第18話 人でなしの者
教室の隙間から見える異様な光景に僕たちは驚愕せざるおえなかった。
教室中に響き渡るような音量で葉子さんは叫び声にも似た喘ぎ声をあげていた。
体育用のマットに仰向けに寝転がり、葉子さんは白い足を大きく開き、その男のそそり立つものを受け入れていた。
その股を広げた体勢は解剖前の蛙を連想させた。
葉子さんの上にまたがる男の姿は異様であり、気味の悪いものであった。
その男の顔は醜悪な豚そのものであり、体格は非常に肉付きがよく、筋肉の上に脂肪がのっており。プロレスラーのような立派な体格であった。
視界の右上に浮かぶマップの赤い点滅とその豚男はきれいに重なっていた。
ということは葉子さんを犯している豚男がアンデッドということだろうか。
だが、この豚男は今まであったゾンビたちとは違い生命力にとんでいるように見えた。
豚男はそそり立つ、子供の腕ほどはある下半身の一部分を葉子さんの体内に深く深く侵入し、腰を乱暴に激しく動かした。
「あんっあんっあんっあんっ」
豚男が腰をふるのに合わせて葉子さんは悲鳴にも近い喘ぎ声をあげていた。
「気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい。いくいくいっちゃういっちゃう!!」
その声から察するに葉子さんは何度も絶頂に達しているようだった。
その声を聞いた豚男はにやりと下品きわまりない笑いを浮かべた。
長い舌を出し、葉子さんのふっくらとふくらんだ乳房と乳首をていねいに舐めた。
乳首をなめられた葉子さんはよほど気持ちよかったのか、背中を大きくのけ反らせた。
何度もびくびくと背中を反らしている。
「そら、行くぞ!!」
豚男は言った。
葉子さんの白い腹部をつかみ、完全に固定した。
その爪が腹部にくいこみ、赤い血が流れた。
僕は夢野久美の顔をちらりと見た。
そのおぞましい光景を見ていた夢野久美は両手で口許を押さえていた。
僕たちはその声が誰のものか理解した。
それは田沼の声だった。
「よし、良い子だ。たっぷりと中にだしてやるからな」
ぶひぶひと低い声で笑いながら、豚男こと田沼は言った。
「お願い、いっぱい中にだして」
葉子さんは懇願していた。
一段と腰の動きは激しくなり、ついに豚男も絶頂に達したようだ。
ぴたりと動きがとまり、葉子さんの下腹部をがっちりと押さえ込んだ。
どくどくと豚男は自分の精液を葉子さんの体内に流し込んでいた。
大量の精液は股の間から溢れだし、白い滝となって流れ出した。
「くはああっ」
射精と同時に豚男は気持ち良さそうな声をあげた。
なおもだらだらと豚男は精液を流し込んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます