企画から参りました。
全てを理解している自信はないのですが、全体を見回してみると、戦慄が走ります。
明子も智昭も、両者ともに、意識が……。
このお話は、マスターが主人公のシリーズ化しても面白そうだと勝手に思ってしまいました。
個人的には、おそらくブルーノートとかけていらっしゃる、半音ずれていた、二人のズレの表現が素晴らしいと思いました。
最初は意味が分からなくて読み返し、そして、その仕掛けに、おお……!と驚きました。
すごい、の一言に尽きます。
面白かったです!
こんにちは、えーきちです。
あやふやなでありながら、しっかりとした描写を楽しみつつ、わからない、何がわからないんだろうと思って、この結末ですか。
これはまたすごい物語ですね。
しかも直接的描写ではないところがまたいい。
面白かったです。
素敵な物語をありがとうございました!
これはすごいですね! 全体像が見えてから読み返すと、細かな仕掛けに『ふおおぉ……!』となります。
いや、怖いし切ないし、しびれました。素晴らしかったです。
死者が立ち寄るカフェでよろしいのでしょうか?
私の読解力ではこの辺が限界かも。
緻密な描写であるが真意がわかりづら、なかなか腑に落ちなかったのです。
失礼しました。
企画から来ました。
解説も読んできました。うおお、成る程ー、と。
クリームつけちゃって可愛いな、ウフフ、みたいなことかと思っていたのに、実はそんな風に思ってたんですね、智明。確かにいつまでも甘い雰囲気のままってわけにはいきませんしね(もちろんいつまでも甘い方々もいるのでしょうが)。
> 二人の間に流れている音楽は、私たちは、どうしようもなく、そして決定的に、半音ずれていたのだ。
この半音ずれている、という表現が好きです。なんていうか、ただずれていただけ、っていう。それぞれの人生がずれたまま進んでいたんだな、って。
企画から来ました。
解説を読んで、やっと理解できました。なるほど、だからフィーネなんですね。
彼に振られて全てにやる気を無くした明子。
一途だから一緒に堕ちて欲しいのか。
一途だからこそ、相手に幸せになって欲しいのか。
深く考えさせられる作品でした。
特別なカフェなんですね。解説も読んでまいりました。ははー!
プロットから、ここまで想像を広げて完成させる発想力と腕がすごいですね。
全体がかっこよくて、もの悲しくて、でもオシャレで。ジャズってかんじです(あほっぽいコメント)
解説なしの感想は、私の読解力だとすこし「?」となってしまいました。ラストに明子がどうなったのかはわかったんですけど……細かい部分が拾えてなくて。でも、わかってから、後半から最後にかけての文章を読むと、興奮しますね(笑)素晴らしかったです。
こんにちは。企画から来ました薮坂です。
少ない語彙で申し訳ないのですが、ものすごくブルージーなお話だと思いました。これぞ短編小説といいますか、多くを語らないところが非常にカッコいい。
そう、このお話はカッコいいと形容するのか相応しいと思いました。
このカフェがまたいいですよね。一人のためだけに開けるお店、煙草の残り香で、もしかしたら先に智昭も来ていたのかも知れない。ここがとても好きです。
どうしようもなくズレていたんですね。あぁ、カッコいい。ビターな物語は大好きです。
色々書いてしまいましたが、とてもカッコいいお話でした。素晴らしいです!
企画から来ました。
ああ、いいですねー。ものすごいリアルな感傷にひたれました。マイルスデイヴィスの渋さが物語に色と匂いを加えてるかに思えます。
ブルーノートの使い方もものすごく上手だと思います。ずれが半音じゃなくてクォーターならさらに良かったかも。
いやあ、この短時間でこの完成度は素晴らしい。お見事でした。
此度ご参加ありがとうございます。
素晴らしい!!!! 素直に感動しました。
文章はとても丁寧で、読者への配慮が十分にされています。読みやすく、ストレスを感じません。
またお話の構成も良いと思いました。
まずカフェの前評判があって、入ってからの風景があり、そしてそのカフェのスタイルがあり。
一番初めの問いが
・「思い出の曲はありますか?」
ずるいですね! やられた、と思いました。このお店でのオーダーはそういうことか、と。
そしてマイルスのバラードを持ってくる。BGMとして流してながら作品を拝読しましたが、彼女にとって甘くも苦い思い出が、そのサウンドに宿っているようでした。
そしてこのフレーズ。
・においは思い出を刺激する。
・音楽も、味も、風景も、手触りも。すべての感覚は記憶につながる。
カフェという空間で、思い出を五感と共に味わう。表現と感性が素晴らしいです。
そしてブルーノートという音楽的解釈に、二人の歯車がいつのまにか合わなくなってしまったという表現が入っているのがまた素晴らしいです。
・ベッドから彼の後頭部を眺めていると、なんだかドラマでも見ているような非現実感が私を包み込んだ。
こういう何気ない情景描写に、二人の構図まで含まれていているのもうまいなぁと。
・帰る家があってよかった、と初めて思った。
これもとても良い一文だと思います。
シリーズものにできそうなクオリティだと思います。それほどカフェの設定が見事。筆致も味わい深く、やさしくも寂しげな文体に、所々に身を刺すようなフレーズ。
筆致企画につき重箱の隅をつつきますと、
縦組み読みで拝読しましたので、その関係で「空行の有無」が少々気に
なりました。
例えば、
・この曲は、智昭が好きだった曲だ。
そして私は、智昭が好きだった。
この2フレーズはコールアンドレスポンスしていて、本作のコアに触れる最初のフレーズですよね。
もうこれだけを強調したいくらいですが、文脈から空行を入れなかったのだろうなとも思います。やりすぎはNGですが、逆に他の部分で空行を控えてここで使う、という手段もあるのかな、と思いました(わざとらしすぎるのがお好みに合わなそうな気もしますが)
それくらいしか具体的な指摘は思いつきそうにないです……すみません。
とかく、素晴らしい作品に出会えたように思います。特別なブレンドと、あのミュートトランペットの嘆きを余韻に、私もかつての思い出を振り返ってみたいと思います。
此度、ご参加、誠にありがとうございました!
最高だな! と思いました。台詞!
>でも。でも、僕は明子のことをずっとこうやってやさしい目で見守ってあげる自信がない。クリームをつけてかわいいな、じゃなくて、だらしないな、と思ってしまう。眠くなって終電を逃して、疲れさせちゃったな、じゃなくて、全くもう、って、呆れてしまう。
この台詞すごいなと。
二人の関係性もですが、この主人公も適度にだらしないというか、普通の女性なんだなっていうのがはっきり印象付けられますよね。
予定調和でなく、素晴らしいストーリーテリング。大好きです、こういう感じ。
仕事クビになっちゃったりとか、あっさり開いてあるけれどなかなか強烈なエピソードですよね。
しかし最後から二行目がわからなかったのです…道路で眠ってしまったのでしょうか? 無粋な質問をすみません。
曲もいいですね。今聴いています。初めての曲です。
企画から来ました。
智昭の好みが、いつの間にか習慣になっている。
など、自分の大事な記憶を思い出させてくれるような、すてきな描写がたくさんですね。恋の始まりも終わりもリアリティがあり、魅力的な文体で綴られていて、すばらしかったです。
最後の一文で「え?」と思ってしまい、他の方のコメントも読みつつ、また最初から読んでみたのですが、わからなかったです。読解力がない我が身が恨めしい。解説をお願いするのは野暮ですよね。日を改めてまた読んでみます。