第4話 入学式Ⅱ

朝白咲学園

春の陽気が心地よい日にアリス・ソフィアは東京のとある別荘にいた。

「姉様そろそろ学園に行きますわよ」

「分かってる。」

「「行ってきまーす」」

2人は声を揃えて出ていった。影に護衛を潜めて……その正体はシャドウウルフ、異世界では神話級のモンスターだ。倒すのは勇者しか倒せない化物た。シャドウウルフは前世より使える2人の使い魔だ。

しばらく歩き学園の門をくぐると、先生達に迎えられた。

「王女殿下おはようございます」

「「おはよう」」

そう挨拶して先生に案内される。それを見て周りがざわつく。

(なぁ、あの2人ってあの校長がぺこぺこ頭を下げるほどの人物なのか?)

(俺知らなーい)

(新入生かな?)

(そうたろ俺たちとは違う色だしな)

(しかも可愛い)

「あなた達さっさっとじゅんしなさーい」

「「「「はーい」」」」

入学式が始まり名前点呼の時が来た。

「1番アリス・フォン・イリス様」

「はい」

「2番ソフィア・フォン・イリス様」

「はい」

ザワザワ

(先生達が敬称つけたぞ)

(確かに)

(ねえ、あんた達親の話し聞いてなかった?)

(どしーたレーナ)

(あの御二方は王女殿下だよ)

(まじかどこの国だ?)

(イリス王国だよ、そして2人は魔法師団団長よ)

(魔法があるのか?イリスには?)

(イリスは転移国家よ)

(転移国家だと)

(イリスはね、突如100年前にヨーロッパ中央にできた国で冒険者ギルドもあるみたい私もギルドカード持ってるし)

(行ったことあるのか?レーナ)

(行ったも何もそこの国出身よ私は転移する前の)

話しているうちに入学式は終わっていた。

もう1人の主人公レーナは2人とは前世で会っていた。

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