第42話 サキュバスとの夜Ⅱ

 僕たちは母さんが作った野菜スープとパスタ、という夕食をとった。

 パスタはペペロンチーノで唐辛子とにんにくがきいていて、とても美味しかった。

 僕と父さんが好きな味付けだ。

 

 明日、朝になったら八雲神社にむかうことになった。

 僕は久しぶりに自室のベッドで休むことにした。

 陽美に眠りにつかされてから二週間以上だ。かなり久しぶりだった。


 なつかしい自室のベッドでうとうとしているとQがドアをそっと開けて入ってきた。

「どうした?」

 僕は訊いた。

 訊いたが、だいたい目的はわかっている。

 僕は彼女の目的に少し期待していた。

 「あのさ、明日にそなえてエネルギーを補給したいんだけど……」

 照れながら、Qは言った。

 まだ照れるんだ。

 かわいいところがあるな。

「エネルギーって?」

 僕は意地悪く訊いた。

「サキュバスのエネルギー源ってきまってるんじゃない。あんた主人マスターだからわかってるでしょう」

 ちょっと怒りながら、QはTシャツを脱いだ。

 ぽろりと勢いよくQの特大おっぱいが飛び出た。

 まじまじと眺めるとその張りといい、艶といい実にすばらしい。

 おもわずごくりと生唾を飲んだ。

 Qのおっぱいを見ただけで、僕の下半身のものはむくむくと反応しだした。

「わかったよ」

 僕はQの主人マスターだから、彼女の望みを叶えなければいけない。


 Qは僕の下着に手をかけると勢いよくずらした。

 僕の固くなりつつある陰茎をQはうっとりと眺めた。

「なんだ、あんたもやる気まんまんじゃない」

 そう言い、Qはそっと手で握りしめた。

 手で握られただけでもえもいわれぬ快感が僕の体を包んだ。

 これは気持ちいい。

 Qは僕のものを握るしめると、リズミカルにしごきだした。

 Qが手でしごく度に僕のものは固くなっていく。

 やがて先端から透明の液体がにじみだしてきた。

 Qは指にまとわりつくそれをべろりと舌で舐めとった。

「うん、美味しいわ」

 と小声で言った。

 Qは両親に気づかれないように気をつかってくれているようだ。


 Qは人並みはずれたその特大おっぱいに僕の陰茎をこすりつけた。

 その際もしごくのをやめない。

 深い深い肉の谷間で僕のものを咥え、挟み込む。

 マシュマロのような柔らかな肉が僕のものを包む。

 これはすごい。

 とんでもない快感だ。

 これがサキュバスの肉がもたらす快感か。

 くせになりそうだ。

 ありあまる肉に包まれ、僕は絶頂をむかえようとしていた。

 このばかでかいおっぱいに自分の精液をだしたい。

 僕は汚れた欲望を頭にえがいた。

 そしてそれを実行に移そうしている。

「い、いくよ」

 小声で僕は言った。

「うん、いいよ。おっぱいに出してちょうだい。男の子はそうするのが好きなんでしょう。熱いのいっぱいちょうだい」

 その言葉を言うとさらにQは指に力をいれ、激しくしごいていく。

 僕はついにその刺激に耐えきれず、Qの巨乳に欲望の白い液体を吐き出した。

 どくどくと体液が吐き出される度に快感が襲い続ける。

「はあはあはあ……」

 思わず、僕は声を出してしまった。

 どろどろになった巨乳に手をあて、Qは流れる粘液をすくいとった。

 Qは胸についたその精液を大事に手ですくい、全てを舐めとった。

 ごくりと飲み込む。

 そして力を失いつつある僕のものを口に咥えるとまだわずかに残っている精液を吸いとった。

 くすぐったいような何ともいわれない気持ちよさだ。

 すべてを飲み干すとQは口を離した。


「ありがとう、これで明日は何があっても大丈夫ね」

 とQは言った。


 僕は心地よい疲労の中、ベッドに横になった。

 Qは僕の頭をその特大おっぱいに押しあて眠りについた。

 僕たちは抱き合いながら、深いねむりについた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る