でもわたし、こういう古風な恋が好きです。
    当たって砕けて青春だ!というさわやかさは求めてなくて、
    見方によればネチネチと、いつまでも影からこっそり見ているだけの恋愛のほうが味わい深いですね。
    恋愛の仕方も吾妻さんと近いものを感じます。

    梅艶芳もY・Z姐も、12月30日が命日であり、
    以来この日が来ると、ふと年末の喧噪が遠のいてしまいます。
    僕にとってパラレルワールドの住人ではありましたが、
    その美貌も、危なっかしさも、すべて含んであこがれの人でした。

    あんなふうにもう一度揺さぶられたいと思ってしまいます。
    もちろん叶わぬことだけど、たぶん私が執筆に注いだエネルギーとはこれの代数であり、根底にあるのは”特定の誰かと知的につながり合い、認められたい”という極めて恋愛的な情熱だったと思います。

    「書く」と「恋する」。
    どうやら私には別々ではなさそうです。
    妄想し、悲劇的な最期まで自作自演する様は、
    まさに過去の恋愛に通じています。

    吾妻さんにとって書くことの源泉は何でしょうか?
    特定の誰かに読んでほしいとか想像したりしますか?
    私はいますよ(笑)


    1年間ほんとうにありがとうございました。
    吾妻さんとの縁が来年も続きますように!
    今後ともよろしくお願いいたします。

  • おつかれさまでした〜✨✨
    改稿、やり出すと止まらないですよね〜✨✨
    また、ノンストップの方もお邪魔いたしますね〜😊🍉🍉

    作者からの返信

    メリークリスマス🎄
    いつもたくさんの素敵な応援ありがとうございます!

    今年は途中コロナにやられるなど、気持ちをへし折られることもありましたが、
    何とか予定通り改稿作業を終えることができました。ひとえに汀さんの応援のおかげです。本当にありがとうございました!

    改稿は終わりがないですね💦
    でも磨けば磨くほどきっと愛情深いものになっていくと思います。
    私も来年は少しはゆとりが持てると思いますので、
    少しずつ作品も拝読させていただきますね!

    これからも変わらぬ友情をよろしくお願いいたします!!

  • 私も本当にごく短期間ですが、出版業界の末席にいましたので、この業界の斜陽は知っています。
    こうしてネットに投稿して誰の目にも見える場所に作品があるというだけでも救われますね。

    作者からの返信

    メリークリスマス!
    コメントありがとうございます。


    昨今『わたしは本屋が好きでした(永江朗著)』という本を読みました。
    https://honto.jp/netstore/pd-book_29988765.html
    書評では、”なぜヘイト本が書店でワンコーナー築くまでになったか”ばかりが取り上げられていますが、出版業界が抱える構造的な問題について理解できました。
    「そりゃいい本が生まれないわな」という一言にまとめてしまうにはあっさりしすぎていますが、闇の深さに驚いた次第です。


    私は大した主義もなく、ネット投稿サイトから自分の作品を投稿しはじめました。おかげさまで代表作といえるものを完成させることができ、その節においては吾妻さんには本当にたくさんの励ましの言葉をいただきました。私にとって吾妻さんは本作を語るうえで欠かせない存在です。

    さて、近頃わたしは非常に関心を持っていることがあります。
    それは「フィルターレスな業界」についてです。
    これは私の造語ですが、要するに生産者と消費者の間に存在すべき”フィルター役”が、合理主義の中で破壊されてしまった業種のことを指します。

    身近なところでいえば出版業界がそうです。
    各書店が発注をかけるのではなく、大手取次業者が過去の販売実績から配布量を決めるというシステムがその例であり、書店は良書かそうでないかなどお構いなく、「とにかく販売実績を上げないと新書の配布量が減らされてしまう」というジレンマを抱えることになり、結果高齢者向けのヘイト本がワンコーナーを築いてしまっている。これについて前述の著書で明かされています。
    なんの倫理観もなく、フィルターもなく、ただ追い立てられるように経済実績のみを突き付けられた結果、モラルハザードが崩壊しかかっていると著書では警笛を鳴らしています。

    他でも同様なことが起きています。メディアでは、視聴率ばかりやコンプライアンスにうるさいTV業界からyoutuberへの転向が流行っていますが、「ただ目立つことをやればいい」という一部を排除することすら困難になっています。

    マジック業界もそうです。マジックのアイデアというものは、法的パテントに守られません。それを逆手に無名が「自分が考えた」と主張したり、それこそyoutubeなどで勝手に種明かしを行っています。


    問題はこうした発信元や品質の保証されない情報があふれており、そのフィルターを我々自身が行わなければならないこと。でもモラルなど人それぞれなので、つまりフィルターとして何も機能していないといえます。

    ネット投稿サイトを散歩しても、本当にいろいろな作品を見かけますね。
    それらについて私は特に何も思わないようにしていますが、
    「☆やPV数だけなのか」と運営側に問いたくなることもしばしば。


    良質なものを選べる賢さが求められています。
    利便性が向上することは歓迎ですが、その分我々に求められることも高度になっていることを意識していきたいですね!

    いつも素敵な応援ありがとうございます!



  • 今の時代って、本当に情報だらけだと思います。それを自分で選び取る能力が必要なんでしょうね。
    絶えず入ってくる情報の中でどうやって自分を保ってられるかが肝要なのだと思いました。

    作者からの返信

    むかし、ストラスブールでフォアグラ農場を見学した際、ひたすら太るためだけに管でつながれたカモを見ました。カヴァージュ(強制餌付)というそうですが、差し詰め情報飽食の時代を生きる我々も似たようなものですね。
    毎日新聞から、ネットから、スマホから、太い管でどんどん情報という高カロリーが流し込まれてきます。民主的であることを前提とすると、情報にフィルターをかける我々側に責任があると認めざるを得ません。上手に付き合わないと、心を病むので💦


    問題提起したいのは、病的なまでに情報を追っている我々が、どこで「時代遅れ」に陥ってしまうのかということです。
     失敗したり駄目だった理由は、深掘りして数枚にわたるレポートを仕上げますが、上手くいっていたり成功した要因については自重的になりがちです。もっとシンプルに良い事を称え合い、「何か喜ばしいことはないか?」と探すような世の中になれば、とささやかに願ったりもします。


    我々は知っているようで、根本的には何も理解できていません。世の中の動きも、そして人の心も。だからこそ、それを色々な角度から切り込んで繰り返し語る為にも「本」があるのではないかと思うのです。

    コメントありがとうございました。

  • 私も世事に疎いというか情報が偏った人間なので耳が痛いです。ネットは情報の即時性が高い分デマも多いですからね。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます!
    だいぶ冷え込みが厳しくなってきましたね。
    大みそかまで半月を切りました。どうかご自愛のほどを。

    さて、本作で登場する馬喰横山という街ですが、
    今年の1月から勤務場所としている街になります。
    少し歩けば浅草橋があり、東京駅まで数駅という立地にありながら、
    とかくさびれた街で、薄汚れた喫茶店ぐらいしかありません。
    すぐ近くにある東京スカイツリーが一人だけ頑張っているのが見えますが、
    明かりもほとんどない問屋街を突き抜ける姿は何とも異様です。


    なぜ人や町は時代に取り残されてしまうのか。
    私もどちらかといえばその立場なので、自戒を込めてまとめてみました。
    世のうつろいが早いこともありますが、結局は興味なのかなと思います。

    ただ偏りがよくないかというと必ずしもそうではなく、
    自分に関係ない情報を無意識にシャットしてしまう姿勢かなと思います。
    人とお話しする機会が増えて痛感しているところですが、
    興味のない話し(例えばスポーツとか、異業種の話し)などをされた時、
    相槌ちを打ちつつ、完全に耳が閉じてしまっている自分に気付きます。

    話者のトーク力にも問題がある場合もありますが、
    興味がないので質問すら浮かばないという状況が多々あります。
    世に「聞き上手」とでもいうのでしょうが、うまい人がいるもので、
    それは「相手を気持ちよくさせよう」とかそういうテクニックではなく、
    興味を持って聞けている人がうらやましくてたまらないです。

    ここ(ネット小説の世界)では非常に冗舌な私ですが、
    実生活ではかなりの引っ込み思案で、3人以上人が集まると、
    どのタイミングで会話にはいったらいいか分からず、
    終始黙って2時間の飲み会を過ごしていることがほとんどです。
    元来ショービジネスを生業としてきましたが、
    正味なわたしは、本当に不器用者ですよ💦

    今回ご紹介した本には、「不透明を当たり前として備えよ」とありました。
    要するに「知ろうとするな。感じて考えろ」ということなのでしょう。
    不安定で感傷的な毎日を、つい知識武装でやり抜こうとしてしまいますが、
    おっしゃるようにネットは簡便な分、ウラ取りのない情報が多いですね。

    私も先々は不安です。
    何が正しいのか自信をもって答えられないです。
    そんな中こうして考えを交換できる出会いがあることが嬉しいです。
    これからもよろしくお願いします!





  • 編集済

    「60分4,000円コース」への応援コメント

    色んなマッサージ師がいるんですね。
    爪はちょっと怖い(((;゚Д゚))))感染症の心配など考えてしまいます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    そっか、感染症は気が付きませんでした。
    まあ、地肌に直接爪を喰いこまされたわけじゃないので問題ないと思いますが、
    やはり少なくとも「人の体を触る」ということについて、客から指摘されるのではなく、もう少し神経を配ってほしいですね💦

    それなりに散在して、自分なりに優良店を探した方だと思いますが、
    私は完全にHSP体質なので、文句も言えず、じっと耐え忍んできました。
    その死闘を今回独白させていただきました。

    紙面の都合上書ききれませんでしたが、他にもまだまだいますよ。
    他の方のコメントで紹介しましたが、「妖怪針ババア」というのがいます。
    この人は整体師兼鍼灸師らしいのですが、どちらかというと針押しで、
    私が渋っていると、「怖いんでしょ?」とけしかけてきました。
    「チョンって感じだし、ぜーーんぜん痛くないんだから!」と、
    まるで注射を嫌がる子供を諭すようにいうと、
    こちらがうつぶせになっていることをいいことに、勝手に私の肩に1本刺し、「ホラ!気付かなかったでしょ?」と言ってきました。

    痛いか痛くないかじゃなく、この人が信頼できないからであって、
    思い上がりもいいところだと内心毒づきました。

    他にも施術中に恋愛相談(出会い系で知り合ったカノジョとの色々)をしてくるヤツとか、
    こちらが本気で痛がっているのに、「う~ん、ココは痛いと思うよ~。つらいよねぇ?」と何のプレイかわからないことをしてくるヤツとか…。

    マッサージの技術の前に、接客とは何かをもう一度真剣に考えてほしいと思います。

    改めまして、コメントありがとうございました!




  • 編集済

    「60分4,000円コース」への応援コメント

    マッサージは台湾に行った時に受けたくらいですが、興味深く拝読しました。ダメな施術者がことごとく男性なのがアレですね。男性の方が客からのクレームが届きづらいのでしょうか(商店街で500円で施術している方は恐らくは正規の料金だと客離れが早いから自ずと安くしていた感じもありますが)。

    追記
    詳細な説明どうもありがとうございます。保険や施術師の契約形態など初めて知りました。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございました。
    整体師業界もなかなか闇が深く、彼らは個人事業主として業務委託契約を会社と結んでいます。従業員ではなく、間借りして施術をしているというスタンスなので、会社側としては例えば接客評価などをする必要もありません。もちろん最低限の接客ルールなどはあるでしょうが、従業員の応対品質向上などについて会社側は特に面倒を見る義務がないというのが実情です。

    紙面の都合上割愛したエピソードもあります。「針ばあさん」というのもいました。初老の方で、やたらに鍼灸を勧められました。「針はちょっと…」と渋っていると、「怖いんでしょ?全然痛くないんだから!」とまるで注射を嫌がる子供を諭すかのようなことを言いだし、あげくに私がうつぶせになっていることをいいことに勝手に1本私の肩に針を打ち、「ね、気付かなかったでしょ?」という人もいました。

    ただね、男性の施術者というのはよくよく気を付けなければなりません。特に客が女性の場合、体を触る以上ちょっとしたことで誤解を生みやすいからです。細かいことですが、足を揉んでもらっている時、素手で揉み始めたオッサンがいました。普通はタオルを一枚かけてその上からふくらはぎやかかとを揉んでもらうものですが、彼は素手で私の素足を揉み始めました。さすがに男も私でも気持ち悪かったです。今通っているお店は固定ですが、指名なしで入って彼をあてがわれるのがイヤなので、わざわざ指名料を払って、信頼できる人を予約している次第です。

    商店街の500円整体は、本来は違法です。単なるマッサージは保険適用外です。月に1回ぐらいなら黙認されますが、あまりにも頻繁に通うと、健保組合から通知がきます。「事故後遺症の治療」名目で、実質的にマッサージを受けられるというのは本来マズいことなのです。
    そこの店長以外はまじめで一生懸命な人たちだったので、罪意識を持ちつつ応援していたのですが…。ある日気付いたら空き店舗になってました。すべては、あの仙人のせいです(笑)

  • 「60分4,000円コース」への応援コメント

    揉み返し仙人は、イタイなぁ…_(:3 」∠)_
    ソフト整体を経験してから、ゴリゴリマッサージが受けらなくなった汀なので、めっちゃお気持ちわかります。゚(゚´Д`゚)゚。
    爪痕のケンジ…めっちゃ笑ってしまいました〜\(//∇//)\

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!ちょっとアダルトな体験記を期待させるようなタイトルでゴメンなさい。我ながら姑息だなと反省しております💦

    揉み返しはツラいですよね。でも私は重度な肩こりなので、”ソフト”整体と聞くと、「ソフトすぎやしないかしら?」と食わず嫌いになってます。とにかく背中も肩もゴリゴリ鳴るぐらい凝ってしまっている時は、「たのむ!滅茶苦茶にしてくれ!もっとギュッと押しつぶしてくれぇ!」と妙な心持になっていることもありますが、やっぱり過ぎてしまいますね💦だいたい次の日は、アンメルツとかを背中に塗りたくって「一体俺は何をしたかったのか?」と鈍い痛みに目を閉じて過ごします。

    月に一回のご褒美とはいえ、大枚をはたくつもりもなく、結局そこそこレベルしか体験がありません。60分に1万円とか払ったらどうなんだろう?。でも結局刹那的なんでしょうね。その時はうっとりするのかもしれませんが、やはり日頃から座りっぱなしだったりスマホ中毒だったりするので、そこまでお金をかけたところでたかが知れているというか、勿体なくなってしまいます。
    指圧仙人や鼻水二郎、爪痕のケンジも恐ろしいですが、他にも変な人はたくさんいます。タイ古式マッサージがいいと聞き、新橋の雑居ビルに入ったことがありました。薄暗い受付で待っているとパンティーとブラジャーだけのが出てきて、裸足で逃げ出した夜もありました。他にも明らかにLGBD系が出てきた時も半べそかきました。そういうのは否定こそしませんが、やっぱり体を触られると防犯意識が働いてしまいます💦(元ゲイ人の楽しんごさんは、六本木で『癒しんご』という整体マッサージ店を出して好評だったとか)。

    色々夜の街で泣いてきたのです。ほんのちょっと、ほんのちょっとの贅沢を気兼ねなく楽しみたいものですね!
    コメントありがとうございました!

  • 乾パンへの応援コメント

    拝読してから改めて我が家の非常袋を確認しました。靴箱の下ですが、他の靴やら何やらに埋もれていました。

    大人の観点で読むと、お母様は「乾パンとはいえいつまでも置いていると悪くなる」と懸念して食べたのもありそうですね。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます!
    幸か不幸か地震列島なので、定期的に非常袋を確認するサイクルがあるのですが、水や非常食はそれでも賞味期限があることを見落としがちですね。心理的にも普段から目に付くところに置きたくないので、何となく隅に追いやりがちですが、定期的なチェックはしていきたいですね!

    今回は幼少期の思い出を小噺風に仕立てました。今はあの時の母親の逆ギレについて吹き出してしまいますが、当時は結構ハッとさせられました。
    私の両親は50枚ぐらいオブラートに包んでいえば、そろって「不器用な人」なんです。「ごめんね」とか「申し訳なかった」の類はまず言えない。よって勢いあまって大リーグ級の逆ギレを打ち上げます。

     友人が関西土産に買ってくれた「どん兵衛 関西だし風味」を平らげたうえで、「体に悪いからお前の代わりに食べてやった」とか、合宿で数日留守にしている間に大事なコレクションを捨て、「勉強の邪魔になると思ったから捨てておいた」などと平然という親でした。
    こうして文字にすると恨み節のようになってしまいますが、僕はだいぶ早い段階でそんな親の生態をお笑いとして描写しており、今もなるべく距離を置くことで自分を守っているところがあります。

     子どもが参加してもらってきた非常食用乾パンを食べてしまった以上、10歳相手にもはやお得意の逆ギレでしか返せなかったことについて、何等か思っていてほしいなとは思います。よき反面教師にはなってくれました(笑)

    ともあれ防災。
    大きな地震があるたびに「そろそろ南海トラフがやばいんじゃないか」とひそひそ広まりますが、有事においてはまず自分自身がしっかりしていないとたとえ子供や親であっても助けられないですからね。そうならないためのシミュレーションは検討する価値があると思います。

    改めましてコメントいただきありがとうございました!


  • 乾パンへの応援コメント

    「地震がきます」ってスマホが警鐘してから僅か五秒。五秒の間にいつもあわあわしちゃいますよね(T . T)
    乾パン、食べれば美味しい(しかしつい先日、乾パンかと思い、福岡の堅パンなるものをいただき、歯が折れるかと思うほどの衝撃をうけました。)ですが、お母さま…。
    全部食べちゃったら、開き直らずにこっそり補充しておいて欲しかったかもです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました!
    あのスマホの警告音って、地震が来るとかそういう話しではなく、精神的に一気に不安にさせる音ですよね。何かメンタルに直接来るというか、平時でも聞きたくないアラームですよね💦私は今回柳刃包丁を持ったままあたふたしてました。まったくお恥ずかしい42歳です。

    福岡の堅パンは初耳です。そんな恐ろしい食べ物があるんですね!
    乾パンの出来事は今でもたまに思い出し笑いしてしまいます。
    逆ギレ選手権なるものがあるとすれば、僕の中ではかなりいいところまで行くんじゃないかと密かに思っています。
    乾パンのことで色々想像を巡らせて泣いていたことを母は知りませんが、さすがに非常食をおやつ代わりにしてしまったことについて、逆ギレで逃げるしかなかったのだろうなとほくそ笑みます。

    これからも面白い話題を提供できればと思います。
    今後ともよろしくお願いいたします!


  • 編集済

    乾パンへの応援コメント

    アスカさんは純粋な小学四年生だったんですね。乾パンの大切さをそこまで理解していたとは。お母さん…(´;Д;`)アヤマッテ

    作者からの返信

    お楽しみいただきありがとうございます!
    非常食って興味を引きますが、実際の有事を想像することってあまりないですよね。多感な少年だったのか、「そういう時は親って子供を優先するんだろうな」と想像していたら、途方もなく悲しくなってしまったのを覚えています。いや、当時の自分をほめてやりたいぐらいです(笑)
    それを逆ギレで返してきた母親も、中途半端なワルじゃないですよね(笑)
    「菓子箱の菓子がいつまでもあると思うな!」
    これ、ある意味教科書に乗せたい名言ですよね(笑)
    ま、そのぉ。これを機にもう一度防災のあり方を見直すのもありかと思います。
    コメントありがとうございました!

  • コロナ体験記への応援コメント

    大変だったとは思いますが、ご回復されて良かったです。味覚障害、早くよくなるといいですね。こういったお話は身近に罹患者がいない者にとっては大変参考になります。病気より何より十分な医療体制の取れてないことが怖いのだと思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    東京ではご存知のように一日で5000人単位で感染者が増えています。
    棒グラフもまだピークを迎えておらず、まだまだこれからだと思います。

    私もこの1年半、周りでコロナになったという人を聞いたことがありません。
    作中にも書きましたが、「やることをきちんと守っていればかからないだろう」と高をくくっていました。実際そうなのかもしれません。それが徹底できていなかったからスキを突かれたのでしょうが、これから芸能人と一部の重症者だけの問題ではなく、インフルエンザ流行時と同じような勢いになると思います。

    病床数やワクチンの数など、騒がれて久しいと思いますが、
    いまだに拡充できずにいます。かかってしまってからそこに文句を付けても遅く、どうすることもできないままになります。
    救える命が救えないという現実が起こっており、ほとんど戦時中と同じ感覚です。

    まずはかからないことが先ですが、政治屋にはいつまでも金ペダリストと写真など撮ってないで、しっかりとやるべきことをやってほしいですね!

    コメントありがとうございました!

  • コロナ体験記への応援コメント

    「崖下からいくら手を伸ばしても、投下されるロープの数は圧倒的に少ない」
    。゚(゚´Д`゚)゚。
    お辛かったと思います。
    毎日のTwitterで、そのご無事を確認できてホッとしていましたが。
    それでも、少しづつ回復の兆しが見え、さらにホッとしております。
    ステキな職場の方のケーキと、同じ誕生日のワンちゃんと。
    良き一年の過ごされますように、祈念いたします。
    あまり無理なさらずに、ゆっくりと養生くださいませ。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます!
    そしてお互いにハッピーバースデーでございました!
    新しい一年もたくさんの収穫に恵まれますようお祈りしております!

    まだまだ戦いは続いており、ゆっくりと回復に向けて整えつつあります。
    好きなところに行けて、好きなものが食べられて、というのがいかに幸せか。
    私たちは忘れてしまいがちです。
    これからも我慢が強いられると思いますが、生きていればいつかは、と思います。

    今回コロナにかかって初めて分かったことが多かったです。
    やっぱり当事者にならないと頭に入ってこないことはあります。
    少しでも皆さんのご参考にしていただければと思いコラムにまとめました。

    これからも精進を続けていきます!
    共に頑張りましょう!

  • コロナ体験記への応援コメント

    twitterでの病状報告は見ていましたが、そこに書ききれなかった部分が壮絶ですね
    高熱、幻覚、頭痛…更に味覚障害
    味がしないだけかと思ってましたが、慣れ親しんだ食べ物から全く違う味がするというのは辛い!

    それに、医療機関へのアクセス
    東京は爆発的に感染者数が増えていますが、もしかしたらアクセス出来ずに自宅で耐えている方もいるかも…

    まだ苦しい中、貴重な体験談を記していただき、誠にありがとうございます
    くれぐれもお大事に
    わたしも今以上に気をつけて生活しようと思います

    作者からの返信

    コメントありがとうございました。
    またこの度はご心配をおかけし申し訳ございませんでした。

    何とか平熱に戻りましたが、いまだに寒気や倦怠感が残っています。
    そして何よりツラいのが味覚障害です。

    今コーラを飲みながらお返事を書かせていただいておりますが、
    説明しようのない酷い味です。まさしく体に悪いものの味!

    食べるという行為そのものに心理的な抵抗を覚えるようになっています。
    無理に食べると吐き気になって跳ね返ってきてしまうため、
    このまま拒食症気味になりそうなら、専門医を訪ねなければなりません。

    そうしたコロナそのものの恐ろしさよりも、
    今回当事者になったことによっていかに社会が崩壊しているのかを目の当たりにしました。
    あまりコロナ関連ニュースを真剣に見てきませんでした。
    ですが実態は想像以上で、誰も助けてくれません。
    自分の身は自分で守らなければならない。
    当たり前と言えばそれまでなのですが、改めて気を引き締めていきたいと思いました。

    コメントありがとうございました

  • 確かに精神衛生は大切ですよね!!私も書いている時に色々考えて集中出来ない時があります💦

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます!今後ともよろしくお願いいたします。

    20代の頃おこなっていた一人旅を基にした小説を連載しており、昨年末にようやく完結させることができました。執筆には2年を要しましたが、プロット→執筆→修正というサイクルを回しながら、週に2本アップしていくのはなかなか大変でした。

    なかでも最も工夫したのが「精神衛生を保つ」ということで、そのために意図的に色々なものから逃げた2年間でもありました。どうしても避けようのない部分もありますが、たとえば暗いニュースとかは秒速で消しましたし、愚痴や他者への攻撃ばかりしているサイトやツイートもできる限り見ないように気を遣いました。

    さらにその2年間はなるべく楽しいことも避けました。心を揺さぶるような映画や音楽もなるべく遠ざけ、とにかく精神状態が一定であるように常に気を遣っていました。

    その時の気持ちの高ぶりで描いたとしても、そのテンションを保って長編を編むことはできません。後で見直した時、やはりその時々の凸凹が気になってしまうからです。

    もともとは執筆のための取り組みでしたが、近頃はそうした姿勢が保てるようになりました。自分をあえて追い込むようなことも辞めましたし、不衛生な人間関係もどんどん片付けていいということを学びました。


    村上春樹さんが、「長編は体力勝負だ」ということをある新聞に書いていらっしゃいましたが、常に平静でいることの大切さを執筆活動を通じて学んだ気がしました。

    これからもよろしくお願いいたします!

  • 才能への応援コメント

    「才能とは運である」って思うことがあります。

    どれほどのものを持っていても、どれほどの継続をしていても、落とし穴のすべてを踏み抜かないと通れない人もいますし、そうでなくてもあれよあれよという間に、という方もいます。
    なんて不条理なんだ、と思います。

    戦闘機のパイロットも、乱数機動を超え、最後の土壇場で操縦桿を生き残れる方に倒せるやつが強いというのを聞きましたが、これも運なんでしょうね。

    運というものが、神にどれほど愛されているかというバロメータであるとしたら、逆に救いがないなどとも思うのです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    最後の最後は運なんでしょうね。そう考えると、芽吹く前にコロナ禍に押しつぶされてしまったアーティストたちも「運がなかった」といえるかもしれません。ただ、そう嘆く若者たちと接していく中で、どうしても「運がなかった、才能がなかった」と安易に言ってほしくないという気持ちもあります。

    本当にできうる努力をし、正しく積み上げてきたのか。
    「運がない、才能がない」という言葉で簡単に締めくくっていないか、と感じるのです。

    どんなに努力しても神様が微笑まないことはあると思います。世の中には”なんでこんなものが”というものが高評価を得ていたりしますので、良質でさえあれば評価されるとも思いません。
    このコロナ禍において、たしかに経験を積める現場はなくなってしまいました。ただそうだとしても”自分にできることが何もない”わけではない。
    「現場がないから練習したり、新しいことを学んでも意味がない」という代わりに、「自分には才能がなかった」と格好つけるのは違うなと感じてしまいます。

    若い世代には、簡単に格好いい言葉で締めくくらないでほしいと、オジサンは思うのです(笑)

  • 旅へのアクセスへの応援コメント

    沢木耕太郎氏、大好きです。

    敗れざる者たち、王の闇から入りました。

    どこか硬質な文章、アスカさまの文とも共通していて、共に大好きです。

    作者からの返信

    ご高覧ありがとうございます。

    『深夜特急』以外の沢木作品が出てくるとはさすがたと思います!
    とても私などは及ばないですが、さすが元新聞記者だけに、
    ともすれば素っ気ないけど、写実的な描き方は好きです。

    バックパッカーブームには共通点が見えてきます。
    はじめはベトナム戦争終結後の70年代後半で、ヒッピーブームとかぶります。
    次が沢木氏が旅した80年代中期で、東西冷戦終結へと向かっていきます。
    そして私が旅した2000年前後の日本は、バブル崩壊後からの立ち直りとアジア通貨危機などが重なった時期で、超就職氷河期といわれる時代でもありました。結果9.11以降ふたたびバックパッカーブームは収束していくのですが、圧雲のようにのしかかる不安を突き抜けたいとする若者の思いが海外へと駆り立てているのかなと思います。

    コロナ後の世の中に再びバックパッカーブームが起こるのかわかりませんが、にわかに期待しています。

    コメントありがとうございました!

  • 才能への応援コメント

    私は観客の立場でしかありませんが、今のこの状況は個人の資質ではなく社会全体の問題だと思います。

    作者からの返信

    ご覧いただきましてありがとうございます。
    平素より作家活動だけでなく、パフォーマーとしても応援していただきとても感謝しております。

    「コロナに負けるな!」と一部の芸人仲間は頑張っているようですが、正直ちょっと痛々しささえ感じます。”しばらくはそういうことはできない”と認めてしまったほうがよほど楽ではないか、と薄情な私は思ったりもしますが、芸人としての意地をかけて戦い続けている若い奴らもいます。

    コロナ以前より、マジックに寄りかかった人生設計はどうなのかと思っていました。収入もそうですし、 芸人としての生き方にとらわれ過ぎるのも違うと感じていました。

    人を集めることから歓迎されない今において、高いポテンシャルと才能を持ち合わせた若手がどんどん去っていくのを見ているのはさすがにツラいです。私たち芸人だけでなく、一刻も早く状況が好転してほしいですね。

    励ましのメッセージありがとうございました!これからも頑張っていきます!

  • 知ったかぶりへの応援コメント

    花の名前は難しいですね。
    私もつい最近になってマツバギクをマツバボタンと取り違えて覚えていたことを知りました。

    作者からの返信

    その節はありがとうございました💦
    料理に使うハーブ類ならすぐにあの料理にはよいだのいろいろ言えるのですが、
    お花の方はどうも(汗)。つい足を止めてしまうほどよき香りだったので、つい浮かれたことを書いてしまいましたが、ご指摘を頂くまで気付きませんでした。久しぶりの痛い出来事でした(笑)

     花と言えば――。川端康成の『化粧の天使達』という短編に、「別れる男に花の名を一つ教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」という一節がありますが、あれはウソに違いないと思います。それは毎年その花を見たら俺のことを思い出してくれよ、という袖にされた男たちの願望であって、もしも私がマツバギクなら、過去たちはを見るたび”怠け者”という花言葉を思い出して冷笑することでしょう。

     コメントありがとうございました。

  • 知ったかぶりへの応援コメント

    純正に笑ってしまったけど、私も就職したての時、エラい勘違いをしてオジサマ方を笑わせた経験があり😅
    思い出してキャーとなった汀の土曜日の夜。

    作者からの返信

    いつも素敵な応援ありがとうございます!活動を続けていくうえで非常に支えになっています!今後ともよろしくお願いいたします!

     本項は4月から始めたコラムでして、当初は”言いたいことをいえるスペース”としてもっぱら自分のストレス発散場所としてスタートいたしました。ただ案外と「読んだよ~」というお話を頂いており、大事に育てていこうかなと思っております。やはりどちらかと言えば煮詰めたような話よりも、軽い笑いのお話しのほうが人気のようで、今回もそんな薬と笑えるものを書いたつもりでしたが、やっぱり会長のくだりには悪意がこもってしまいました💦

     職場ではよく”聞くは一時の恥”、知らぬは一生の恥”と言って「何でも聞いてくださいよ」と推奨していますが、この年齢になってくると「マジか!?」という質問を受けることがありますね。
     先日も新入社員に、「年次有給全部使ってどこで休もうか悩んでます」というガチ目の質問を受け、返答に困ってしまいました💦

     会社にいて疑問なのは、「新入社員のうちは何を聞いても許されるけれど、」というヤツで、41のオッサンになっても知らないものは知らないもんです。スマホの使い方とか人並みだと思いますが、わからなければすぐ20代つかまえて「教えて~」と甘えます。何だか中年になったら「知らないでは済まない」みたいな風潮ってよくないですよね。だからこそ「知ったかぶり犯」がこの年代から急増するんだと思います。

     汀さんは就職したての頃どんな勘違いをしてしまったのでしょう?すごく興味津々です(笑)
     コメントありがとうございました!

  • SNS 芸人へのアンチテーゼへの応援コメント

    応援してます^ー^

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!これからも頑張って投稿していきます。よろしくお願いいたします。

  • 異文化交流への応援コメント

    応援してます^ー^

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!これからも頑張って投稿していきます。よろしくお願いいたします。

  • 着陸への応援コメント

    うわぁ……サスペンスドラマみたいな話が現実にあるんですね。外野から見ている分には面白いけど、渦中は泥沼という…

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    う~ん、おっしゃる通り外から見ていると「全員お下劣ですわね…」などと言えますが、仮に私が渦中の人間だとすると、「オレが引き下がればアイツの天下になるではないか!」という気持ちも出てくると思います。カネの問題だけではなく、複雑に絡み合ったものがあると思うんです。でもそんなエネルギー使いたくないですね。戦い続けるのも相当だと思いますよ。

    叔父の死から半年近く経ちましたが、いまだにこんな感じです。やはり元凶は叔父なのかなと思います。それだけ叔父自身が強欲な人だったし、分け与えてこなかった生涯だったので、残された者たちもそのエネルギーに影響されています。

    負け惜しみではなく、あまりにも残し過ぎるというのも考え物だなと思いました。

    お読みいただきありがとうございました!

  • 着陸への応援コメント

    叔父様ご本人より周りが嫌な感じですね。大金が絡むとそうなるんでしょうね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました!
    これは実話でして、相続権でかすりもしない我が家としては楽しいエンターテイメントで済んでいますが、叔父の死後すでに半年近くたちましたが、泥沼戦争は少しも落ち着く気配がありません。「そのうち死人が出るんじゃないか?」と父などはのびやかなことを言っていますが、さもありなんという気配です。

    先だって紀州のドンファン暗殺容疑者が逮捕されましたが、この娯楽ニュースを聞いてまず浮かんだのは叔父の顔でした。あそこまでの艶福家ではなかったですが、愛人の子というのも登場しておりなかなか複雑です。

    確かに周囲もすごいですが、やはり元凶は叔父です。叔父が周りを変えてしまった。イギリスのことわざに”持っているものが、自分を束縛する”という意のものがありますが、叔父自身だけでなく、それにまつわる全員が束縛されています。他人事ですが、もし私もこの戦争の当事者だったら、目の色変えていたと思います。やはり着陸時の重量オーバーは、残された者にとって災いですね。

    いつも応援ありがとうございます!

  • ドリーム・ハラスメントへの応援コメント

    ドリームハラスメント、初めて聞きました( ゚ ω ゚ ) ! ! 夢を持てば「できやしない」とスポイルされ、今度は夢を持てという訳ですか。大人達の都合の良い夢を。ひどい話ですね。もっと肩の力を抜いて好きに生きていける世の中がいいと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    これは著者が作った造語ですが、見事に現代社会の迎合主義を表現していると思います。あらゆる世代における自信のなさを指摘していると共に、”夢”という一字の持つ魔法の強さを改めて感じさせます。

    「夢を持とう」というスローガンを子供に向けた時、それは”現実的な職業選択をしなさい”という意味になると著書は指摘しています。芸能人になる、作家になる、マジシャンになるじゃダメなんです。なぜなら、大人はそこへのロードマップを具体的に示すことができないからなんです。

    夢というものは極めて個人的な部分です。本来は他人に明かすようなものではありません。それを無理やり作らせ、極端に言えば型にはめた人間を作り出す。それが作為的ではないか、というのが本書の掲げるクエスチョンなのです。実に見事な社会観察だと思いました。

    子どもに限らず、我々は絶えず不安をあおられ続けています。特に昨今のコロナにおいてはいまだに見通しが立っていません。明確に自己を把握し、日々内省を積み重ねていけば、他人に”夢を持て”と煽られなくとも自信をもって生きられるはずです。

    そんな現代人のもろさを再確認させてくれた一冊となりました。

  • テロリストN澤の鳩時計への応援コメント

    小説にも同じ事が言えますね。自分で面白い、みんなを喜ばせるんだ!と思った演出が空振りするなんて、よくあることだと思います。とっても悲しいことですが…

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    良かれと思ってが仇となったり、届けようとした気持ちが完全に空ぶったり、当事者としては言い訳の一つもしたくなりますが、僕はそれでも誰かに何かを届けようとする人が大好きです。みんなその一歩が出せず、結果的に誰かを傷付けてしまうことを恐れて何もできない人が多いんですから!

    N澤の行いが”テロ”呼ばわりされた原因は、きわめて自分中心の発想だったからです。20年ぶりに集まったわけでお互い募る話もあってグラスを打ち鳴らしているわけですから、そんな場所で商魂を出した彼に非があります。もちろん売れたらいいなだけではなく、彼は中1以降みんなと共有する思い出もないため必死だったんだと思います。いろんな意味でどうにか注目を集めておきたいという想いを見透かされた結果、名前の前に”テロリスト”などという不名誉を付けられることになりました。

    N澤本人にとっては、おのれの未熟さを思い知る恥ずかしい思い出になったと思いますが、僕はそれを喜劇だと思っています。彼のゲス根性はさておき、それでも「子供たちも大勢来るから喜ぶと思って」と言っていたのは本心だと思います。たしかに20台以上の鳩時計が一斉に動く瞬間、見たいと思いませんか?結果あまりの騒音に罵声が返ってきたというだけで、彼なりにみんなを喜ばそうとしたのは事実だと思います。


    小説について構成やキャラクターなど様々な技術において講義なさっている方々をTwitter上でも見受けますが、結局人は技術で動かされるものではないと思います。どうにか笑わせたい!どうにか泣かせたい!そういう試行錯誤の先に奇跡的なヒットがあると信じています。命続く限り(今は切にそう思う!)、読者の方々に物語をお届けしていきたいと思います。

    これからもよろしくお願い致します!

  • SNS 芸人へのアンチテーゼへの応援コメント

    マジシャンのことは知らないことが多いのでコメントは控えますが、一般に芸能人というのはテレビというある意味現実を性格に表現しきれない空間だからこそ輝いていた要素があったような気がします。

    昔のアイドルはとても輝いて見えましたが、今見るとそれはそういう風に見えるように演出した技術と努力が肝だったのではと思うことしばしばです。

    光の当たるところで魅力的であることがアイドルや芸能人の使命かと思います。
    逆に昔はプライベートを見せず、また暗黙の裡にそれに触れない空気がありました。

    でも、その距離感が現代の倫理と技術の進歩で無きに等しい状態になった。
    そういう意味では先輩たちも時代に取り残された犠牲者なのかもしれません。

    でも、いままで+補正がかかった人生だったのでほとんどの人は同情しないでしょうけど・・・

    でも、どこに光を当てても輝く魅力的な人はそんな時代でも人々の心に希望の灯をともすことが出来ると思うので、応援したいと思います。
    長文失礼しました。

    作者からの返信

    ご高覧ありがとうございます。

    昨今はスマホとアプリがあれば、誰もが発信者になれる時代になりました。
    インフラの優位性が落ち、誰でも安易に”作品”を発信できる時代になりました。結果として、情報の価値も下落しました。

    我々が投資と実践の中で磨いてあがめてきた”技術力”なるものも、今やyoutuberの広告として日々消費されています。そうした潮流について個人的に思うことはありますが、技術革新とはそういう破壊の中で育っていくものなのだろうと思っています。


    昭和的なスター性というものは、博物館の中にしまわれようとしています。なんでも一般倫理で裁くのはどうかと個人的には思いますが、ただ時代がどう変わろうと、どんなに新しい技術がもてはやされようと、やはり自分の進む道の価値を高める存在こそプロです。

    昨今様々な方が芸人を名乗っています。我々の業界においては、種明かしはタブーですが、それをあえて犯すことでチャンネル登録者数を稼いでいる者もいますし、SNSでのマナーも分からず発言を繰り返す自称ご意見番もいます。これはマジック界に限った話ではありませんが、いずれにせよやはり門外漢から見れば醜態でしかありません。

    私自身も、マジシャンの燕尾服にあこがれてこの世界に入りました。20年近くになりますが、いまだに「はじめてマジシャンの方にお会いしました!」という声をたくさんいただきます。例えば私が歌手で、どうしようもなく下手で下品なパフォーマーだったとしても、お客様は歌手全体を嫌いにはならないでしょう。すでに名曲も知っていますし、たまたま今日会った歌手はひどかった、という評価で終わるはずです。ただマジシャンは会う機会も少ないため、私のふるまいがひどければ、「マジシャンってなんか嫌なだな」という評価になってしまいかねないのです。
    SNSも含め、様々な露出機会がありますが、先輩後輩たちには今一度その意識を持ってほしいと常々思っていました。はっきりいえば、その意識がない者はどれほど技術があろうと素人なのです。

    今マジシャンを主人公にした作品を書いています。その中でも思うことをつづっていこうと思いますので、よろしければお楽しみに!

    素敵なコメントありがとうございました!

  • SNS 芸人へのアンチテーゼへの応援コメント

    SNSって色々ありますよね……ツイッターでもマウンティング行為ありますよ。人と上手くつきあっていくのは本当に難しいと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございました!

    今回はなかなか毒のあるアップとなってしまいましたが、本職であるマジシャンとして見た昨今について思うことを綴ってみました。

    わりと執筆関係の方はおとなしい方が多いように思っています(もちろん中には常識の線引きすら曖昧な方もいるとは思いますが…)。ただマジシャンや大道芸人の中には、より過激に前面に出ることばかり考えている人間も多く、そこに他人をおもんばかる精神など感じられない人もいます。

    SNSの気軽さには、見えない危険が潜んでいると感じています。芸能人においてはちょっとした便乗の結果、根本的な知性すら疑われる事例は枚挙にいとまがありませんね。たいした真意はないと思いますが、いちど味噌が付いてしまうと、いくら投稿を削除しようと、ネット社会の歴史に汚点として刻まれてしまいますからね。

    今回主にはこの業界の諸先輩方に対して、はばかりながら苦言を呈したつもりです。賢いなと思う先輩はそもそもSNSをやっていません。ごく仲間内だけのアカウントはあるものの、パブリックな部分は意図的に触らないようにしているようです。
    「せめて格好よくいてくださいよ、先輩!」という溢れんばかりの気持ちを込めて書きました。良くも悪くもSNSもひとつのショーです。常にだれかが発言をチェックしています。あまりにも粗野なことをいっていると、「生活荒れてるな…」と見られてしまう。私などは発言力などまるでないので問題にされませんが、それでも細心の注意を払ってSNSと付き合っています。

    なかなかコロナで本業ができず、今は勤め人をしていますが、いつかは素敵なショーをまたお届けしたいものです!これからもよろしくお願いいたします!

  • SNS 芸人へのアンチテーゼへの応援コメント

    私も最初は滞在先のホテルでステージを拝見して、その後Google検索してTwitterでのアカウントや御作を見つけたので、SNSがなければこうしてやり取りすることは出来ませんでした。

    それはさておき、パフォーマー、特にマジシャンのようなジャンルは「秘すれば花」という面があるので第三者の目にも難しいですね。

    作者からの返信

    ご高覧ありがとうございます。
    そうですね、吾妻さんとのご縁はまさにSNSでした。その際は娘さんにもお手伝い頂き、またご興味を持っていただき大変嬉しく思います。その縁あって、文芸の世界にて吾妻さんより刺激を頂いています。この縁に深く感謝しております!これからもこのご縁を大切にしていきます。

    さて、今回はやや書きたいことが多すぎていささかピンボケ感が出てしまいましたが、SNS上における同業者のふるまいはどうよ、というテーマを取り上げたつもりです。
    マジシャンや大道芸人という個人事業主において、依頼に繋がるあらゆる努力をしたいという気持ちは理解できます。私も正直に言えば、本好きが集まるバーやカフェでの営業を狙って作品投降を始めました。ただ少々程度の問題を超えてしまっているパフォーマーがいることも事実です。


    コロナ下においては、私ごときにも「映像コラボしませんか?」というお誘いが何通も来ています。たしかに我々舞台表現者においては、そもそも人を集めること自体が否定されており、多くは切実な状況に陥っています。
    ただし、私たちだけが被害者というわけではないこの状況下で、必死になって「笑顔は大事です!」と宣伝活動に燃え、果てはクラウドファンディングで「僕らを助けてください!」と世間の慈悲にすがっている姿を見ると、業界全体を挙げて社会的弱者を演出しているようで嫌な気分になります。

    私はパフォーマーの本質を知っているつもりです。震災後の東北に日本中から芸人が集まりました。「みなさ~ん、下を向いていても仕方がありません!もっと笑って上を向いていきましょう!」と声を張り上げている大道芸人どもを見た時、己を激しく恥じました。
    まずそんな空気ではないんです。家族や友人と音信不通になっている人、昨日までの当り前ががれきの山となった人など、生きる希望を失っている街へ大した被害もなかった首都圏や関西からわんさと芸人が集まり、その日のブログにこう書くわけです。「希望を失いかけた人々にボランティアで笑顔を届けてまいりました!」と。その厚顔無恥というか、偽善というか、頭の悪さというかで、赤面して帰って来たのを覚えています。己の見栄のためなら、他人の不幸を踏み台にしてまで前に出ようとする。とくに投げ銭で生きているようなパフォーマーにこういう傾向は強いですが、芸人としての道徳はないのか、と長年苦々しく思ってきました。

    昨今においては、食うに困ってyoutuberとして平気で種明かしをする者も現れています。私はこの業界の審判人でもないので、他人の言質をとやかく言う資格はありませんが、いずれにせよマジシャンとしての最大の仕事は、お客様を驚かすことではなく、”なんかマジックっていいよね”と、マジシャンという仕事についてあこがれを持ってもらうことだと思います。たしかにそれだけでは食っていけませんが、SNSという気軽さの中で怠惰な姿や品格を疑うようなふるまいをすべきではないと思います。

    なかなかマジックのお仕事は再開できず今は勤め人ですが、いずれまた磨き続けたものをお届けてきたらと思っています!頑張りますね!

  • タイトルを見てピンと来ました。心の均衡を保つのが一番難しい気がします。興味深く拝読します。

    作者からの返信

    気付いていただき嬉しいです!
    先日拙作へのコメントを頂いた際、「ブエノスアイレス見ました」というお返事をさせていただきましたが、それです。ウォン・カーワイ作品は一応チェックしてますが、説明が足りなかったり、ぼんやり見れるような作品は少ないですね。追って見た「ブエノスアイレス摂氏零度」でやっと見えてきた作品でした。
    ただ分からないのは、ウォン・カーワイが「春光乍漏」というタイトルに込めた想いです。しかも本来は”乍泄”なのをあえて”漏”にしたのもよくわかりません。汲み取らなければ多いことが多く、私には難しすぎる映画でした。

     さて、今回は心の在り様について思うまま書いてみました。私もHSPで、打たれ弱く、気疲れしやすいタイプです。禅寺に通ったり、サプリを取り入れたり、色々やってみましたが、今のところ瞑想が合っているようです。
     執筆活動をしてよかったと思えることは、生活リズムが改善したことです。僕は夜はダメな人間なので、思い切って朝方に変えました。執筆のため毎朝5時に起きるようになりました。それからよいものを書き続けるため、きちんと自分を守るようになりました。戦わないし、不快をさけ、また過度な喜びや快楽も避けるようにしました。言葉の選び方ひとつにも心模様は出てしまうので、とにかく常に平静でいられるよう気を遣いました。
     功罪もあると思いますが、自分を守る具体的なやり方については、長期連載を抱えなければ編み出せなかったかと思います。

     これからも思うことなどこの『春光乍泄』にどんどん流していこうと思います。よろしくお願いいたします。

  • こんにちは。
    雑念というものは創作にとっての敵ですね。心を無にする。そういう努力は必要だと思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    結局のところ、心の姿勢いかんなんだなと思います。イライラが残っていたり、心が波状になっていると資料も頭に入ってこないですし、創作していても気付けば手が止まっています。

    昔、村上春樹氏だったと思いますが、「長編小説はとにかく体力」とある雑誌に書かれていました。たしかに体力は必要だと思いますが、精神状態は気合だけではどうにもならない。

    とにかく怒らないように、悲しまないように、そして喜び過ぎないようにということを意識していました。最初の頃はそれが分からず、とにかくガムシャラに書いていましたが、仕上がりを見るとやはり質が均一ではないんですね。妙に浮いた言葉ばかりだったり、あるいは極端に感傷的だったり。一定期間放置して読み返してみると、まるで性格破綻者が書いたもののようで恥ずかしくなってしまいました。以後、とにかく心を一定にすることを心掛けるようになり、生活リズムも朝方に変えました。

    私の場合、マインドフルネスという瞑想が効果的でしたが、それぞれ合ったやり方があると思いますので、是非探求されてみてはと思います。


    改めまして、コメントありがとうございました!